大河の一滴

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(2154)オープンアップグループ/東証PR/サービス(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2044円(人々は、急に山を登ろうとしたらしくじったので今度はゆっくり取り掛かっている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
2154 オープンアップグループ 東証PR/サービス 1876.01 2025/06予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1930 160/8.29% 4.4%/18年 15.74 2.42
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
18.49%/18年 21.67%/18年 23.14%/17年 15.39% 8.9%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
788/18年 -193/18年 595/18年 33.08/18年 10.79%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1165.66 731.99 62.8% 3.67% 57.77%

 今日は分析。10バガーテーマのイベントがあった中で、個人的にエクセルを作って行けうる条件を計算した中で10年10バガー行く条件が14%成長率のものを3倍のPERになると9.2年で10倍とありますが、銘柄スカウターでその条件を満たしうる過去5年成長率営業増益率15%かつPER相対水準30%以下のもの(対象101銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。2024/9/29データ抽出。オープンアップグループ。元夢真、ビーネックス。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年09月30日取得。

これの企画ですね。

10バガー定量条件考察 - 大河の一滴

 

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」

2021年ビーネックスグループと夢真HDが合併。2023年夢真ビーネックスグループから商号変更でオープンアップ。

機電領域、IT領域、建設領域、海外領域でエンジニア派遣を主とした人材サービス・業務請負で要するに人材派遣。

いろいろ合体してこうなったみたい。

オープンアップグループが選ばれる理由 - 株式会社オープンアップグループ

 

 

セグメント。

(銘柄スカウターから)

工場系派遣が主力ですね。

労働集約代表ってことで、原価率は高め。そして販管費も下がる感じもなくやはり人を集め仕事を取って拡大し続けられるか?になってきそう。

(IRBankから)

従業員。勿論増えてると。一人当たりはなんだかんだ安定的でこのへんでも雇ってなんぼ。

(IRBankから)

同業比較。

銘柄スカウターで技術者派遣・工場・軽作業請負25社で、10年成長率利益率ROIC、PERでフィルタ、成長率でソート。

人材派遣残部じゃないけど、主に工場系でなにげに成長実績首位。ここらは10バガーの風格で、さらに狙うならこの再現するかどうか?ですね。一方利益率は低めにでてます。薄利多売のスタイルとは言えます。付加価値も低いとなりそう。

同業ではあとはUTGとかフルキャストがあたりもバランス優秀そうなのでこの辺も確認してもいいかもです。

(銘柄スカウターから)

 

そういう感じですが、業績。長期・・特に2014年以降くらいはかなりの高成長で来てますね。上記の通りここ10年なら25%ほど。

◯◯バガー達成計算表.xlsx - Google スプレッドシート

それで上記のテンプレで計算すると、比較この会社はPERが高いので、そうですね。PER24ほどで1.5倍はあるかもしれないとして、そうすると10年で複利20%でれば10倍に到達するとして。

そうなると・・以下のものが20%ペースで進むか?が一つの基準にできそうです。

過去の実績は以下。

売上成長率18.49%/18年

EPS成長率 21.67%/18年

BPS成長率23.14%/17年

平均ROEはもうちょっと低く出ますが2014年以降は20%程度以上、2022年以降は15%前後とペースダウンするところあるので、少々年20%はしんどいかも・・ってところはありますが、過去のペースが再現すれば可能性はあると。

BPSなど。2021年は合併などあるので飾り。上記のとおりに以降は合併以前より低ROE化しているので、ちょいしんどいかも。ROE水準の年14%と見ると10年で10倍はPER3倍程度、PER40後半くらいなので、派遣系の相当な盛り上がりなどがあればワンちゃんかもですがオープンアップの過去をみてもちょいしんどいかなと。PER30くらいならあります。

そんな感じで・・ちょい業績再加速ないと10年10倍はしんどいかなという印象ですが、実際にはこれまで成長を続け、そして目先も好調で通過はそうなります。

通期決算。

説明会資料 - 株式会社オープンアップグループ

増収は15%前後ですが、利益では20%超えもあり、計画の進捗も上振れ感ありでいまだ好調ではないでしょうか。

各KPIは良化してるもの交代してるものありますが、全体としては一進一退ですが上記のように成長にはなるし、やっぱり総合順調じゃないですかね。

あとは環境も。エンジニア不足。派遣業全体には追い風じゃないですかね。正社で囲い込む流れがくるやもしれませんが。現状未経験者まで取ろうという流れはあまりないみたいです。

他にもいろいろあるので、資料でもみてください。

今期1Qまだ。計画は増収増益ですね。ほんとに10年10バガー狙うなら成長率的に物足りない。まあでも普通に高成長といえるレベル。できるかは知らない。

 

財務

実は利益剰余金マイナス。

(IRBankから)

2021年でマイナスにっておもったけど、会計処理上のものっぽく。合併とかIFRSとかもありここらちょっとややこしいというかよくわからん。

まあ、業績黒字で利益剰余金も回復してて配当もでてるとかで問題はないと見ていいかな。

前期末

総資産1165億、非流動657億でのれん510億で有形固定17億。ほぼ有形固定なくのれんがたっぷり。

流動507億で現金215億営業債権等247億。

負債432億は小さくないけど、有利子負債はほぼなく、大きいのは未払人件費162億その他金融負債53億で以外に財務内容はいいですね。

大きなのれんをどうみるか。業績傾くと大きな減損とかも飛んできてやべえとかなるかもしれない。あとIFRSきらい。

 

CF

営業CFは、でてますね。段階的に増えてる感。
投資はないのでFCF出てて、それが投資などもほぼないので、財務でリース債務とか還元しながら現金貯める方向。

増配傾向、配当性向50%目標みたいですよ?増配傾向。増益傾向ですからね。自社株買いも入っててこのへんは結構還元熱心だしそれを支えるCFの筋の良さはあると。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて跳ね返されまたあげ
週足であげ
日足でさげて盛り返すなどもいれてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。

まずは、高値安値なら2009年16円から2018年2620円で10バガーどことか100倍してるという一つの長期株高事例となりますね。

それでずっと上昇で2620円までいくも以降はコロナ412円まで下がりそこから盛り返す展開でまだ2018年高値まで戻してないくらいで2018年まで順調で以降調整でコロナ以降は比較堅調というよくあるパターン。コロナ以降の順調を続けられるか?2620円を破り上昇を続けられるか?が焦点になりそうで、ここからさらに10バガーとするならこれらは越えなきゃけないハードルとはなりますね。

とりあずコロナ以降は月足レベルはその方向。この傾向が続くのを測りながらでしょうか。いろいろ2024年8月ショック安値1588が基準になりそう。ここらをみながら月足2426越え、2018年2620越えを狙うと。その先というかそれを繰り返し続けられるならいつかは10バガーもあると。


ファンダ的には、人材派遣。夢真とビーネックスの合体体型。長期に高成長というか業界トップ成長率っぽい。特に2014年以降は急成長と言える推移で、目先もおおよそ成長できてる。とはいえ過去ほどの高成長はきつくなってきてるかな?感はあり。もっともまだ高成長の部類で、普通に順調ではないか?とは。

派遣業としては、薄利で多売のスタイルっぽく、顧客の事業環境にはとても影響が受けそうな。そういう意味では怖くなるときは怖いやつで、そういう展開にならないようにお祈りする必要はありそうな。

CFは投資も要らずFCFがでるやつ。現状負債返済と還元に回ってるけど、いうほど有利子負債などもなく、余裕がもっと増えそうな買収とか大型自社株買いがくるのもそんな不思議でもなく。財務は余計なものあまりなさそう。のれんくらい。のれんが巨大。このへんをIFRSであるのもふまえてどうみるか。

総合的には好調な派遣。好環境が続くなら結構楽しいかもね。後退来るととても怖いかもしれない。現状は好環境にあると思われる。同業ものきなみ好業績っぽいし。

評価。

PER16のPBR2.4ほど。10年10バガーは10年功環境が続いてそして10年後にも製造業大活況くらいならあるかも。そうじゃないとしんどいかも。お金あるので買収とかで成長率加速とかはあるかもね。まあ可能性はあると思います。少なめ。まあ当たるよりははるかに外す可能性高いと思って。

あとはシクリカルな派遣業とみると評価高めに思えるところ。その意味であまり今派遣業後退するような警戒はされてないようには。警戒されるとコロナにPER5以下とかもあるので、警戒されると強いドローダウンもあるやつ。その意味で長期もつのは・・特に主力ではしんどいやつかも。警戒でPER半分以下にされるし、実際に業績交代したら超悲惨なことになりうる条件は揃ってるようにも。正直あるシナリオになるならあぶないやつ。だからこそ、よく転ぶと10倍もあり得るようにもみえるというか10倍はかなりいいシナリオが進んでもちょいしんどいと思うけど。

あとは10倍はわからないけど配当利回りも悪くないし、好環境続くのをお祈りしながら持つと良い結果にはなっても不思議はなさそう。悪いシナリオだと死ぬ代わりに。

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2154

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2154

IRBANK:https://irbank.net/2154

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないです。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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