投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
岐阜造園とその他
株価
2034円(人々は、停滞を乗り越え先に進み始めている。)
チョイス理由とバブルチャート
今週は比較。2024/9/20に気になったものとかリクエストあったものとか拾って比較します。つまりきになったもの。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年09月27日取得。岐阜造園。建設系の造園企業。比較にオフィス系の園芸のユニバーサル園芸と花き(かき:観賞の用に供される植物みたいです)卸の大田花き。ゲストに岐阜県仲間の大垣共立銀行
昨日のフィットイージーもそうですが、岐阜造園も投資系イベントに出店してて、業績も好調で説明者の熱を感じてブースがわりと盛況だった印象をうけたものを拾った感じですね。それで岐阜造園。業績いいけどCAGRでは微妙なところ。ユニバーサル園芸がいかにも伸びてる感のある推移で、でかくて足踏みしてるのが大垣で小さいのに交代してるのが大田花き。
各企業の数字とそれをみての所感
コード | 1438 | 6061 | 7555 | 8361 |
---|---|---|---|---|
企業名 | 岐阜造園 | ユニバーサル園芸社 | 大田花き | 大垣共立銀行 |
市場/業種 | 東証ST/建設 | 東証ST/サービス | 東証ST/卸売 | 東証PR/銀行 |
時価総額(億) | 65.69 | 192.96 | 41.53 | 765.11 |
株価 | 2034 | 3840 | 755 | 1829 |
決算期 | 2024/09予 | 2025/06予 | 2025/03予 | 2024/03 |
予想売上(億) | 52.3 | 206.1 | 37.7 | 1341.4 |
予想営業利益(億)/利益率 | 4.94/9.45% | 27/13.1% | 2.12/5.63% | #VALUE! |
長期平均営業利益率/年 | 7.62%/10年 | 13.67%/14年 | 0.78%/18年 | 1.65%/17年 |
売上成長率(年複利/期間) | 3.1%/10年 | 16%/14年 | -10.6%/18年 | 0.6%/17年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 9%/10年 | 16.1%/14年 | 1.2%/18年 | 1%/17年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 12.3%/9年 | 8.9%/13年 | 0.9%/17年 | 2.2%/16年 |
長期営業CF(億)/年 | 26.19/10年 | 127.92/14年 | 73.16/18年 | 127.92/18年 |
長期投資CF(億)/年 | -11.35/10年 | -63.01/14年 | -58.08/18年 | -955.88/18年 |
長期平均FCF(億/年)/年 | 1.48/10年 | 4.64/14年 | 0.84/18年 | 338.32/18年 |
PER | 19.51 | 10.03 | 18.92 | 10.88 |
PBR | 1.73 | 1.48 | 0.77 | 0.23 |
ROE | 8.9% | 14.8% | 4.1% | 2.1% |
平均ROE/年 | 10.6%/10年 | 10.61%/14年 | 3%/18年 | 3.33%/18年 |
ROA | 7.1% | 11.6% | 2.2% | 0.1% |
配当利回り(%) | 1.47 | 0.65 | 1.59 | 3.83 |
配当性向 | 28.8% | 6.5% | 30.1% | 41.6% |
総資産(億) | 46.95 | 153.19 | 92.37 | 66513.05 |
自己資本比率(%) | 75.1 | 78.5 | 54.6 | 5 |
メモ | あげ | あげあ | 停滞蓄財できず | 微蓄財 |
岐阜造園(1438)
業績
造園緑化工事会社。
HPが地方企業というか二部的。
緑多めの建設が得意で、事例も緑多めでわりとモダンな雰囲気のものが多く、最近の流行にマッチしてるようには。
結構長い歴史で、庭師からの系統で、現状上場企業では唯一の造園系企業。
2027年で創業100年だそうです。
それでわりと最近の緑も多めのモダンな建築の需要に答える唯一の上場企業ということで目先勢いついているという感じはありそうです。
説明資料。
住宅と公共商業施設系。
地球を救えるかもしれないそうです。調子乗ってんな感はあるけど、調子に乗るくらい調子に乗ってるとも。
マンパワーが強みだそうです。岐阜造園アカデミーとかつくって教育にも力入れてそう。こことは関係なさそう。設立時期的に岐阜造園アカデミーは2022年設立でそこは2004開校なので。
雰囲気的に地方企業というか体質が今どきよりちょい昔感は感じたりはするんですが、時流にのって、唯一の専業上場として勢いある感はいたします。
仕事多そうで、実際にいい仕事を選べるようになってきてる感じはあります。
あとは資料は会社HPにないですが、ここあたりも。2024年2Qの決算説明。
目先好調で創業100年に向けてなのか、積水ハウスとの連携や関東で事業拡大拠点確保など海外進出など拡大意欲を見せている感じ。
岐阜造園(1438)の財務情報ならログミーFinance 岐阜造園、造園への社会的需要の高まりを受け、2Q売上高・各利益は修正予算を大幅に上回り、過去最高値で着地 - ログミーファイナンス
そんな感じで近年は伸びる傾向もあると。
・・・ではあるんだけど、利益率跳ねるとしてるのは今期計画で、上場からの赤字はないものの成長性で抜けてるか?ならそうでもなくCAGRで 3.1%/10年程度。
ROEなど。上場以前の含むとBPS成長率12.3%/9年となかなかも、2016年から計算すると3.83%/7年と並程度以下、ROEも二桁には届かないかなくらいで、ちょい目先好調かなくらいのほどほどかほどほど以下の建設くらいでしょうか。
そういう感じで、投資イベントで熱量あり決算資料も強気な感じもあり創業100年を控え施策が飛んでる感じで、環境も追い風ある中でこれから・・・という感じで勢いが出てる感じでしょうか。
3Qまで増収+0.8%、増益+31.8%。過去からは利益はノッてる感ありますね。増収はほどほど。「受注状況に関しては、大手住宅メーカーとの業務提携による協力関係のさらなる強化を図り、受注案件の大型化や共同プロジェクトの増加に繋がっており、また関東地区を中心に大規模な都市開発案件や商業施設の緑化案件等の受注が増加するなど、順調に推移」とかいってるので順調だとは思いますけど。
もろもろ環境追い風っぽくなって会社もやる気と勢いある感じにもみえるけど、現状伸びてなくもないけど大きく伸びたり抜けたROEなどを示しているわけではない・・くらいな印象。このへんをこれからとみるか、この程度かとみるかとかでしょうか。
財務
蓄財が進んでいる感。財務もいいですね。
(IRBankから)
前期末47億ほど。有形固定13.9億。定期的に増やしてきてるね。流動29億で現金19億
手形類9億とかが主。
負債11億ほど。負債まとめて現金以下に有利子負債なら2億ちょい。
建設であるのも踏まえると非常に財務いいですね。長期にあまりリスク取って来なかったんだろうとは思うところ。
CF
営業CFはでてる。それで投資するとFCFマイナスになるようなところありますね。投資を賄うほどの営業CFは出ない。となると拡大期にはCFが渋くなりそうな。
それで基本堅実に稼いで財務を維持してきたのがこれまでで、そこからアクセルを踏もうとしてるのが今となりそうな。
風を掴み大海原を駆けるのか風を掴みそこね遭難でもしてしまうのか?みたいな局面かもしれません。株価というか投資家の評価的には風を掴むというみてたされてそうですね。
還元は利益なみな感ある。
(銘柄スカウターから)
ユニバーサル園芸社(6061)
業績
雰囲気で流します。比較だし。
決算資料。
造園もしてるけどレンタルとか販売も。セグメント内比率は不明。本体はレンタルとなりそうなのでレンタル中心でしょうか。
世界一になりたいみたい。事業譲受や買収もチラチラ。上記もたくさん会社ありますし。
業績。伸びてる。CAGR16%/14年は結構なペースだと思う。利益率も下がってないこともないけど増益できてるし。
ROEなど。近年は15%程度までと年々高くなってる感。RPS成長率で16.1%/14年はかなりの実績。BPSでも9%くらい。それで買収とかもしてるのでレバレッジもありそうだけどROAも二桁でいうほど財務も悪くなさそう。
と、普通に成長性も収益性も高めでめっぽう優秀だなとは。
それで前期普通に増収増益で今期も増収増益計画。
1Qまだ。あと優待拡大きてるね。
財務
有利子負債ほぼないね。
(IRBankから)
目先通期有形固定29億ほど増えてるけど、固定比率は低め。無形は22億。前期前で4億で小さめなところから増えてきて、有形固定に追いついてきてますね。
あとは現金43億で負債まとめて32億で現金以下。
問題ないとしか。大きくなった無形あたりは懸念はあるやもだけど、今から心配するの・・ってところもありますし。
CF
常に近くFCF出てる。目先は糖質嫁で現金減ってますね。FCFはプラスですが。
自社株買いしてますね。還元性向低め。還元利回りでみると2%ないくらいなので、基本還元渋め。
増配よりは自社株買いでさばく選択してそうですね。
(銘柄スカウターから)
大田花き(7555)
業績
花きの卸売会社、国内最大手。
花の卸ですね。端的に。
2022年は、会計基準変更。利益レベルでは長期にあまりかわらずいかにも停滞。2008年
以降から見るとゆるく後退感もあるかも。他にも会計基準変更前で利益率1%以下あたりで卸としても薄利。
BPS成長率 0.9%/17年で平均ROEも3%ほどで、普通に蓄財もままならない低ROE薄利停滞企業。
1Qで売上下方きてますね。1Q自体も渋い推移。1Qですが。とりあえず過去の傾向が変わる感じでもないとはなりそう。
財務
BPS増えないけど、有利子負債は減らしてて質的改善はしてますね。
(IRBankから)
まあ中身はいいでしょ。あまり興味ないという理由で。
CF
営業CFでだいたいプラスで2016,2017で大きな投資以降は営業CF増えてるような気もするので、投資して良かったねという感じでしょうか。
PLはやBPSなどにはあまり出てないですが良化自体はしてそうなところはありますね。だからどうした?とも思わなくもないですが。
還元利益並感。
日足週足月足の値動き判断
月足で階段状に上げてきてる感
週足でよこよこからあげ
日足でもみあいっぽいけどいちおうあげ
確認。
評価・売買判断
岐阜造園(1438)
テクニカル的には、月足みるとヨコヨコから目先伸びてきてる確変系にも見えるけど年足。上場2016年から陽線おおめで上昇トレンド。
それで目先2290は上場最高値。長期上昇なのが目先勢いつけて高値取ってきたかんじで、勢いあるといえばありますね。ただ勢いありすぎるともみれるので調整も入るとみるべきでそれはどこなのかどこまでいくのか、来たらどうするかあたりを考える感じでしょうか。
いろいろショック安値1602が基準になりそうですが、ほかは2023年安値1328とか。このへんみながら2290越え上昇継続を測る感じで。
ファンダ的には、造園専業。上場企業唯一。創業100年を目前にやる気になってきてる感はある。目先も業績上向いている感じもありで、会社などのIR担当者?なども強気な感じでいかにも勢いが出てきてる感ありで、近年の環境の良い建設などの需要もありそうで、いかにも伸びそうな要素はあったりはするのですが、現状としては足踏みに近い建設が業績ちょい上向いてきてるくらいで、成長率や収益性などまだ凡庸のレベル。CFは出るけど投資をすればFCFが怪しいくらいのもので、長期に投資を抑え財務を維持してた来た感もあり本質的には停滞蓄財。それが目先前のめりになった先をどうみるか?でしょうか。雰囲気的には良さそうですがさて。
評価。
PER20のPBR1.7ほど。建設と見ると評価高めではないか。PERでもPBRでも岐阜造園としては高い水準で、ひとまず期待先行で株高が進んでいるとはみれそう。これから大きく飛躍するならこれでも先があるけど、現状は実際に道ができる前に進もうとしているような面も。期待先行なようにも。期待が報われるといいですね。
期待されないくらいの位置だとPER10切のPBR0.6程度もあるのでそのへんも踏まえて。
ユニバーサル園芸社(6061)
オフィス植物レンタルなどを中心に園芸関係いろいろ。長期に成長性と収益性をなかなかハイレベルに両立している企業だなとは。目先も順調な印象。
FCFは常に出てる感じで、目先そこそこ大きめの投資もしてFCFプラス。一方近年は自社株買い強めてますが、総還元性向としては低めで、基本的には還元渋って投資にむけてるスタイル。配当だと利回り0.7%もなく極めて渋いタイプ。クオカード優待もありで基本的にはあまり還元にコスト使いたくないみたいな雰囲気は感じる。
と、還元はあまりやる気なさそうなところはありますが、ざっとみて結構以上に優秀で(還元の姿勢をそれに含まないのであるなら)普通に優良企業という印象は受けます。
評価。
PER10のPBR1.5ほど。絶対水準で成長を示す優良企業が高くもないPER水準に置かれていて割安成長株としての文脈でみれるかとは。ユニバーサル園芸としてもPER10はよくある程度で低い方くらいになりそう。つまり定位置ですね。定位置は過去にも多い水準でそれで長期にどうなってるか?というと年足でも見てくださいとなるのでみてください。これの再現を狙うなら還元渋いのも許容して拾うのは普通にありじゃないかとは思うところです。
大田花き(7555)
花き卸。長期に停滞感あるいは後退も入っている業績。その中で薄利で低ROEでBPSの伸びも怪しいところで、現状維持でいっぱいいっぱいの企業となりそう。
財務は蓄財は進まないけど財務改善は進んでない感。CFも若干余裕もでてきそうですが、財務改善はBPS向上も両立するくらいにはなってほしいくらいのところはあります。別に還元目一杯してるかんじでもないですし。
と、渋いのですが、別に園芸業界が盛り上がってる感じではないという視点を得れるくらいはあるかもしれません。大田花きというよりはユニバーサル園芸と岐阜造園の判断材料の一つにつかうみたいな。
評価。
PER19のPBR0.8ほど。大田花きとしては定位置感あるのですが、どうせ買うならもっと低PBRでBPSくらい伸ばしてるとかもっと配当利回り高いの拾ったほうがいいのでは。あるいは普通に伸びている会社とか。ユニバーサル園芸とか。
とはいえ大田花きがなんか弾ける根拠があるならこれでもいいかもですね。かもめはそんなものもってないですが。
大垣共立銀行(8361)
岐阜県西部地盤の地銀。バブル以降株安が続き最近のPBRガーみたいな雰囲気とどこ吹く風・・・といいながら2022年以降は反転してるのでそのへんも恩恵もありそうですね。PBR0.21までさがってPBR0.3くらいまであがって目先また0.23まで引きずり降ろされた感じ。
業績は売上・・じゃなくて経常収益はのび太感もあるけど、利益では横ばい感ありで、下のグラフバグってますが、銀行なので営業利益なくて0カウントされてますね。銀行は経常利益代入するのが常でその処理忘れたみたいで、かもめからの扱いも良くない感じはいたします。経常収益だと目先10%前後でてますが、ROEでは低く平均3.33%/18年ほど。普通に低ROEですね、
BPS成長も2%ほどにおさまるというか2015年以降は横ばい感ありで、いかにもBPSも増やせない低ROE停滞企業。
個人的にはそれがPBR0.2ほどは、やむなしというか定位置でしょ?とかは思います。配当利回りはそこそこあるので、配当とか優待もらいながら近い属性の投資家と安く買って高く売る競技したい場合はこういうので入るのも。
あとは一応預金とか貸出も増えてはいるようですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくになんかあるわけでもありません。
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記事補足してます。
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