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(5204)石塚硝子/東証ST/ガラス土石(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2366円(人々は、同じ場所で行ったり来たりし続けているなかで、目先は勢いをつけて行っている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5204 石塚硝子 東証ST/ガラス土石 99.83 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
570 18/3.16% 2.46%/18年 8.25 0.37
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.27%/17年 2.87%/17年 0.37%/16年 4.75% 1.78%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
730/17年 -662/17年 68/17年 4.01/17年 0.3%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
865.36 251.05 29% 1.69% 13.95%

 今日は分析。某所で見かけた銘柄リストと中から気になったというかブログであまりやってなさそうだなと思ったものをチョイスして分析します。石塚硝子。ガラス瓶など。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年08月28日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

昔主力だった。

個別投資事例振り返り:石塚硝子 - 大河の一滴

結果的に上記でさらに待ち続けるとしても報われるのはしんどそうな推移ですね。

事業としては

様々な容器とか瓶ですね。セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

営業赤字こそあまりないですが、長期に伸びてるのか縮んでるのかというか足踏みで、利益率もいって4%くらい。

それで2019年くらいまではROEもそこそこ高くBPSも伸びる感じが2020で後退2021は純損失となかなか冴えない感じが回復でROE跳ねたりしましたが、2023はそうでもなく・・・総合して業績停滞のどちらかと言えば低ROEでコロナあたりの後退はあれど、目先BPS成長・・蓄財も怪しい薄利低ROEの停滞企業というざっくりとした印象。

それで2021は減損損失で、2022は固定資産売却益で特別利益なので2022の高ROEは企業良化と読み取るなら違うかも。

その中で2023までも減収減益特記事項もなさそうで、これまでの延長線上感あるなかで、目先株高の起点は7月末ですね。

これが理由かは不明ですが1Qで、大幅増益ですね。前年比+49%で営業利益1640(百万)は、通期計画1800(百万)をおおよそ達成の進捗。これは近年なかなかないくらいの四半期利益ですね。

「製造工程の合理化を通じたコスト低減施策や諸資材価格高騰に対する一部値上げの取り組み」の効果っぽいというかそれ以上詳しいこともなく、あとは前期赤字セグメントのがらす瓶で操業を停止した姫路工場の生産縮小の影響でここで収益性改善ができてるのかも感は。

決算説明資料もなくあまり会社も詳しく説明してないですが、四半期利益で大きく出たはたしかであり、これが会社の変身を指す可能性は否定しきれないかなとは。というか肯定するのも否定するのもいかんせん材料がすくない。

ということであるいは工場操業を縮小したりして収益性改善となった可能性はありますが、近年は1Qが大きく利益でがちであとは渋い利益が多めなので、1Qのペースで残りが続くとはしにくいとは思いますが、堅調ならば計画をかなり上回りそうで目先の株高も理由なしという感じではなさそうです。

という感じで大きなポイントは目先の利益水準は一時のものか?企業体質を変わったのを表すようなものなのかでしょうか・・・といいつつ同業っぽい日本山村硝子を1Qで弾けたもので通過で同じく目先大きく株高なので業界がそういう環境なのかもというかこれが本命かも。

瓶あたりの事業環境が目先かなり良い。で、これが続くか?ですかね。

 

財務

長期に微妙に資産増。自己資本比率も改善になるのかな。

 

(IRBankから)

ではあるけど、BPS成長率とかみるに0.37%/16年とかで元々かなり渋い。赤字でてるから目先減るのはわかるけど、数年赤字になるくらいで蓄財も進まないほどの低収益とはいえます。

それが目先は加速の疑いがでてるだね。

日本山村硝子との比較だと日本山村硝子のほうが絶対的には財務はいいというか自己資本比率とか有利子負債比率とかは上だけど、ここ数年自己資本比率低下で利益剰余金もぐっと減ってピンチ感でてる。まあこれも加速でピンチも救われそうですが。

 

CF

 

 

営業CFはでてる。投資して長期FCFも 4.01/17年億くらいはあって一応儲けてるくらい。

還元は無配もあって利益並。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でよこよこで波
週足でさげて噴火
日足でよこよこから噴火
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2015年くらいから1400-3300くらいで上がったり下がったりのレンジでヨコヨコですね。そのなかで2021年2515から2023年1402はかなり久しぶりの安値更新から反発したとしたところから今年7月くらいから一気に株高に向かってきてるという感じですが、長期のヨコヨコの範囲内で目先の株高が10年近くのレンジを破るトレンドを形成するか、あるいはヨコヨコに収まる一時の噴火で過去の再現なのか測る感じでしょうか。目先は一方的ありますので目先日足1944あたりとかみながらでしょうか。

 


ファンダ的には、凡庸な瓶メーカー。収益性が怪しく長期に業績は停滞。BPSあたりも伸ばせるか怪しいレベル。BPS増くらいいけそうな雰囲気もあったが結局2018年以降も結局BPSは足踏み。端的には薄利低ROEで蓄財もままならない凡庸なメーカー。

財務にしてもCFにしても潰れるって感じでもないけど冴える感じでもない。

これらは同業の日本山村硝子も近い印象になる。日本山村硝子は、財務が少し追い詰められてた感はありました。

・・・なところが今期に来て二社共々炸裂した1Q通過で、四半期としては抜けた利益を出してきて業界に春が来てる気もしなくもない感。ただどちらも例年1Q偏重感あり以後はそんなに振るったものは例年出てないのは留意でしょうか。

このへんに業界の春に強気になれるかなれないか。あとはまた元に戻るんじゃない?って疑念をどうするか。

評価。

PBR0.37。利益はあまり信用ならんところですがPERなら8くらい。絶対的には低PBRで低評価ですこれでもここ5年ならわりと高いPBRで石塚硝子としてはわりと評価されてます。下はPBR0.23くらいまで。まあPBR0.3あたりがデフォってところはあるので、目先の業績加速が続くかですね。続くというか上方が飛んでくるくらいは織り込んでそうで、そういうこれまでからは春みたいな展開が来る根拠とかあるならわりといいんじゃないかというか、ないというか業績加速一時なら、またこれまで来たレンジみたいな株価推移に戻るのではないかとは思ったりするところです。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5204

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5204

IRBANK:https://irbank.net/5204

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないっす。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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