大河の一滴

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企業がどうなるかと思われてるのか?を当てるゲーム

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株式投資をひとことでどんなゲーム?かを表すゲームがあります

そんなの聞いたことないとか言うかもしれない。

そうですね。聞いたことないでしょうね。

だってたぶん自分しかやってないですし。

 

でも、自分はそういうゲームをするところがあって、この複雑怪奇なものをなんかこう考えればよくね?というのをざっくり表現したいなあという欲求があります。

 

そんななかで今はこう言うとしっくり来るかな?ということの話だし、そのようにしてこれは何をするゲームだ?と整理することでこの複雑怪奇なゲームをシンプルに考えられないだろうか?みたいな試みな話。

 

と、いいますか、何をみて何をあなたのものさしにするか?みたいな。

ちなみに本題は後半。半分タイトル詐欺。

 

自分しかやってないと言いましたが

らしいことを言ってるなんてことはありますね。

有名どころだと以下とか。

 

短期的には人気投票、長期的には計量器|ウォーレン・バフェット

 「株式市場は、短期的には人気投票の場にほかなりません。 しかし長期的には、企業の真の価値を測る計量器の役目を果たしてくれるのです。」

 

美人投票(びじんとうひょう) | 証券用語集 | 東海東京証券株式会社

「投票者が100枚の写真の中から最も美しい6枚を選出し、その選択が投票者全体の平均的な好みと最も近い者に賞が与えられる」

 

ある人は人気投票だと思って人気の出るものを当てるゲームをしてるし、別の人は計量器として働いてくれる期待して重くなりそうなものを選ぶゲームをしてるわけです。

バフェットなら計量器側でしょうね。

バフェットは企業を自ら測りそして、後に正確に市場が測ってくくれることを期待してるしそれをうまくやるというゲームをしてると解釈できます。

もちろん他の多くの投資家トレーダーも美人投票をしたり計量したりしてると思いますが、株式投資をこのようなゲームだって例えてるケースはわりと目にする気もするところで、最初に「株式投資をひとことでどんなゲーム?かを表すゲーム」なんてのを自分が考案した的にいいましたが実際にはそうでもなくやってる人も結構いそうですね。

 

 それで自分もいろいろな切り口してますし過去にはゲームみたいな記事もいくつかありますけど・・

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

今回はこれらに加えてみようかと思ったりするエントリーです。

 

株式投資とは「企業がどうなるかと思われてるのか?を当てるゲーム」である。

これはここでの話の表現を変えたものとも言えるかもしれませんね。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

企業がどうなるかと思われてるのか?を当てるゲーム

あくまでみんながそれをどう思うのか?を当てるゲームです。

「その企業がどうなるか?を当てるゲーム」ではありません。

「経済がどうなるか?を当てるゲーム」でもありません。

「日銀がどう動くかを当てるゲーム」なわけないでしょう。

 

例えばこの記事を書いている時点で・・

MonotaRO(3064)は時価総額1.3兆ほどでPER76

サントリー食品(2587)は時価総額1.3兆ほどでPERは21とかです。

 

時価総額というよりはPER(あるいはPBR)で考えるのがより妥当なケースが多いと思うところですが、MonotaROサントリーはPERで4倍近い開きがあり、つまりMonotaROは今後も大きく成長する価値を増すと思われていると解釈できます。

そして短期的なPERの上昇は、より成長する価値を増すと思われるってことだしPERが下がることはその逆です。

そしてこれは実際にその会社がどうなるかじゃなく皆がこうなるだろうと思うところを当てるのがこのゲームの勝利者です。MonotaROがPER76になる前にみんながMonotaROのPERを76にするだろうと当てたものが勝利者。まあEPSも絡みますのでもっと複雑です。

 

そしてこの意味においてこのゲームは極めて美人投票よりですね。常にと言っていいかもしれない。

しかし同時にこれは計量器を内包する発想でもあります。

なぜなら、長期に美人投票はあまり間違わない。例えば大きく成長し一番利益を稼いできてるトヨタはだいたいちゃんと一番にしてますし、一時よくわらぬものが大きく伸びたりするけど実績を出さなきゃ叩き落されますし、逆に地味でも実績を見せ続けるなら放置されることは稀です。

実績を示し続ける会社あるいは出せない会社には美人投票というかみんながそれをどうなるか?と思うのかをあまり間違わないというか長くには実績並みになるといえるのです。

つまりこれはわりと「株式市場は、短期的には人気投票の場にほかなりません。 しかし長期的には、企業の真の価値を測る計量器の役目を果たしてくれるのです。」そのまんまで長期に人気投票は計量器になると言っただけかもしれません。 

 

まあ、でもこの解釈は自分としては様々な事象を見てなかなかしっくり来るなとは感じてます。

 

これってコロナあたりの値動きも説明できるんですよ?

コロナで緊急事態宣言なども入り企業がどうなるかわからなくなってきた。

あるいはすごく逆成長?し価値の低下もあるかもしれないと思われたから大きな株安(PBRの低下)になった。

月次や四半期の業績など判断材料が出たり、スーパーでの混雑を見たりしたみんながこの会社の価値は落ちない、むしろこれで価値向上は加速をなすと思われたから大きく株高になった。

一部のホテルや旅行関連などは人が全く入ってないのが知られたり、実際に月次や四半期の判断材料がでることでそれまで落ちた株安以上に価値がさがりそうだって思われたからさらに株安。

 

「みんながそれをどう見てるか?それがどうなると思ってるのか?」

そのような視点で見てるとあまり理解し難い値動きやバリエーションって少ないなって感じます。

 

まあこの記事であるように「みんながそれをどうみているか」という確認が取りえないものを変数においた無敵論法なのだから当たり前なところはあるんですが。

これはただ株高を期待の向上(前の瞬間よりより価値を増すと思われた)そして高バリュエーションを高い期待(大きく価値を増すだろう)とみなし、株安を期待の剥奪(前の瞬間より価値を増すと信じられなくなった)そして低バリュエーションを低い期待(価値なんかあまり上がらないだろう)とみなすとしたというだけの話です。

それにだから予測できるか?というとまた別の話にはなるしね。

 

無敵論法。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 そして上でいったとおり、これは長期に実績を出し続けるものにたいしてはみんなはあまり美人投票をしくじらなく正確に評価するという前提から、これは計量器としても扱えます。

同じ視点考え方で、いっときのカタリストで急騰する株価も理解できるし、長期業績が積み重なりそれの価値向上が信じられるのならそれを待つというのも理解できるし、それらは一本につながる同じ基準の中でされることなのです。

 

個人的にはかなり使える視点だし、だからこの複雑怪奇な株式投資というゲームを一つの基準で考えていくことができてだからかなりのケースで理解整理できる解釈法だって感じてます。

 

と、まあここまでいいましたが

ここからが本題なんですよね。

自分は今迄言ったようなゲームと言うか基準で株式投資を理解し、そしてこのゲームをこんなかんじに頑張るぞ!なんて事もできますけど、それはあくまで自分の話なんですよね。

 

別にこのゲームをみんながやらなくてもいいわけで、やるゲームなんてあなたのゲームでいいと思うんです。

 

ただただ自分はいろいろ見た末に(実際に自分は色々見てます。このブログでほぼ毎日いろんな銘柄の業績財務推移そして株価推移等々)、こういう基準でみるといろいろしっくり来るね?ってなっただけです。

これは、自分が見てきたものから作られた基準であり考え方なのです。

 

きっと見てきたものが違う人には使いこなせないでしょう。

 

あなたは自分と違うものを見てきたはずです。あるいはなにも見てきてないのかもしれない。

上のバフェットもそう。グレアムもそうでしょう。色々見た上でああ、株式投資ってこんなゲームなんなんだって整理したという話です。

 

だからみてきたものが違うなら理解できないし使いこなせないはずです。

 

・・・自分が何を言いたいのか?というと、それはあなたが見てきたものの上に設定されるべきだと思うんです。そしてこれから見ていくものにより手が加えられるべきだと思うんです。

 

あなたの見たものそしてあなたの使うものさし

なんだっていいと思うの。

美人投票でも。

計量器でも。

だから企業がどうなるかと思われてるか?を当てるゲームでも。

もちろん他の何かだっていいって。

 

それは誰かと同じになってもいい。誰とも違うところに行き着いてもいい。

けれど、あなたのそれはあなたの見たものの上に築かれないと駄目だと思います。

 

見るもの見ないで投資は美人投票ね?って思って美人投票をうまくやろうとしたってあなたは美人投票をうまくできません。

当然それは企業がどうなるかと思われてるか?を当てるゲームでも。

 

やっぱりひとりひとりがなにかわからないけどいろいろ見ていく、いろいろ見て「ああ、投資ってこういうゲームなんだ」って行くつくことであなたはあなたのものさしを手に入れることができると思うんです。

 

見ることをめんどくさがっては駄目なんです。

 

めんどくさがらず見続けて、観察してものさしを手に入れてそれを使ってはじめてちゃんと戦える・・だと思うんです。

 

そしてあなたは何をみていくのか?

何を見続けるのか?

その中でどんな基準といえる考え方。

つまりものさしをみつけていくのか?

 

めんどくさい?

めんどくさいよね。でもしないと駄目だと思うの。まあインデックス積立あたりはそんなことをしなくてもいいかもだけど。

 

とはいえね。近道くらいはできると思います。

先人が美人投票とか計量器とか言ってくれてるしね。

これは美人投票か?何が美人投票か?とか基準を持ちながら観察するなら近道できるかもね。

もちろん「企業がどうなるかと思われてるのか?」って基準でもいいと思うよ?

 

けれどあなたがしっくりくるものさしはあなたが見つけるしかない。

そのためには多かれ少なかれ何かを見続けるなかでそれを作っていくしかないと思うんです。

自分がいろいろなことを理解し考えもできるこのものさしに行き着いたようにね。

 

 

あなたは何を見続けていきますか?

あなたはどんなものさしを作っていきますか?

 

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