大河の一滴

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(4708)りらいあコミュニケーションズ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

りらいあコミュニケーションズとその他

株価

1019円(人々は、狭い世界の中であがくも外には出れてない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4708 3908 4370 4433
企業名

りらいあ

コミュニケーションズ

コラボス ビルス

ヒト・

コミュニケーションズ・

ホールディングス

市場 東証一部 東証マザ 東証マザ 東証一部
業種 サービス 情報通信 情報通信 情報通信
時価総額(億) 660.7 21.8 59.6 433.0
株価 1019 454 1039 2419
決算期 2022/03予 2022/03予 2022/08予 2022/08予
予想売上(億) 1,200.0 22.5 15.1 585.9
予想営業利益(億) 84.0 0.4 2.8 50.0
営業利益率 7.00% 1.56% 18.59% 8.53%
予想純利益(億) 56.0 0.2 2.1 30.0
売上成長率(年複利/期間) 4.8%/15年 6.8%/9年 26.7%/3年 -2.8%/3年
EPS成長率(年複利/期間) 1.8%/15年 -12.4%/9年 #NUM! 20.3%/3年
BPS成長率(年複利/期間) 4.9%/14年 21.4%/8年 38.4%/2年 14.4%/2年
PER 12.05 105.34 25.54 14.39
PBR 1.49 1.14 3.91 3.06
ROE 12.4% 1.1% 15.3% 21.3%
ROA 8.3% 0.9% 11.9% 9.6%
配当利回り 4.12 - 0 1.03
配当性向 49.7% #VALUE! 0.0% 14.9%
総資産(億) 671.3 22.9 17.8 311.8
自己資本(億) 452.7 18.1 13.9 140.8
自己資本比率(%) 67.4 79 77.9 45.2
一言感想 いちおあげ 増収も減益 あげあげ 増益

 今週は比較。2021/12/2に銘柄スカウター10年スクリーニングでROE10%以上、ROA5%以上かつEV/EBITDA倍率5倍以下のもの(対象208銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年12月02日取得。りらいあコミュニケーションズ。コールセンター的な。比較にコールセンタークラウドのコラボスとコンタクトセンター向けチャットのモビルス。ゲストにコミュニケーション仲間のヒト。

りらいあコミュニケーションズ

業績

旧もしもしホットライン。セグメント。

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コンタクトセンター主というか、カスタマーサービスなどを受注してコールセンター業務をするとかですね。バックオフィスも事務業務受託とかで基本的にアウトソースを受けて人を雇って行うという感じでしょうか。

じゃあ原価率高そうと見ると高めで80〜85%ほどですね。事業としては派遣会社に近そうです。

長期の数字は長くは緩やかに成長。2013年までに伸びてましたが2014後退してますね。2014「前年度まで当社業績に大きく寄与した官公庁向け大型バックオフィス業務や公益向け大型スポット業務の終了、及び通信向け業務縮小の影響が大きく」

顧客の需要が左右するシクリカルなところはあるとなりそうですね。

も、その後は伸びて2013年のピークは越えてきてるのでやはり成長ですね。

目先は2Qは減収減益。「コンタクトセンター事業でスポット業務が前年同四半期を上回った一方、既存業務は一部業務の終了及び縮小の影響を受け〜バックオフィスがスポット業務が前年同期比で減少したことに加え、官公庁向け一部業務の終了などにより」その他とはその他でというか子会社譲渡をしたようで事実上撤退になってますね。

と減収減益でやはり需要はブレがありそうでここらの影響をうけ常に伸びるとはならないという感じですが長くは成長傾向ですし、営業赤字もなく大きくはBPSも右肩ですね。2019年に大きめの純赤字「フィリピン連結子会社であるInspiro Relia, Inc.及びInfocom Technologies, Inc.においては、主要顧客を取り巻く環境が、近時、急速に厳しさを増して〜Inspiroグループを取得した際に生じたのれんについて減損損失10,247百万円を特別損失として計上」

みたいなしくじりはありますがおおよそだからBPSは右肩ですね。ROE水準などもそれほど悪くもないです。ただ利益率下がる感じでもないのでやはり増収が大事ですかね。

 

財務

おおよそ資産増で目先2Qで総資産619億で流動465億でおおよそ伸びる傾向。現金252億の手形165億ほどで伸びる傾向ですね。目先手形が減ってるのをどうみるか。長期には伸びてますね。

有形固定60億とかで近年伸びる傾向で、このへん世界進出感もありますがしたがかなり流動より。のれんはありますね。でも少なめ20億。

負債はまだ角は未払金ってところで借り入れもなく総計173億とかで<現金ですね。

問題ないというか総じて問題のない派遣会社って感じです。目先2Qの手形類が減ってるのをどうみるか。業績後退で計画も前年割れなので業績足踏みを示してるにはなりそうですが。

 

CF

おおよそ営業CFはでてる。設備投資自体はするけど営業CFよりは水準低めでだいたいFCFでますね。マイナスも預け金とか。まあ大丈夫というか堅調なのではないか。借り入れもなく現金積んでるし

増配傾向でもあるし。ただ過去には減益減配もあるので利益並み。

 

コラボス

業績

クラウド型コールセンター。とはいったものの。

コールセンター運営に必要な諸機能(IP電話交換機システム、顧客情報管理、通話・システム、データ分析・活用アプリ)をクラウド(月額料金制)で提供。

だそうです。イメージとしてはりらいあがNECからテレサポートを受託してりらいあのコールセンター業務にコラボスのサービスを使うとかですかね。実際はりらいあは使ってないと思うけど。

イメージ的に定形ソフトウェアってことで増収すると原価率が下がりそうですが現実は増収は続いているも原価率下がる感じでもなく販管費もあがり利益率はわりと高水準の15%前後からおちて計画でほぼ出ないくらいに。ROEもこれまたぐっとおちて明確に低ROEな感じになってきてますね。

大きく減益の2020「売上原価につきましては、1,178,325千円(同13.4%増)となりました。主な増加要因は、各サービスにおける回線料、ネットワーク機器等設備の保守費用、ホスティング費用、各サービスの設備投資に伴う償却費用等の増加〜販売費及び一般管理費につきましては、649,637千円(同4.9%増)となりました。主な増加要因は、人的リソースの確保・拡充等に伴う人件費及び株主数の増加に伴う関連費用の増加等」

内容は必ずしもわるいともいい難いですがソフトよりの企業と踏まえると増収も弱い中でこれは厳しいとなりそう。

更に落ちた2021「売上原価につきましては、1,257,607千円(同6.7%増)となりました。主な増加要因は、「COLLABOS  PHONE」の新規導入及び既存顧客の業務拡大等に伴う通信利用料並びにエンジニアの人件費増加や、AI音声認識サービス「AmiVoice」等のITソリューション販売増加に伴う仕入等の増加〜販売費及び一般管理費につきましては、744,240千円(同14.6%増)となりました。新型コロナウイルス感染症の影響による営業活動の一部自粛や社員の出張制限等による企業活動費用の減少があったものの、主な増加要因としては、人的リソースの確保・拡充に伴う給与・賞与制度の改定等の労務環境改善による人件費関連の増加、サービスの拡販に関わる広告費及び中期経営計画における開発に伴う業務委託費の増加等」

販管費が厳しいですが構造的ともいい難いのでいずれ戻すかも感もある気はしますが、今期も厳しく2Qであまり増収減益ですね。コストもより掛かってる感じで火消しにはまだ時間かかるというかずっと火消しみたいになるかもとは。

ただ増収は続いてるので火消しが済むと一気に増益みたいな可能性は残ってる気はしますね。

 

財務

財務はいいです。高自己資本比率。で借り入れなどもなく。

目先2Qで資産23億で流動18億は15.6億現金で余裕ありそう。有形固定は2億程度。

資産半分以上現金とかで基本財務は健全で問題のないソフト会社ですねって感じ。

だから業績は問題あるし、問題あるから2020年くらいから資産も伸びなくなってます。ただ足踏みで後退はしてないくらいですね。

 

CF

営業CFは安定的。設備投資してFCFも安定的。

この辺はさすがに堅調な?ソフト会社という感じでCFの筋は良いとしか。

無配。優待はしてましたが業績足踏みで廃止などしてますね。

 

ビルス

業績

コミュニケーションプラットフォーム。

とか言われてもなんだ?ってなるけど主にチャットソフトですね。

サポートとかでも最近はチャットなどのテキストサービスも増えている印象でそのようなものですかね。その他電話自動対応とかLINE配信とか。

セグメント。

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こういうの。

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ざっと決算資料見るにうまく言ってるSaaSモデル感ありますね。詳しくは見てください。株探に開示情報にあるので。

で、業績は右肩で利益は出だした局面でROEがぐっとと伸び計画でROAが10%越えたとかですね。販管費原価率も低下が見られ増収でさらに増益が見込まれる種のものには見えます。

通期決算が出たところでまだ1Qも出てないですね。というわけで今の所数字は計画値だけにはなりそうです。

というか上場してまだ日が浅いですね。ちなみに株価は日足で右肩下がりです。

まだいろいろわかりませんが見えている範囲では優良SaaS感あります。

 

財務

目先通期で総資産17.7億は流動12.8億で現金10.8億とかで主な資産は現金ですね。

有形固定は1600万とかでソフトウェア4.5億とかが目立つ資産ですね。

負債はまとめて4億とかですね。借り入れ1億とかもありますがほかは前受未払いとかが目立つ感じで順調なソフト屋ですねって感じ。

 

CF

営業CF、黒字。投資が多いというかソフトウェアに投じるところが大きく現状はFCFあまり出てませんね。配当は出してませんがまだそういう雰囲気でもないかも。

ここが少し引っかかるところですかね。まあ財務余力は大きいですが。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でなんかずっとレンジであげさげ
確認。

評価・売買判断

りらいあコミュニケーションズ

テクニカル的には、2005年以降くらいからずっとレンジ感のある推移。なかなかここまで水準が大きく変わらないのも珍しいかも。とはいえ2005年からはさすがに大きいので2013年以降だとより狭いレンジで循環してる感じ。およそ800〜1650とか。一応目先はそのレンジ下限に向かってきてるはそうですね。レンジ下で拾い上で売り抜けるなんて視点は取れそうです。諦めるラインはやはりコロナ底の790ですかね。ですがあまりトレンドが出てる感じでもなくやり方としては筋の良いほうじゃないかもしれませんね。

 


ファンダ的には、総じて堅調なコンタクトセンターというか派遣会社に近い性質とみてると近いかも。スポット案件も多そうで売上はブレそうだし海外子会社の特損などもあるので盤石とまでは行かないけど営業利益は出してるし長期には成長でBPSくらいは右肩に近い。盤石ではないけど大枠では順調な企業とはなりそうです。

目先スポットの終わりもあり目先は後退をどう考えるか。

評価。

PER12とかPBR1.5とか。まあ傷もありますがもうちょっと高い評価でもいい気もするといううかPERでは12程はめっぽう低そうな水準で2013年以前とかでないとあまりその水準はなさそうなところは。目先減益だし悲観的にみれば2013年以前の水準に戻ると見ることもできますのでここらは考え方しだいかとは。あとは配当利回りなどは4%越えててこれもなかなかの水準。減配も織り込むともちろん下はありますが。

どちらかといえば安いようにはみえます。ただし傷とか警戒されるような要因もないわけじゃないとかなかんじでだから考え方ですかね。

ちなみに保有現金を考慮してFCFで事業がどれだけの期間で事業買えるか?ってみると5年ほどかなあってくらいの水準。

 

コラボス

コールセンター業務に使うクラウドソフト。成長は続いてるけどコスト管理には手間取ってるというか利益が崩れた感じでそれをどうみるか。増収は続いているのでうまく火消しできればまた以前のような利益も出るかもしれない。現状火消しできてないですし火消しできるかはわかりません。

一方、CFは順調なソフト屋そのものでかなり安定的でまた故に財務も極めて健全な部類で余力自体はかなりあります。復活に財務などが足かせになることもなさそうで必要なら資金も投じられますし復活すると面白うそうなところはありますね。だから復活するかはわからないって。

評価。

PBR1.1とかPER100とか。PER100とか見ると馬鹿な・・とか思う人居るかもですが低ROEですので、で、PBR1ほどはコラボスとしてはもちろん最底辺で財務内容も問題ないなかでCFなども問題ないストック感もあるソフト屋と踏まえればかなり冷えた評価というか、復活はないという評価ですかね。

そのへんもあり復活するなら面白い評価帯はそうです。復活しないならただの配当ももらえないバリュートラップになりそうですけど。復活しないならこんなもんかもう少し下、赤字とか出し始めるともっと下かも。くらいの気持ちでいくのもいいというなら考えてもいいかも。

 

ビルス

チャット等のサポートセンターのSaaSソフト屋。上場したてだが、すでに利益が大きく出始め高収益な部類に足を突っ込みだしてる。順当に増収で原価率販管費がさがる類のものと思われてわりと市場でも目立つ存在になる可能性も秘めてそうな。

財務やCFもうまく言ってるソフト屋そのもの。ただし現状ソフトへの投資が大きくFCFは余裕はない。財務は余裕あるね。

とまあいろいろ優秀で将来性もありそうだけど、いずれも上場したての今の話で良くも悪くも未知数なところが大きそうな。

評価。

PER30とか。これも上場から下がり続けた水準だけどまだ全然期待されている水準と言えます。というか計画が普通に実行できると思われてるくらいじゃないでしょうか。市場でも相当優秀な企業であることは間違いないけど、高い成長性を維持できるかは未知数。計画もできないとまだまだ下はありそうです。ただ計画通りに売上20%クラスの成長を続けると現状の株価水準はすぐ魅力的なものになりそうだなあというところはあります。そのへんも含めて良くも悪くも可能性ありそうとは。考え方次第。

 

 

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス

いかにも人材派遣っぽい名前の人材派遣。

一回変身いうか3654→4433でHD化で別会社化?してますね。

一応連続性を持ってみると一貫して増収増益の続く派遣会社です。

2018年に大幅増収の利益率低下「平成29年6月に子会社化した株式会社ビービーエフ、株式会社ブランチ・アウト」これのせいですかね。「EC・TC支援事業におきましては〜株式会社ビービーエフが運営受託する既存のECサイトでの販売実績が好調に推移〜売上高は26,423,076千円(前年同期比562.3%増)〜ホールセール事業におきましては、株式会社ブランチ・アウトが国内大手小売店向けに衣料品の商品企画並びに卸売の営業活動に注力〜売上高は8,368,838千円(前年同期比820.4%増)」とかなのでやっぱり買収のせい。

と、買収なども使って成長するタイプですね。

で、目先通期でも普通に好調ですね。各部門も好調の模様ですね。あとは流動資産多めで固定少なくで派遣ってかんじ。財務はよくはないけど主なのは買掛未払い長期借り入れって感じで借り入れ<現金とかなので派遣にしては悪くないにはなりそう。てか問題ない。投資もいらないので買収とか大型投資しなければFCFでるタイプというか現金積んでる。

とまあ、いろいろ順調な派遣会社って感じ。評価は最近株高してるけど2013年以降ではいかにも平均的なPERくらいのようです。好調な派遣会社がいかにもニュートラルな評価されてるって感じ。好調じゃなくなったら酷い目見そうだけどそうとする材料もないので入れば長期成長くらいは取れるとするのもまあありかもね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですよ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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