投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
アイモバイルとその他
株価
1307円(人々は、窮地を脱し避難した場所からさらに逃げようとしたけど逃げられてない。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 6535 | 6026 | 3690 | 4667 |
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企業名 | アイモバイル | GMOTECH | イルグルム | アイサンテクノロジー |
市場 | 東証一部 | 東証マザ | 東証マザ | JQS |
業種 | サービス | サービス | 情報通信 | 情報通信 |
時価総額(億) | 285.6 | 20.3 | 72.3 | 72.0 |
株価 | 1307 | 1846 | 1134 | 1297 |
決算期 | 2022/07予 | 2021/12予 | 2022/09予 | 2022/03予 |
予想売上(億) | 142.7 | 40.0 | 36.0 | 44.5 |
予想営業利益(億) | 37.5 | (3.0) | 4.7 | 2.2 |
営業利益率 | 26.28% | -7.50% | 13.06% | 4.94% |
予想純利益(億) | 25.0 | (4.0) | 3.2 | 1.5 |
売上成長率(年複利/期間) | 4.5%/8年 | 15.9%/9年 | 15.3%/10年 | 6.6%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 10.5%/8年 | #NUM! | 48.1%/10年 | 4.7%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 33.2%/7年 | 24.6%/8年 | 20.7%/9年 | 9.2%/14年 |
PER | 11.22 | -5.08 | 22.38 | 48.92 |
PBR | 1.91 | 2.64 | 4.4 | 1.23 |
ROE | 17.0% | -52.0% | 19.7% | 2.5% |
ROA | 13.2% | -32.5% | 10.2% | 2.1% |
配当利回り | 2.68 | 0 | 0.66 | 1 |
配当性向 | 30.1% | 0.0% | 14.8% | 49.0% |
総資産(億) | 189.9 | 12.3 | 31.4 | 71.6 |
自己資本(億) | 147.1 | 7.7 | 16.3 | 58.1 |
自己資本比率(%) | 77.4 | 62.7 | 51.8 | 81.1 |
一言感想 | 減収増益 | 増収赤字 | あげあ | 足踏み |
今週は比較。2021/12/2に銘柄スカウター10年スクリーニングでROE10%以上、ROA5%以上かつEV/EBITDA倍率5倍以下のもの(対象208銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年12月03日取得。アイモバイル。インターネット広告。比較に同業っぽいネット広告とマーケティング。ゲストにアイ仲間の測量のアイサンテクノロジー。
アイモバイル
業績
インターネット広告とコンシューマ事業の二本。コンシューマはふるさと納税サイトのふるなびですね。
セグメント。コンシューマはわりと高収益。
とりあえず業績見て気になるのは、2019年まで増収が続くも2020年で大きな減収減益。
2020年はコンシューマ事業で「主力事業であるふるさと納税事業「ふるなび」については、積極的なプロモーションや戦略的なTVCM等の広告宣伝、リピーターへの喚起施策等を行ったことが奏功し、会員数、寄附件数などが増加し、業績は当初計画を大きく上回り~一方で、2019年6月の法改正施行前の駆け込み需要による収益押上効果が剥落し、また、ネットキャッチャー事業及びレストランPR事業では新型コロナウイルス感染症拡大が負の影響をもたらしました。さらに、事業収益基盤改善のため、人材紹介事業及びネット通販事業は2020年3月末にて事業を停止し、また、ネットキャッチャー事業については5月末をもって非連結対象となった」
ってところでふるなびは好調も他に事業整理やレストランなどが不調みたいな。
広告は「大手メディアプラットフォームへのシフト傾向やグローバルなプライバシー保護意識の高まり、広告審査基準の厳格化によるEC顧客の減少などの厳しい事業環境は続いております。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大により国内大手ゲーム案件やEC案件等の予算が縮小したことに加えて、広告代理店事業では一部大手顧客の広告予算縮小の影響を受けたことで、売上高は減収」となかなか苦戦感ありますね。
ただ2021年はかなり業績回復でコンシューマ「主力事業であるふるさと納税事業「ふるなび」は、ふるさと納税制度の認知度向上による市場の成長に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響によるインターネット接触時間の増加やイエナカ消費、節約志向が追い風~前期にネットキャッチャー事業などの不採算事業から撤退したことも、セグメント利益の改善効果~売上高は7,846,052千円(前年同期比171.9%)、セグメント利益は1,962,015千円(同148.0%)と大幅な増収増益」
広告「新型コロナウイルス感染症による広告主の減少が、広告表示単価(CPM)の低下を招くなど一時的に収益への影響があったものの、市場はコロナ禍前の水準近くまでの回復~売上高は12,163,427千円(前年同期比106.1%)と増収、セグメント利益は1,420,367千円(同163.9%)と、利益率の大きい事業が貢献したことで大幅な増益」
って感じでふるなび好調と広告も市場が戻す中いろいろ施策がハマってる感もありと好調で通過。
で計画は売上前年割れですがこれは「収益認識に関する会計基準等を適用した後の金額であり、前期同様の基準とした場合は増収計画」ですね。1Qはまだですね。
ちなみに2019は利益出てますが会社は特需といってますね。
財務
よさそうな感じ。ふるなびにしろ広告にしろ固定資産が必要な類でもなさそうでみると・・
目先、総資産190億のうち流動176億で現金154億とかですね。現金も伸びる傾向。ほぼ資産現金ですね・・
負債まとめて47億。で借り入れもなく他に目立つ負債もない感じでこれはまったく財務健全ですね。
CF
営業CF安定ですね。投資もいらないので常にFCF出てますね。で、現金積んでる。
配当はじめました。も、自社株買いは以前からしてますね。還元性向はなかなか高めですね。
とはいえ、財務クソ余裕ですし現金積んでるしまだ余裕はあるにとなりそうですね。
GMOTECH
業績
広告会社ですが業績渋め。
2015年までは伸びていたけど、以後は業績後退で微妙に減収で非常に薄利でいかにも現状維持でいっぱいの中で、今期は赤字の計画の中で3Qで増収増益ですね。
とはいえ薄利でいつでも赤字に落ちかねない水準ですが上方は来て「売上高においてはアフィリエイトサービスの金融系お客様の予算の追加及び、新規クライアント開拓による広告費消が増加したものです。また、利益面においても MEO サービスにおける新規契約の順調な進捗、アフィリエイトサービスの増加によるものが影響を及ぼし」で好調?というか上向き感で増収はかなり成しそうですがまだ赤字でどう判断するかかなり難しい局面には。・・なところですが決算資料をみるにMEOサービスは順調に伸びていてこれが押しっぽいです。もっと伸びれば景色が変わるかもしれません。
MEOって何? Googleマイビジネスを活用してローカル検索(Googleマップ)に上位表示させよう! : ビジネスとIT活用に役立つ情報
財務
総資産横ばい感。前期末で総資産12億で流動9.7億。で有形固定0.1億で流動よりですね。ソフトウェア仮勘定が多め1.2億。まあ大勢に影響はなさそうですが。
負債はまとめて4.6億ですが主に買掛未払いとかで借り入れもなく自己資本比率はそんなに高くもないけど財務は健全そうとなりそうですね。
CF
資産増えてないのそうですねって感じですが、営業CFはとくに近年しぶめ。
投資は要らないので戦えてそうですし現金自体はそこそこあり借り入れもないですが、現状資金繰りきびしいというかあまり稼げてない会社とはなりそうです。無配。
イルグルム
業績
未知に、道を。とか言われても。な、旧ロックオン。
まあ主に以下のようなマーケティングツールを提供してるようですね。
取扱商品 ・マーケティング効果測定プラットフォーム「AD EBiS(アドエビス)」(広告効果測定システム、測定・蓄積データ活用、外部システム連携)
業績自体は増収が続いています。サービス的にソフトでストック性もありそうだなという印象を受けるところでそのとおりかもしれません。月次など見てもかなり安定っぽいし。原価率推移など見ても2012年、45.9%が2021年30%前後でおおよそ増収で原価率が下がるタイプには見えます。2018年赤字は販管費でブーストかかってますね。
2018「サブスクリプション型ビジネスの基盤拡大のために開発や営業部門の人員採用を積極的に進めたことや、新規顧客獲得のための広告販促活動に積極的に取り組んだ」ってところで一時の理由っぽいところもあり、以後の各セグメントの売上利益の推移見てもおおよそ順調で収益性も高まってきてるような印象は受けます。
あと決算資料などみてもなかなか順調で計画も意欲的なものなようには。
ちなみに以前の2018年の計画は以下で結果は26億です。ご精査ください。
とりあえず目先月次は好調っぽい滑り出しですね。
財務
財務はほどほど。借り入れもあるね。
通期で総資産31億は流動18.7億の現金14億。おおよそ流動は伸びてるね。有形固定は0.3億で極めて流動よりのソフト企業。無形固定資産はそこそこ多めで9億ほど。ソフトとのれんで半々ですね。のれん増やしてるので買収はするタイプですね。調べるといくつかか買ってます。
負債は総計14.9億ほど。およそ≒現金で財務自体は問題あるとも。ただうち10億ほど有利子負債なので負債内容は重め。業績コケると厳しくなりそうなところはありますね。
CF
CFはコケてるかんじでもなく、わりと安定的でまた伸びる傾向。
ソフト投資や買収もからみわりとFCFは赤も多いですね。とはいえ、現金多めであるし現状は問題あるという感じでもなく。
配当は無配にもしてますね。利益連動。ですが計画でDOE掲げてきてますので今後は安定しそうな。現状はできそうなように見えます。
日足週足月足の値動き判断
日足であげてさげ
週足であげてもみあい
月足でいちおあげじゃないかな。
確認。
評価・売買判断
アイモバイル
テクニカル的には、目先日足ではいかにも吹いたのが形にならず崩れてきてるってかんじだけど、週足では2020年で上がった水準維持で調整の範囲内には。月足でもコロナまで下げてきたのが反転し、それまでの高値(1495)破って上昇して調整の範囲内になるとは。2020年10月以降安値1137を目安にここを切らずに上に抜けるならまだ上昇とはみれますね。ということで1137とか日足目先高値1567などを基準にみればいいのではないか。
ファンダ的には、ネット広告とふるなび。目先はふるなび好調。2020年に事業切ったりコロナだったりで後退も以後好調な感じ。計画減収も会計制度のためで事実上の増収で成長。財務はほぼ現金で極めていい種の財務でCFも問題なし。その他利益率、ROEROAいずれも傑出まではいかないかもだけどなにげにそれぞれいい水準ですね。
評価。
PER11とかPBR1.9とか。状態のわりには低評価には思える。とはいえこれまでそれほど高い評価を得てたわけでもなさそうで平均をとるとPER16ほどの模様。広告があまり評価される事業じゃないところはありそうでそのへんがある気は。あってるかわかりませんが。好調が続くとおもしろそうですね。
GMOTECH
業績渋めのネット広告屋。財務などはわるくないけど業績はギリギリで現状維持でいっぱいみたいなところのなかでMEOサービスが伸びてる感じでこれがどこまでいくか。あるいは大いに伸びて稼げるようになるやもしれないとは。目先上方もこなしてなかなか上向いてきてる感は。
・・・ですが現状までは稼げてないというか赤字の計画でやはりまだ現状維持でいっぱいいっぱいのようには。
評価。
PBR2.6とか赤字だったり低ROEなのであまりPERでみるのは向いてないかと。評価としては高いというかボロ株評価に突っ込んでるようには。冷静に見るとBPSも増やせてない会社にPBR2.6超えです。
ただだけどMEO伸びてて大きく売上は伸ばしてるので景色一変もあるかもしれないというか実際そうなればどこかで見せ場もわかるのでそれを狙うのもありかもしれないとは。
イルグルム
ソフトのマーケティングツールを提供で、めっぽうSaaSよりなようには。現状伸びてるしっ顔の減益も理由もあり増収は続き原価率は下がる傾向。財務は良くはないけど、CF自体はでるので問題があるとも。というか投資熱心で買収などもはいるためにお金がかかり財務が悪くなってるところですね。
とりあえず目先まで順調。できるかはわからないけど結構意欲的に思える中期経営計画などを出してきてますね。夢物語っていうほど難しくはない気が。いや、以前の計画は出来てるか微妙なところですが。
評価。
PER22のPBR4.3とか。普通に高PBRで成長期待で高評価ではありますね。ただイルグルムとしては株安もしてきてPERなどは低く出てきてるようなところではあります。わりとPER30以上とかも平気でつけてるのでイルグルムとしては安めですね。ただ絶対的には評価はやっぱり低くないので会社の状態や意欲などをどうみるかでしょうか。計画できるなら今の株価帯じゃないかなあとは感じます。できるかどうかはしらないけど。
名前みても想像しにくそうですが以下のようです。
測地ソリューション事業(測量土木・不動産登記のソフトと機器販売、三次元点群処理ツール)
G空間ソリューション事業(自動運転支援、位置情報解析、MMS計測機器・ソフト販売、三次元計測・解析業務受託、高精度三次元地図データ整備)
測量と自動運転を含む位置空間情報ってところですかね。
土木よりとはなりそうで2008〜2012年に業績後退でシクリカル味あります。近年は総じて好調で利益もでてましたが、2021で業績後退となり計画で今年は苦戦。
あとは2017年に資産増「当社グループが事業展開する高精度三次元地図データベースに係る生産能力の整備拡大、及び準天頂衛星から配信される位置情報の信号を活用した製品・サービスに係る研究開発の着実な推進に向けた体制の強化を図るため、平成28年12月に第三者割当による第1回新株予約権の発行を決議、平成29年2月に全ての新株予約権の行使が完了し、資金を調達」現金あたり増えてるね。も、固定資産なは2018年に有価証券増やしてるくらいであまり触ってないですね。もっとも投資は固定資産にするタイプじゃないかもですが。
上の施策もあり財務はいいですね。高自己資本比率。
営業CFは低迷期も含めわりと安定的で設備投資もあまりいらないのでFCFも安定的。現金持ってるしかなり資金繰りは余裕がありますね。
と財務CFは問題ないので業績次第ではないかと、現状特に2018年以降足踏み感が値良いですね。目先2Qでは前期厳し目の売上は戻す傾向にはありますね。利益は落ち目ですね。とはいえ普通に儲かってますが。
な、ところですが株価も随分下がり蓄財企業としてもみれなくもないバリュエーションにはきてますね。上右記の通り三次元地図データベースが強化されたり、諦めて大型還元でもくれば面白そうといえば面白そうですが低ROE化もありバリュートラップにもなりそうな雰囲気でもあるので投資方針次第な気はします。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
通常運転(損失)という感じに推移しております。
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記事補足してます。
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