大河の一滴

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信じるゲーム

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あがる株を当てるゲームがあります。

端的には株式投資なんだけどね。

自分は何度も当たるといいですねという感じに言ってたりしますけど。

自分は一応それはわからないというスタンスだったりします。(当たる当たらないというかわかるわからないという選択ならわからないという立場を前提にするべきという感じ)

というのは建前みたいなところはあったりなかったりするところからの・・

実はそれなりに当たるよねだしわかるもんだよね・・からのでもそれだけじゃ足らないよね?というなんだか微妙な意見からの・・

株式投資はあがる株式を当てるゲームであるようでいて実は違うゲームじゃないか?というお話。

 

実は株価があがるものは結構当たるし、結構分かるんだ。

ぶっちゃけそうだと思います。

だっているでしょ?

株価上る前、これあがるって言ってる人とか上がった後にこれが上がることはわかっていた。とか言う人。

たいていあまりもってなかったり、下手したらその銘柄で損してたりも往々にあったりするけど。

 

自分は上がると思ったこともあがるとわかっていたこともそんなに嘘じゃないと思うんだ。

例えば自分の優秀さをアピールするために見栄張ったりしていたわけでもないと思ってます。

株価上がるものを事前に当てたり、あがったあとに実は分かってたというのは別に神業とかじゃなくてそれなりにできてしまうものだと思うんです。もしかしたらたいしたことでもないのかもしれない。

だいたい、株価なんて上がるか下がるかぐらいしかないし回答が2つの選択肢しかないならそれなりに当たってしまうし、株価変動だってまったくルールがないわけじゃないからあるときはあるルールであがることがあったりで、ルールを学んだ人ならわかってしまうことだってあるでしょう。

 

なので自分は上がる株式を当てるゲームはそんなに難しいものじゃないと考えています。

 

なのにそのゲームで満足行く結果が出すことがなかなかできない人も多そうだし、むしろ散々な結果になっている人も多い気がします。

 

なんでなんだろう?

それは単純な話で株式投資は本質的には上がる株式を当てるゲームじゃないからです。

 

自分が大好きな話なんですが

 ピーター・リンチのマゼランファンド。

このファンドは13年間に25倍になったそうです。

しかしながらこのファンドを買った人の80%が損したそうです。

 

あのですね。リンチが運営するファンドを選ぶとか紛れもなく大正解なんです。

そして4~5年の実績を見てこれは正解だろうとすることもそんなにハードルが高い行為じゃない。その後だって8~9年の大正解な期間がある。実際に80%の損した人の中にはそうするのが正解だとファンドを買った人がいたでしょう。

 

正解を選んでも、それが歴史に残る偉業とされる大正解であったとしても80%の人は損するんです。

株式投資は、あがる株を当てるゲームじゃないからです。

 

株式投資は正解を選ぶゲームじゃない。

 

正解を選ぶ必要がないなんて言ってない。

正解を選ぶだけじゃ足りないと言ってます。

 

なんで足りないんだろうね?

上がる株を当てるだけじゃ足りない。

なんでか?

 

自分はこうだと思うんです。

それが上がる株式だったとしてその正解、あるいは大正解を選んだとしてもそれは常に正解であるわけじゃない。

どんなに素晴らしい回答もリンチのマゼランファンドほどに素晴らしい回答であっても、常に正解であることはなくて不正解である時間がある。

その前のいずれかの瞬間からは損をしていく損を大きくしていく、不正解な時間があるんです。

 

どんな素晴らしい回答にだって不正解である時間がある。

つまりは上がる株も下がる時間がある。

 

ほんとうの意味で正解にたどり着くためには、その不正解である時間をなんとかやり過ごさないといけないんです。

そしてその時間に敗北する人はとかく多い。それこそ最上級の答えにたどり着いた人の八割が脱落するほどに。

そうなんじゃないかと思うわけです。

 

じゃあ株式投資はなんのゲームなんだ?

 上ででたけど、不正解である時間をなんとかやり過ごすゲーム。

という事はできそうです。

別の言い方をすれば

 

信じるゲーム。

 

 と、自分は言えると思うんです。

 

それは不正解かもしれない。

そうなる可能性もある中でそれは正解だと信じ続けるゲーム。

それが実際に正解になるなったものを信じ続けられたときに大きな報酬が得られるゲーム。

言葉で言うのは簡単だけど、じっさいかなりヘビーなゲームなんだと思います。

 

どうしたら勝てるんだようね?

結局は信じるに足るものを見つけるしかないんだと思うわけです。

だって信じるに足るものがないのに信じられるわけないでしょ?

もっとも信じるに足らないものを信じてしまったら悲劇になりそうだけど。

だから、丁寧に勉強や学びや観察や経験を積んで、信じるに足るものを見出す必要があると思うんです。

人は馬鹿なようでそんなに馬鹿でもないから必要なこと吸収したらそんなに信じるべきでない事を信じたりしないもんだと思いもするわけです。

時々は信じるにたるものを信じても裏切られてしまう事もあるだろうけどね。

そんなことを思って自分は信じるに足る根拠を見出すべく例えばこのブログをしたりしながら信じるゲームをしているわけです。

 

 

株式投資は上がる株を当てるゲームの勝者に微笑みません

上がる株を当てるゲームで勝つだけでは足りないとするなら

あなたが突き詰めるべきゲームはなんですか?

 

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 今回はこれあたりの焼き直し繰り返し。

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