ゲームのレビューって面白いのあるよね?
全然面白くないのももちろんあるけど著者が高い知識とかユーモアを備えたりしてるとかだとそのゲームしてなくても面白い文章になったしたりすると思います。(そしてそのゲームをしているとそのレビューがより面白くなる)
もうかなり昔だしとてもマニアックだけどそのような面白いレビューに以下のようなものがあったんだ。結構印象深くて今でも覚えてます。
アマガミ: インプレッション - The Great Underground Home Page
実際問題かなり内容くだらないんだけど、その中にユーモアとか知性が光ってたりするのですが、まあそれはさておき。
今回はこのレビューなんかを思い出してこれでも投資の話できるよね?ってみたいな話。
今回でそのレビューで重要なところはここなんです。
DOOMは、どの武器で、どの敵を倒すか、選択するゲームだった。Might & Magic VIは、銅鑼を鳴らすか鳴らさないか(鳴らしたらどの角度でファイアボールを打つか)を選択するゲームだった。マリオは基本的に上の道を通るか下の道を通るかのゲームだ。あらゆる偉大なゲームは殆ど、良い"WHICH"をプレイヤーにつきつけてきた。良い"WHICH"は、そのゲームが究極に目指している快感と密接な関係がある(DOOMで一番スカっとする瞬間といえばどれだ?)。」
良い、偉大なゲームは良質なWHICH、つまりは選択を含んでいる。
スーパーマリオブラザーズなら、技術は要するけどスコアを望めたり早く目的地につけるルートと、技術はいらないけどミスしにくくより安全なルートのどれを選ぶかという選択をし続けるということだね。
そして良質な選択肢を提示し続けられるゲームこそが偉大なゲームとなる。
それはゲームの話。確かにゲームの話。
でも投資も言えないだろうか?
良質の選択肢を用意し続けるならそれは偉大な投資になる。つまり利益が出る。
投資も同じだと思うんだ。
それはどのようにしてではない。
どれ?を選んでいく行為です。
そしてその連続。
そして振り返るべきだと思うんだ。
自分は選択肢を用意してるのか?
その選択肢からちゃんと選んでいるのか?
選択肢は用意するものだと思います。
四季報を見れば確かにおよそ4000弱の選択が用意されているとはいえます。
しかしそんなたくさんの選択肢からまともに選べるのか?
自分は選べないと思うんです。
だから自分でその選択を狭め自分で選択肢を用意する。
NECが目についたのならそこで他の選択肢富士通とパナソニックも選択肢に加えてどれがいい選択なのかを考える。
スタートトゥデイが目についた。そこで買うという選択だけでなく、買わないという選択肢も加えてどっちがマシかを考える。
リスクが高いと思うものがあったならリスクが低いだろう選択肢も用意する。
選択肢はせいぜい3か4くらいがいいと思うんだ。本当は二択ぐらいのほうがいいかもしれない。
自分が考え選べる範囲まで選択肢を狭めるべきだと思うんだ。
その上でその中でどれがマシか?を考え、その選択肢を選んでいく。
4000程度の選択肢じゃなくてそれが二択ならもっとマシな結果が出ると思いませんか?
だって少ない選択肢であるなら、すべての選択肢に対して検討、思考が及ぶはずなのだから。
あ、一択は論外です。
選択肢のないところで考えることになんの意味があるのか。
それはいいすぎだとしても、そうなるとそれはもう選択のゲームじゃない。
その選択肢をいかに肯定するかのゲームだと思うよ。やってる人いるね
そのゲームは必ず複数そして思考が及ぶ範囲に収まる数の選択肢の範囲にして・・
その選択肢の中でよりマシなものを選ぶ。
いつでも他の何かの選択肢よりマシだと思える選択肢を選ぶ。
その行為をし続ける。
どれがマシ?どっちがマシ?とやり続ける。
それが投資を偉大なゲームにすると思いませんか?
そのゲームをするプレイヤーなら、選びがいのある選択肢を用意して、ちゃんといい選択をできるようになりたいよね?
その選択肢だけど
自分で考えてよ?とか思うところだけど。
例えば似たようなものを並べるのは駄目だとは言わないよ。
でも多くの人は似たようなものを並べがちな気がするところで、どちらかと言えば選択肢は違うものも並べたほうがいいと思うんだ。
例えば、グロースと優待銘柄とか。
例えば、ハイリスクとローリスク。
例えば、買うと買わない。
そんなときにグロースとグロースとグロースというか、似たようなものを並べちゃってそれみんな同じですがなとか思ってしまうようなこともあったりなかったり。
マリオが似たようなルートしかない選べないならきっと歴史に残るまでヒットはしなかったよね?
あと、盲点かもしれないと思うので言っておこうと思うけど、自分はそこに架空、選べない選択肢を加えることも結構あります。
すなわち過去のその会社。
過去の会社を過去に買うことと、今の会社を今買うことという選択肢を用意し、それだったら今買うほうがマシそうだよね?有利だよね?って考えるときなら今買うというみたいに。
そしてそうでないなら見送る。みたいな。
いろんな選択肢の用意の仕方があると思うんだ。
どういう選択肢を用意すればいいのかな?って発想もあっていいと思うんだ。
ぜひぜひ、選択肢用意上手。そして選び上手になってください。
自分もこのゲーム頑張りたいと思います。
で、上のレビューではこうも言ってます。
あらゆる偉大なゲームと同じく、アマガミはミクロな"WHICH"を積み重ねながら、マクロな"HOW"に答えていくゲームだ。そして、"HOW"に答えていく事に、終わりはない。(このような遊び方が可能になるのは、アマガミのゲームメカニクスが極めてシンプルだからだという事を覚えておこう。レゴブロックのパーツを一つ取ることに、パラメータチェックや乱数判定が行なわれていたら、我々は完成まで正気を保てるだろうか?)
偉大なゲームはミクロな”どれ”を積み重ねることでマクロには”どうのようにして”を答えていくものだそうです。
自分も良質でシンプルな”どれ”を積み上げることによって大きな意味で”どのようにして”に答えていこうかなって思います。投資でね。
投資は選択のゲームとも言えます。
選択肢を用意できていますか?
その中で他よりマシだと言える選択ができていますか?