大河の一滴

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とある株価変動の無敵論法

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これは無敵なんです

無敵だなんていうとなんて偉そうなって話ですが、今回はこういうふうに考えることもできるよって仮説ですね。

仮説ではあるけど、かなりなケースで解釈が可能な”無敵論法”だし、よって結構使える考え方にもなるかもしれない。

そんな話。

 

無敵論法ってのがあると思うんですよ。

無敵論法って調べたけど特に定義などなさそうなのでここでは以下のような・・という話で進めちゃいますが、本当はあってるかはわからないけど解釈的には矛盾も生じなく破綻もしない無敵論法ってのは結構あってそれは見えないものを変数に組み入れちゃうことです。
例えばダークマターを組み入れる宇宙の説明はこの無敵論法です。ダークマターあるかどうか分からないからね。

でも見えない変数Xのダークマターの量で説明できるものは破綻しないしある意味の無敵論法になり逆説的に不可思議な事象も理解、解釈できるわけです。

ただダークマターが可視化されちゃうと破綻しちゃいますけどね。

 

そして投資だとこの手の話が沢山あって。
「株価は需給だ」とか(需給を可視化したひといないでしょ?)
「株価は価値×評価だ」もそうです。
というか投資ならこの種の見えないものを変数に置いた仮説だらけって印象です。
でもどうせならいろんな事象を無理なく理解したいし無敵なもの(解釈に破綻の生じないもの)を採用したいよねって思いませんか?

実際これらが、わりと市民権を得て採用する人も多い株価理論足るのはそれが見えない変数Xによって不可思議なものでもわりと結構矛盾なく理解できるものになるからだと思うのです。

 

需給など可視化されなくその中で株価=需給として見えない変数Xを需給とするときとき、あらゆる事象を説明解釈できる無敵論法になる。

価値も評価も可視化されない中で株価=価値×評価として見えない変数X1が価値及び見えない変数X2が評価とするとき、ありとあらゆる事象を説明解釈できる無敵論法になる。

そして需給や価値や評価は可視化されるならばきっと矛盾も可視化され頼むに足る考え方ではなくなるのかもしれないとは思うところです。

 

何を言ってるんだ?って思われる方もいるかもだけど、以下はこの無敵論法の一つですね。

株価変動を説明する可視化されない変数を使う無敵論法の一つです。

もし変数が可視化されるならきっと崩壊するでしょう。

 

株価とは期待成長率とその見込期間を数字にしたものである。

と、言っても意味不明かもですね。

本当は株価ならPER×EPSで考えていくのですがわかりやすくもう株価だけで考えましょうか。

 

以下のものがあります。

 

今株価10000円で毎年5%複利で10年間株価が伸びるものがある。

そのときにそれをいくらで買ってもいいと思いますか?

いくらになるかはわかりませんが、これ限界はあると思うんです。

10000円が毎年5%で10年間増えるなら10年後には16,289円です。

およそ1.63倍です。

故に16288円が限度ですね。それ以上で買うと10年経っても一円も儲かってないあるいは損になります。逆に言えばば16288円以下ならば損はしないでもありますが。

 

では以下はどうでしょう?

今株価10000円で毎年5%複利で30年間株価が伸びるものがある。

10000円が毎年5%で30年間増えるなら30年後には43,219円です。
およそ4.32倍です。

これだと4倍つけても30年後には損にはなりません。

 

まずは、その成長が長く続くと見込めるなら買ってもいい、儲かる・・損にはならない株価はあがると思うんです。

 

そしてこれはどうでしょう?

 

今株価10000円で毎年30%複利で10年間株価が伸びるものがある。

10000円が毎年30%で10年間増えるなら10年後には137,858円です。
およそ13.79倍です。

これだと13倍つけても10年後には損にはなりません。6倍くらいでも十分儲かります。

複利5%の8倍の価格で買っても損しないって言ってます。

 

今株価10000円で毎年30%複利で30年間株価が伸びるものがある。

10000円が毎年30%で30年間増えるなら30年後には26,199,956円です。
およそ2620倍です。

これだと2000倍?つまり2000万で買っても30年後には620万ほど儲かってるし、1000倍でも1620万儲かりますね。

複利5%は4倍くらいが限度ですがその250倍つまり1000倍の価格で買っても損しないって言ってます。

 

そしてその高い複利成長率を見込めるなら買ってもいい、儲かる・・損にはならない株価はあがると思うんです。えげつないほどあがります。

 

株価変動とは期待成長率とその見込期間が変化することである。

これ、無敵論法です。

期待成長率と見込み成長期間が実際には見えない変数Xだからです。

 

あるものの株価変動は、その期待成長率と見込み成長期間の変化である。

そう言うならかなりのことを理解解釈できて・・感覚的にはかなり合ってそう・・というか理解解釈できるようにした無敵論法を使うのだから当然ではあるんですけど。

 

まあ実際には期待成長率も見込期間も見込みで、これまた無敵論法の株価=評価×価値=PER(PBR)×EPS(BPS)の”PER(PBR)”がこれで決定されるとするのが使いやすいかなあって思うところです。

その銘柄でPERが上がるなら、期待成長率かその見込成長期間あるいは両方が伸びたと解釈できますし、PERが下がるならそれが下がってということですし、

PERが高いのは期待成長率かその見込成長期間あるいは両方が高いかであり、PERが低いのは期待成長率かその見込成長期間あるいは両方が低いです。

 

・・と、解釈するのです。

そして解釈できるはずです。

だから見えないものに変数を置いた無敵論法だからです。

 

実際かなり汎用性高く使えると思うんだ。

2020年7月現在・・

オープンハウスのPERは6で、MonotaROのPERは85です。

実際見せてるEPS成長率はオープンハウスのほうが上かなあって気ははしてますが、このPERの差はならば見込み成長期間の差だとは解釈できるわけです。

 

これはかなり汎用性高い考え方足るのではないかと。

例えば自分が見込む成長率と見込み成長期間が上回ることがすなわち安いだし、株価が下がったときに見込み成長率と成長期間で考えて悪化してないとできるなら持ち続けるとかできますよね?

 

あとは大きな株価変動のえげつなさが理解解釈できると思うんです。

端的には見込み成長率。高成長見込み帯。

上で見ましたよね?

30%複利成長で30年生長期間を見込むなら・・

 

それは2620倍。2000倍で買っても儲かる。

そして同時にそれが5%になったときには上限で4倍です。

つまり見込み成長率が30%から5%に変わったとき、株価は500分の1にもなるって事です。逆に5%から30%なら500倍。

まあこれは30年という極端に長く成長期間を見込んだケースなので実際ここまで極端なことは極めて起きがたいとは思いますけど、それが10年なら・・13.8倍と1.6倍です。ここでもその差は8.6分の1、8.6倍となります。

 

実際には見込み成長30%と5%の移動はありえます。

そのときの凄まじいボラティリティも理解解釈説明できる無敵論法なのです。

本当にそうか?はしりませんよ?

でも例えばクックパッドなら高値から安値までだいたい10分の1まで株価は下がりました。

これは10年見込み成長率が30%から5%に落ちたからとは理解も説明できるわけです。

 

もちろん警戒もできるはずです。

ね?結構汎用性ありそうじゃない?

 

まあこれは仮説の域もでないものです

自分は結構使っている考え方ですが、実際扱うにはちょっと複雑で実務的には成長期間の部分は省略してますね。

例えばオープンハウスなら成長期間が短く成長率が落ちたあとを織り込んでるとして見込み成長率を下げられているので低PERにでると解釈してます。見込み成長期間の短さを成長率を低く見積もることに変換してる感じですね。

 

なたMonotaROに関してはこの解釈法では10年間の20%成長くらい見込まれてそうってみれます。そうすると6倍くらいでPER85の6分1でPER14。PER14くらいで高成長でないならまあそんなもんかくらいに感じられます。

と、言う感じに業績は2~3年後まで織り込むとか言う言説には自分は違うかなあって意見も持ったりするわけです。MonotaROなら10年後くらい見てそうだよ?

オープンハウスは2年後も見てないというかもっと先というか、もっと先のきっとむしろ今よりEPSが下がった姿が織り込まれてるって印象。

まあ、これも無敵論法からの仮説ですね。

 

とまあ、我ながら結構汎用性あるよね?って思ったりもします。

よければ一つの考え方として採用しませんか?

もちろん改良していくのもいいと思いますよ?

とある株価変動の無敵論法

 

 

とある株価変動の無敵論法

株価=期待成長率&見込成長期間を数字にしたもの

活用するならどうやって活用しますか?

 

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