大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(8920)東祥/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

東祥とその他

株価

1420円(人々は、山頂からひたすら転がり落ちている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8920 2378 6074 8697
企業名 東祥 ルネサンス ジェイエスエス 日本取引所グループ
市場 東証一部 東証一部 JQS 東証一部
業種 サービス サービス サービス その他金融
時価総額(億) 544.1 193.1 17.5 13306.9
株価 1420 903 434 2481
決算期 2021/03予 2021/03予 2021/03予 2021/03予 I
予想売上(億) 180.0 320.0 66.1 1,260.0
予想営業利益(億) 20.0 (40.0) (2.7) 655.0
営業利益率 11.11% -12.50% -4.01% 51.98%
予想純利益(億) 7.0 (45.0) (5.0) 455.0
売上成長率(年複利/期間) 4.9%/14年 0.1%/14年 -0.5%/10年 15.8%/14年
EPS成長率(年複利/期間) -1%/14年 #NUM! #NUM! 17.4%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 19.3%/13年 5.7%/13年 15.9%/9年 17.5%/13年
PER 77.72 -4.29 -3.51 29.19
PBR 1.59 1.09 0.66 4.34
ROE 2.0% -25.4% -18.8% 14.9%
ROA 0.9% -11.3% -7.4% 0.1%
配当利回り 0.28 0.22 3.46 2.1
配当性向 21.9% -0.8% -11.6% 61.2%
総資産(億) 754.6 397.7 67.0 672863.0
自己資本(億) 346.7 160.9 28.7 2982.3
自己資本比率(%) 45.9 40.5 42.8 0.4
一言感想 急速後退 急速後退 いきなり赤字 高収入蓄財

 今週は比較。銘柄スカウターのスクリーニングで3年売上成長率15%以上、営業利益成長率10%以上のものからPBRを見ながらチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは11年11月24日取得。東祥。スポーツクラブ。比較にどうぎょ言うっぽい。ゲストにとうしょう(東証)と同音なものやってるJPX様。

東祥

業績

 非常に順調。ずっとほぼ増収増益でかつ営業利益率20%超でかつ上昇傾向。で、規模がでるにつれ原価率の低下傾向が見れます。またROAはそうでもないけどROEは高い水準維持で端的に優良成長企業。

なのが・・・でした。になるかならないかというところ。

スポーツクラブはコロナにぶち当たりのセクターとなり、2Qで大幅な減収減益。売上で-44.2%の利益で-86.8%。「主力事業であるスポーツクラブ事業においては、休業要請等により4月8日から26店舗を臨時休館とし、4月18日から全97店舗を臨時休館いたしました。休業要請が解除された6月6日より全97店舗が営業再開となりましたが臨時休館等の影響により、前年同期に比べ売上高は大幅に減少~感染症拡大の前から予定しておりました5店舗を新規開業いたしましたが、現在は仕掛案件を除き開業している店舗の収益力回復に経営資源を集中し、お客様の安全・安心、満足度の向上並びにコスト削減に努めておりますが、今後は消費動向を勘案し集客強化へと徐々にシフトして」

で、スポーツクラブの他にも無視できない規模でホテルや不動産もやってるね。ホテルはかなりやられてるようですね。ただ不動産は堅調なようです。

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という感じで、今まで文句のない成長企業がコロナで大きくリセットされたという局面になりそうです。2Q黒字通過を褒めるところかもしれない。まあこれは不動産で堪えてるかな?ってところですが。

計画もでて当たり前ですが大きく減収減益のものです。

視点としては、逃げた顧客が戻ってくるか?もとの優良企業に戻れるか?戻るならいつか?ってくらいですかね。

 

財務

有形固定資産よりの資産構成。総資産720億で 489億が固定資産だね。建物などはもとよりリース資産も増えてるのでこれは主にスポーツクラブでしょうね。

建物を取得しクラブを開店させてる。機材はリースかな。で、建物の上は賃貸に出すとかね。

その中で現金も増やしてる感じなのできてて極めて状態がいい感じで今期2Qは流石に現金減ってますね。負債も減ってますね。減ったのは短期借り入れとか未払い法人税など

わりと借り入れがあるほう。自己資本比率もほどほど。借り入れを増やしながら物件を取得してきたスタイルっぽく。現金<借り入れになり、利益やCFが詰まると苦しくなるかもしれない。まあ、当面は銀行は貸すと思いますが。2QでCF計算書は未開示。見る感じキャッシュアウトしてそうな。いや、わからないけど。

 

CF

 前期までは理想的な成長企業のCFしてるって感じ。

今後はちょっとわかりませぬ。リセットされちゃったからね。

 

ルネサンス

業績

長期に成長感あったけど、コロナぶち当たりでこちらも大きく減収。で、こちらは大きく赤字ですね。2QでBPS988からEPS赤字で238.2とかなので純資産二割以上飛ばす赤字でこれは大赤字の部類になると思います。

こちらは不動産とかの副業でカバーという感じでもなくまた利益率なども低いのがコロナで底を破って赤字圏まで大きく落ちた感は。

計画では後半は売上はかなり戻すも赤字拡大な雰囲気な感じですね。

さて、どうなりますか。

財務

主に現金と借り入れ増えてるね。CF見ると営業CFで50億飛ばしながらそれ以上借りて現金積んでますね。

固定資産も増えててひどい環境の中クラブも増やしてるみたいで開店は急には止まれない感。

まあそんな感じです。

 

CF

前期 2Qで営業CF+29億が今期2Qで-52億ですね。61億あった現金は108億に増えてますね。借り入れが大きく増えており借りてしのいでいる感は。

回復すればいいですけど回復しなく半期で50億飛ばしてたら速攻干上がるようには思えます。回復すれば大丈夫ではありそうですが回復するといいですね。

 

ジェイエスエス

業績

増収風味はあるけど、増益感はなくBPSは伸びる感じで停滞蓄財という感。 ROEROAとか利益率とかみても凡庸って感じですね。でも地味に稼いで蓄積してるって感じでしたがコロナで・・2Qで赤字ですね。2Q赤字はEPS-83でBPSは741くらいなので10%ちょいで蓄財はかなり後退ですがルネサンスほどじゃなくてこのあたりは、蓄財の地味ながら堅実感は。優秀ではないけど安全運転で比較的傷を押さえられたみたいな。

いちおう2Q短信で「緊急事態宣言が5月14日から5月25日に掛けて地域毎に段階的に解除されて以降、各種感染防止策の構築と徹底を図り、最大限安全に配慮した形で営業を再開する中で、当初は感染拡大の不安から休会者が増加したものの、7月以降は大半の休会者が復帰し、平時に近い状況となりました。しかしながら、同感染症拡大の収束時期が見通せない中で、当社事業への影響が払拭出来ない状況」

とか言ってる感じなので回復傾向はそうなのだろうかと。も、油断は禁物くらいですかね。他の会社も似たようなものかと。

 

財務

 資産増の自己資本比率改善みたいな傾向で自己資本比率42%ほどまで。も、2Qで5ポイントほど後退で2016年くらいまで後退ですね。

資産は前期末とちかいかんじですね。も、借り入れは増えてますね。借り入れはそのまま営業CFでとんだ分とかなりそう。

 

CF

2Qで前期+3.5億の営業CFが今期は-4億ほどですね。で、財務CFで+4.4億ほどなのでやはり営業CFとんだ分借りてる・・負債を増やしてる形。

まあ当然現状維持では厳しく業績回復しないと厳しい感じですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみ合い
週足でさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

東祥

テクニカル的には、2018年10月までキレイに上げ。その後さげ。下げているところにコロナが来てさらに下げたくらいですね。で、2020年4月に718円で下げ止まりその後はもみ合っている感じ。

調整安値の718、929、1102あたりを基準に見る感じがいいのではないだろうか。どこかをみながら割らなければ反転をみて持ってるみたいな感じで。

 


ファンダ的には、前期までは相当優秀な成長企業でした。も、コロナぶち当たりの事業でぶち当たってます。これが戻るか?いつ戻るかどれだけ戻るか?みたいな視点で。

不動産もかなり頑張ってる印象だし、地力はありそうな?

とはいえ財務は良い方でもなく借り入れなども大きめでCFが詰まると厳しいことにもなりそう。しばらく以上は大丈夫そうではありますが。

端的にはもとの優良成長企業に戻れるか?って話。戻れるならPBR1.6ほどは十分妙味もある水準にあるようには思えます。CFは若干不安だけど利益は出そうだし諦めるのは早いみたいにはおもえますがさてはて。

 

ルネサンス

わりと成長感あったのだけれども(少し減益傾向はありました)、コロナで底を抜けて赤字沼に突っ込んだみたな。

借り入れでしのいでますが、わりとすごい勢いで現金が飛んでいってる感じで長引くとすぐやばくなりそうなところは。飲食などよりは平気そうですがそれでもわりとすぐやばくなりそうな予備軍くらいには。そのへんは東祥よりはニ~三枚落ちて見えます。

会社は回復傾向にあるみたいな計画出して待てますがさてはて。

かなり株安したので回復がちゃんと認められればいいかもしれない。PBR1程度だとちゃんとBPSくらいは伸びてくる感じじゃないとあまり妙味はないかなーとかは思いますが。

 

ジェイエスエス

同じくコロナでやられてる組。も、地味で堅実な姿勢のせいか、赤字も財務の余裕はルネサンスよりはありそうです。東祥はよりマシです。ここは一~二枚落ちる感じですね。

 で、評価は随分株安してPBR0.65ほど。これはかなり見れる水準にも思えますが、2016年以前はこれに近い水準もあった感じなのでこれをどう考えるか。あ、もちろんこれは業績を黒字にCFもプラスのBPS増くらいの状態に回復するという前提ですね。・・そこまで戻るという前提ならわりと妙味もある感もありますがさてさて。

 

日本取引所グループ

盤石感のある業績。成長感はないけど、元々高利益率だし大阪証券取引所を吸収してからさらに規模も利益率も伸びて更に盤石と言うか、普通に堀持ちの高収益企業ですね。ここ。2Qもコロナとか関係ねえって感じに増収増益ですし。まあ、ここは市場の盛り上がりに連動と言うか企業成長という感じでもないですが。

資産は自己資本比率は極めて低いですが負債の大半は「清算引受負債」でこれは同額「清算引受資産」あるようで。連結子会社である株式会社日本証券クリアリング機構清算業務に関わるものだって。・・・ちょっと調べましたがどのような質の資産負債かちょっとわかりませんでしたが、まあ固有の構造的なものであまり自己資本比率が低いからと問題視する必要もないかなと。

で、これがすごいのですが営業CFは鬼でその割に設備投資も必要もなくFCFに大変余裕がある感じです。余裕は大半還元に回してるようです。

そんな感じで堀持ちで儲けて株主に還元する会社。

安定的だし良い会社ですが評価は高めですね。成長性も微妙という中でPER30のPBR4程度は高めには見えます。も、常に高いようなところはありどう考えるかですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

IT革命のそのさきの革命

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AI insideという会社がすごい業績を叩き出して話題になりました。

なんかAI使ったOCR(端的にはいろんなものをデータ化)はいいとしてすんげえ業績なのです。

以下のように。

通期。

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Qごと。

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年売上3倍近いペースを続けて四半期決算で利益が突き抜けてきて営業利益率60%ほどにまで。

あまりにもスゴイので話題になったのですが、自分もすごいなあってみてましたが、よくよく考えていくとその凄さはもっとスゴイ凄さの発露なのではないか?という・・

 

つまりはそれはIT革命のその先の革命の帰結なのでは?という話。

 

まあAI insideのことはいいんですよ。

いきなり梯子外しますが。

AI insideがすごいのは明らかですけど、それがAI insideという固有会社の凄さのみに起因してるなら、一つの天才とも言えるいわば例外事例で「いやあ、そういう優秀な会社が出て来ましたね。」で、終わり。まあAI insideに投資するなら好きにしてよ。すごくお高い評価で超値嵩株だけどね。

 

でもそうでもないのなら。

AI insideのスゴイ業績がAI insideの優秀さ以外の要因にも・・例えば社会環境の変化・・などにも助けられているのなら。

 

さて、どうなのでしょう。

もしそうならそれは何を意味するのでしょう?

 

話は変わりますが

元々インターネット企業とかソフトウェア企業の一部にはみられる特徴と言えるものがあります。

 

売上を立てたり成長をするのに投資をあまり必要としない種の企業があります。

普通というか今までの常識・・と言えるものだと思うんですけどより売上を立てるには商品をよりたくさん生産したりより多くの売る人が必要です。

いくらswitchが売れると言ってもswitchがなくては売れません。そしてもちろんSwitchをより多く作るためにはもっと多くの工場が必要です。

これは多くの企業に言えることで、売上を立てるにはもっと売上を立てるには商品を作る工場や商品を売るお店を多くしないといけないし、またそこで働く人を採用し教育し配置しなければなりません。

 

ある意味これまでの企業はそのような制約を課せられてました。

だからswitchが売れるぞって言っても、いかに自身では工場を持たなく他に委託するファブレス任天堂でもそう簡単にはSwitchは増産できず十分な商品は用意できず転売ヤーが跋扈した上で任天堂の売上は蓋をされるわけです。

そんな感じに任天堂はあれだけ勢いあるぞって言われても増収でいうと2021年度は二桁%の増収もいかなさそうでそれが即ち蓋なわけです。

 

無茶をすれば強引にもっといけるかもしれませんがそうするなら多くはバランスを崩し破綻してしまいます。

いきなりナントカは記憶に新しいですよね。売れるからといって拡張しまくるとしても、いいお店を出せる場所には限りがあるし人もやたら雇えば教育も追いつきませんし、そしてお金もかかり財務が犠牲になります。そこまでしてもサービスの低下を招き顧客が離れ結果大赤字と傷ついた財務が残って終わるなんてことは急いで規模を追った企業でさんざ繰り返されてきたことです。

 

そんな感じにある年に大きく伸ばすにしてもバランスを取るのも難しいし長期に成長し続けることもなかなか難しいもので長期に売上を10%複利以上で伸ばすことは本来偉業なのです。

 

しかしインターネット企業とかソフトウェア企業の一部はそれを飛び越えてきます。

前年の倍の売上を叩くのに工場も要りませんしお店も必要ありません。営業マンは増やさなきゃいけないかもですがソフト開発者は倍にする必要はありません。むしろ完成されたソフトやWEBサービスを売るなら必要な開発人数は少なくなるかもしれません。

 

売上を立てたり成長するのに新たな投資や雇用を必要としない種の企業がある。

 

もちろん投資も雇用もお金がかかります。しかしそれをしないで売上を立てたり成長する企業があるわけです。

そしてお金をかけてない部分がどうなるかというならもちろん利益になります。その分丸儲け。

これはこれまでの常識からかなりチートというかズルいと言えることかもしれません。

 

売上を伸ばすのに大きなお金を投じて工場やお店を作り、人を採って教育してなんてやると短期ならいざ知らず二桁成長でもバランスを維持しながら続けるのはかなり偉業。ある年に倍にでもしようものなら相当うまくやらないと即バランスを崩してしまう。

しかしある企業は工場やお店を作らなくても売上が伸びちゃう。人もたいして採らなくても教育とか手間をかけなくても成長できちゃう。

そしてそれらにかけるべきだったお金はかからず丸儲けのぼろ儲け。

ある年売上3倍にしたってバランスは崩れない。だってお店も作ってもないし人もそんなに増えてないもの。3倍売っても商品サービスの質は落ちない。だからスゴイハイペースの売上成長が続いたりしてもそれがそんなに偉業でもない。

 

自分には例えばAI insideはそんな種の会社のように思えるわけです。

 

最近そんな会社が増えてきるという感覚は持ってます。

ある種の企業成長で例えば設備投資とか採用などの蓋がなく、かつてないアホみたいな成長速度がでて、かつ利益CFが異常なほど伸びるというのが散見されるようになった気がするところです。

これはわりとこれは過去のバリュエーションの常識で見ない方がいいような気がしてます。

だから過去にはないほど早く成長してぼろ儲けする過去にはなかったものだからです。

 

複利20%以上とかの成長って続けるのは本来すごく難しいもののように思えます。

お店や工場が必要なら建て続けないといけないし人が要るならそのペースというより採用を加速させながら採り続け教育もしなきゃいけないとか極めて困難な話です。

 

でも成長に固定資産も人も必要ないとなるのなら。

 

思えば日本でグレートグロースとかとも言われてる企業。

例えばエムスリー、GMOPG、MonotaROはこの足枷を課せれてないネット企業です。(モノタロウは倉庫とかは必要ですけどね)

というよりは今世界を制覇するのではないかみたいな勢いも見せてるGAFAはMもつけてもいずれもこの足枷がない企業です。(Appleはハードじゃなくてソフト会社と見る必要があるけど)

日本ではGAFAに並ぶまで成長する企業が出てくるかは微妙に思えますが、それでもこの足枷を課されてない企業が猛威を振うことになるのかな?と予感するところです。

 

成長に固定資産も人も必要ないとなるのなら。

AI insideはそんなものを体現した象徴というか先鞭というかこれから似たような事例が多く出てくるのではないか?って考えるところです。

 

しかしこれで半分なんだ。

自分の中でAI insideみたいなアホなように売上を伸ばしぼろ儲けするみたいなもんが出るに至るのはもう一つの要因があるのではないか?と思うところです。

だってYahooは昔からあったでしょ?そしてYahooもAI insideほど弾けた成長見せてないからね。

 

後の半分、その穴を埋めるのはIT革命のそのさきの革命だと思うんだ。

 

IT革命だ言われたのはたぶんもう20年も前の話だと思います。

その革命はインターネットが普及するという話だったと思うところです。

ja.wikipedia.org

正確には情報技術ですね。2000年で初めて政府資料で出てきた言葉みたいですね。

 

でも思い返せばその普及スピードは案外早くなかったと振り返ることはできそうです。

インターネットって言ったって、皆がパソコンを開くようになった訳でもなく、iモードで音楽を聴いたりもしないし、お弁当の代金をおサイフケータイでスーパーで支払ったりはしませんでしたし、ネット空間はある意味リアルと分けられて、リアルが忙しいからとかネットとリアルを分ける言葉がSNS掲示板で交わされてたわけです。

 

それは一部の人のものだったわけです。

それが皆の当たり前になるまでは時間がかかったように思えます。つまりインターネットはリアルじゃなかった。

 

が、革命から20年たち人々は皆インターネットを手にしました。

それはスマートホンの進化や4Gなどの普及を待たなければならなかったのかも知れません。

ネットでリアルがなんちゃらなんてのは死語になりつつあるように思えます。それはつまりネットがリアルになったからだろうと思います。

ネットは所謂新し物好きが趣味とかでやるものではなく、誰しも使う必要なものに…

 

インターネットは20年経ち皆が必要としそして皆が手にするインフラとして整ったのではないでしょうか。

 

あるいはコロナが最後のひと押しをしたかもしれません。

インターネットなんて要らないやって言ってた人たちに、外に出れなくすることによって・・

抵抗する最後の人たちにインターネットを押し付けた。

 

さてどうなのでしょうか?

 

そのような前提を置く時、投資の世界への影響はどうでしょうか?

投資を考えるブログだからね。

 

さて、今まではある意味インターネット企業の成長もある意味蓋がされててインターネット自体の成長、つまりはインターネットを手にする人が増えるのも待たねばなりませんでした。

しかしIT革命は成りました。

もう皆がインターネットを手にしてます。

 

今まではネットで便利なサービスが始まろうとインターネットを手にしてない人はいて、その人は顧客にはならなかったわけです。

つまりMonotaROが如何にモノタロウを便利にしようとインターネットを手にしてない人はモノタロウなど使わなかった。(通販カタログがあるのは知ってますよ)

 

しかしもう皆がインターネットを手にしてます。

そのとき便利なサービスは皆が使おうと思えばすぐ使えます。

何時間もかけて遠くのお店に行く必要もなく、お店が満員で入れないなんてことも滅多にありません。

 

そこに今までやったことも無いものを新たに使わなきゃいけないなどのハードルは限りなく下がりました。

便利なら飛びつけばいいだけです。パソコンの使い方を学んだりする必要もないし、普段使わないパソコンを開くまでもなく手にはスマホが握られています。スマホの面倒な回線開設手続きだってもう済んでますし、最近はIモードで操作しにくいキーを操作し小さな画面を見てちまちま申し込む必要もなくなってます。

 

インターネット自体が広がるのとそれが広まったあとにインターネットを利用したサービスが広まることどちらが速いでしょうか?

 

これインターネットを利用したサービスだよね。

売上を立てるのに成長するのに固定資産への投資や人の採用や教育を省略簡略できて成長の蓋と言えるものもなく、その余裕は利益やキャッシュフローにも転嫁もしやすい・・いわばチート持ちが無限のフロンティアに解き放たれてしまったようにも思えます。

 

AI insideが出てきたもう一つの要因、後の半分、その穴とは・・・

つまりフロンティアの完成なのではないか?

 

これはそのさきの革命かもしれない

成長に蓋がなく極めて早く成長するくせにバランスも崩しにくく、その余裕を利益に転嫁してぼろ儲けする企業が雨後の筍の如く出てくるのではないか?

 

自分はここまで思考が至った時、「あ、これは革命は成った。」と感じました。ぞわっとしました。

 

IT革命とはインターネットが普及することではなくて、普及したあとに社会の形が変わることだったのです。

IT革命のそのさきが本当の革命でそれが真のIT革命なのかもしれないということです。

 

その革命の…おそらく小さな…影響がAI insideの業績なのではないでしょうか。

それはインターネットやソフトウェア企業の設備投資もせず人も大して採らず成長できるというチートじみた優位性とインターネットを皆が手にした結果の顧客となりうる対象が一部の人からほぼ皆になった故に出てきたひとつの事例。

 

AI insideの業績はこの会社が極めて優秀だってところはもちろんあると思いますが、その業績がこの会社の優秀さだけに拠るものではないのなら近いものがあるいは匹敵上回るものが今後も出てくるでしょう。むしろこれが革命の始まりならばそれはAI insideはただの尖兵になるかもしれません。

 

IT革命のそのさきの革命のそのさきは自分にはよくわかりません。

しかしそのさきがあるかもしれないと思った以上、この感覚の正誤を確かめるべく世を投資の世界から注視し続けたいと思うところです。

あわよくば自らのその変化の恩恵を手にしながらね。

そんなことを思う次第です。

 

革命は終わりましたか?

それともこれからですか?

 

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