大河の一滴

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努力のチキンレース

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自分は正しき世界というのを提唱しています

kamomenotoushi.hatenablog.com

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これは企業価値がまともに上がっていく正しいと言える資本主義経済環境下においては、投資系名著でいわれるような事が機能する正しい株式市場が形成されるし、その正しい環境で起こるようなことも再現されていくという事象を自分は正しき世界であると提唱しています。

 

その正しき世界で長く言い続けられて信者も多い一つの流派にアクティブ投資は簡単にインデックスに勝てない。投資では簡単には早く大きくは勝てない。だからインデックス投資をしとけみたいなものがあります。
例えばウォール街のランダムウォーカーとかで言われることですね。
一方でこんな方法が儲かるぞと注目を浴びてそれを用いて儲ける人も出るけど、いつの間にかいなくなり少数の例えばバフェット流とかグレアム流とかリンチ流とかオニール流とかほかにもいろいろしぶとく生き残り続けるものもあるくらいの状況。

自分は日本の株式市場もどんどんそのような状況をなぞっていくだろうなだろうと考えています。
そのメカニズムみたいなものはこうじゃない?みたいな話。


株式のリターンとは何でしょう?

と、問われたとしたらどう答えるのでしょう?
これは人によって回答が違いそうですが、自分は例えば一つの回答を用意しています。

 

株式のリターンとはPERの上昇かあるいはEPS。

 

配当や優待などもありますが、基本配当はEPSの中から払われますし、優待を出せばEPSが減るはずなので概念的にはPERの上昇かEPSですね。
PBRの上昇かBPSの上昇(に加えて還元)でも構いません。

このへんは株価=PER×EPSという原則から言ってます。だからPBR×BPSでもいいです。

 

このときEPSとBPSはいいんです。

問題はPERとPBRです。
これの決定は投資家の競争という側面というかそのそのものでゼロサムで決定するという性質があると考えてます。


PERとPBRの上昇を取るには他の投資家とゼロサムゲームで勝たないと取れません。

PERPBRが無限に上がり続けるとかまずありえませんし、そうならば勝てる人は限られます。仮に上がり続けてもそれはその先の下がるときの負ける人から奪ってるというのと同義でしょう。

ただし自分は奪ってるのは今となりにいる投資家からというよりは、過去のあるいは昔の投資家だろうという立場ですが。参考。

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

ゼロサムゲームというのがポイントです

競争相手がいる。
そしてその優劣勝敗は、その競争相手との競争の結果で決定する。

そうなるとどうなるかです。


競争相手が優秀であるほど勝つのは難しくなるでしょう。


競争相手が優秀なほど、頑張るほど、容易に負けてくれないほど、この競争で勝つのは難しくなります。

 

競争相手が強くなるほどそれまでと同じ闘い方では同じ成果が望めなくなります。


当たり前です。算数のテストで東大生が小学生相手なら無双できるけど、その小学生が東大生でなくても慶應生くらいになればそれまでのように圧勝するのは難しいでしょう。あるいは相手が慶應生になるなら東大生でも勝つよりは負ける方に入るかもしれません。

 

端的にはこの対戦相手、つまり多くの株式市場に参加する投資家が小学生から慶應生でも東大生でも他かもしれませんが、大学生になってきてるのではないか?ということです。


近年の株式市場では小学生だった投資家が大学生になるような事が様々起きています

例えば情報の整理取得が容易くなりました。

以前は四季報くらいしか簡単に企業業績を参照できませんでしたが、今は銘柄スカウターや株探でそれが容易にできる。最新の投資情報は瞬時にそれらのサイトに乗ってくる。
企業開示をみる人も増えました。

ある人は出てくる開示を全部見るなんてことをして圧倒的な成果をだして、それをみた人が開示を全部見るなんてことを真似し始める。
SNSの隆盛で成果の出た投資ノウハウなどは即拡散していくし、やる気のある人の投資勉強会などのイベントも盛んで、成果を出した個人投資家が惜しげもなくそのやり方を本にして出したりする。そしてこの本がよかったなどと勧める行為も珍しくもありません。
いい情報は積極的に拡散されてきました。


ある意味ここ十年の個人投資家界隈は、情報を得る環境が整備されてもいったし、盛んに皆で教え合い皆で能力を高めてきたといえます。

それが何を意味するかというならそれはゼロサムゲームの激化です。
PERPBRを取る競争の激化です。
それが起こってきてるように見えるわけです。


SNS時代を受けて華々しい実績をあげる投資系インフルエンサーがたくさん出てきました。
その中でも井村さんは特に有名だし華々しい成果を出したと言えましょう。 

 

www.meijiyasuda.co.jp

media.monex.co.jp

 


井村さんはすべての上場企業の開示をみるという途方もない労力をかける方法をされてそれが衆知のものとなりました。
ゼロサムゲームでは他の競争者のレベル差で成果が決まります。
ある意味は井村さんは極限の努力をもってその傑出した成果をもぎ取ったと言えましょう。
もちろん井村さんだけではないですが、多くの凄腕とかが開示を見まくるなどして高いパフォーマンスを上げました。

そうなるともちろん模倣者が出てきます。それもたくさん。
そして個人投資家の多くとまでいいませんが、株式市場は小学生から大学生になった人たちだらけになったと言えるでしょう。
ある意味東大生だらけの株式市場になりました。
もちろんまわりが東大生になるならそれまでと同じ努力では同じ成果を得られません。


頑張ってるのに成果が小さくなっていくなんて状況が生まれてきます。

 

それまでの優秀さを維持できた優等生は周りも頑張り成長することで優等生ばかりになった世界では陰ってくるからです。


ところで、人に差をつける方法をご存知でしょうか?

それは人のできないことをすることと人のやらないことをすることです。
前者は能力的にできないこと、後者は人がやりたがらないことをやることです。
さらには人のできないことをできる能力…つまり優秀さをもった人は限られてます。それにその優秀さは努力でカバーしてくる人もいます。

井村さんなどはこの極限の努力で成果をもぎ取った典型的な方と言えるのではないでしょうか。


そして優秀さの差を埋めるツールなども充実した結果、優秀さでは差がつきにくくなり、ゼロサムゲームの高い成果はより純粋な努力をどれだけ注ぎ込んだかに左右される努力のチキンレースとなっていくのです。

 

努力のチンキレース

ゼロサムゲームは他者より優秀でないと成果が小さくなる。他者が成長すればするほど努力すればするほど自らの優秀さは維持できなくなりゼロサムゲームの成果は小さくなるし、過去と同じ成果はより努力を注ぎ込まないと、人より努力しないと届かなくなるチキンレース

自分にはこの努力のチキンレースが過熱してきているように見えるのです。
言い換えると、努力の価値が落ちているといえます。コスパとも言えましょう。

他者が努力するほど自分の努力のコスパは落ちていく。

 

高みを目指す人が切磋琢磨していくのを悪いことだなんていわないけど、株式市場の実りは有限で限られたパイで、一定以上の成果は他者との取り合いで参加者のレベルがあがると同じ努力で同じ成果を得がたくなる努力のチキンレースが過熱してきてるというのがある意味ここ十年くらいの株式市場の在り方なのではないでしょうか?

情報は早く伝わるようになりました。

このいろんな手法の隆盛そして衰退はきっとより速くなっていくのだろうと思います。

 

そのときあなたはどこまでこの努力のチキンレースに参加しますか?


これは降りる人も出てきてるように思えます

例えば過激なゼロサムだと思えばわたくしかもめは降りてますね。そのようなチキンレースが要所で起きてるなと感じ、結構前に省力化しつつそこそこのパフォーマンス…つまり基本的にはゼロサムで負けない程度に立ち回りプラスサムをとれればいいみたいなスタンスになってます。

ほかにも井村さんなども全開示のチェックはしないようになったと聞き及んでいます。
努力チキンレースが進むと努力のコスパは悪くなります。
それでそれならもう大きな成果を追うのは止めようとする人たちが増えてくるわけです。井村さんが高い成果を諦めたのかは知りませんが。

 

そして優秀さを示す形は努力だけではありません。

優秀性の示し方はいくらでもあります。
我慢強さだったり胆力だったり、機を見るに敏だったり、慎重さだったり、執念だったり、謙虚さだったり、傲慢さだったり、情報収集や整理が得意だったり、強みのある人と仲良くして情報を引き出す能力とかも。まあいろいろ。

それがあるときには胆力がある人が報われやすくなったり、あるときは慎重さを備える人が成果を出しやすかったり。そんなものではないかと思うわけです。

 

それは流行り廃り巡るものです。

例えばエスカレートしていった開示全部ローラーなどは皆がやるほど努力のチキンレースになって旨味を失い、努力を手放す人がふえて、いつしかだれも見なくなり(開示なら皆見なくなるとは想像しにくいですが)旨味がでるようになってまたそのうちまた努力が高い成果を生むようになる時が来る。
そうやってめぐり繰り返すものだと思うんです。


そう、正しき世界の話でしたね

これらの巡りを正しき世界は内包すると考えてます。

ある方法を皆やらない時にそれの妙味に気づいた人がそれをやるようになる。

その旨味が周知されるに連れ皆がそれをやって成果は努力のどれだけ注ぎ込んだかによるものになる変質がおきり、こんなの労ばっか多くて報われないと皆やめていく。

多くの人がそれは儲からないとそれをやめればまたちょっと違う形で妙味が生まれそれを見つける人がでてくる。

これの繰り返し。

そしてこれは最強だぞと、幾多の投資法が生まれそして消えていく。
変化もしながら大きな意味では変わらぬ正しい世界が続いていく。

そのようなものだと思うんです。

 

そのなかであなたはどうやって生きていきますか?

まあ努力のチキンレースに巻き込まれるのは嫌ですよね?


ならば考えましょう。
何がいまラクして成果をたくさん得られるものか?

あるいは労ばかり多くて成果がないものは捨ててしましょう。


そして皆がそれを考えていくことで。

拾い捨てることで正しき世界は紡がれていくのです。

 


正しき世界の中でどのようなスタンスで闘いますか?
努力のチキンレースにどれだけ参加しますか?

 

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