基本データと取り上げた理由
株価:362円(人々は、大きな夢をみたが叶わず意気消沈してたところにまた夢をみて今度こそ夢破れ落胆している。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6619 | ダブル・スコープ | 東証PR/電気機器 | 199.92 | 2024/01 変 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
480.43 | 38.65/8.04% | 5.5%/13年 | - | 0.34 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
29.39%/13年 | 10.63%/13年 | 27.64%/12年 | 1.87% | -1.5%/13年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
291/13年 | -1554/13年 | -1263/13年 | -90.23/14年 | -% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
1710 | 535.2 | 31.3% | 0% | #VALUE! |
今日は分析。ある投資イベントに出た時に聞いた銘柄からきになったものかブログでやってないなってものをチョイスして分析。次週忙しくなりそうなのとロマサガしたいので分析さらに二周継続。ダブル・スコープ。ダブスコ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年11月06日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「増収も利益足踏み」
リチウムイオン二次電池用セパレータの専業メーカー。
一時期流行ったというかダブスコという名称のほうが通りがいいかもしれませんが、リリウムイオン系材料メーカーです。
こういうの。バッテリーに必要な部品ですって。
バッテリーで特にリチウムイオンは、スマホが代表的ですがおそらくもう使った機器にふれてない人とかいないんじゃないかといほどの普及しさらに増え続ける気しかしない機器ですが、実際部ダブスコは非常に高い成長性をみせてます。
一本調子でもなく2012年2018年とかに減収もあるのですが、長期のCAGRをとると29.39%/13年であり、下手なというよね多くのSaaSあたりの勢いあるネット企業などよりよっぽど高い成長率を示してますと。
一方で赤字も2018-2020年にあり2022年などは高い利益率17.36%ほど示して、またおちるなど、利益も安定しないし、成長率もかなり気まぐれではあるけど、結果としてすごい成長。
そのなかで2024年は増収の利益であるけど、期替えで一月多く、それをふまえると事実上の減収減益ですがかね。目先は成長性が一服感はあります。
BPSなど。 BPS成長率とると27.64%/12年とかこれも理不尽なレベル・・・ではあるけど2018-2020はBPS734から218とかまで減らしてて、ともかく成長はすごいけど不安定で危うさもあるという印象。
前期2024。
資料。
減収と思いましたが、会社の出してる106.5%は前期も同月カウントなので、増収の間違いですね。失礼。よってまだ成長になりますね。落ち着いてきてるは変わらないとはなりそうですが。
利益。販売数が増加してるけど単価が落ちる。一方で原材料費もあがり人件費もかかる。
ここまでみるに需要自体は豊富で売れてるし伸びてるのだけど、いまいち価格競争力に弱そうだというのは推察できると。コストも増えて利益的には結構しぶいというところは。
それでも爆発的に売れれば(2022)大きく増益とかもあるけど。ちょい増えるくらいだと大きめな減益(2024)。減収だと普通に赤字(2018)というか伸びながら赤字(2018-2020)でだから伸びてるけど価格競争力が弱くてイマイチ利益が安定しない・・という感じになってるようには。
製造業は増収時により増益、減収時により減益しがちですが、ここはもっとその感度が高いというか低い水準になってそうな雰囲気は感じます。
この伸びるけど、あまり儲からないの体質?をどうみるか。
今期2Q。
増収減益。2Qではあるが+23.6%の増収で減益-60.8%は、めっぽう価格競争力、価格決定力に乏しいとなりそう。顧客に対する立場が弱い気が。たくさんつくれ、たくさん買うから値段を下げろとか言われるとNOといえないくらいの立場ではないかとは。
まあ決算資料でコスト増要因として
「・欧州向け船賃上昇(スエズ運河閉鎖に伴う)及び空路への切り替えで前年比3.8億円増加
・EV需要減少に備え生産量・在庫抑制による固定費の増加で、売上原価は26.7億円上昇」とか言ってるので違うかもしれませんがコストを販売価格に添加できないくらいは強くはないだろうなとは思いますが。
それで会社は成長するとはしてますね。もっとたくさん売るぞの姿勢。
競争力が低いは課題にはしてそうですね。値上げするぞってあんまりなく、みなコスト下げるぞって方向性が立場が察せられるところですが。
で、わりと大きな目標出ている。2030年で売上2500億の営業利益330億が仮にできるならば2024年実績に対しCAGRで31.66%/6年でこれまでの実績からちょい上のペース。
利益に関しては42.96%/6年でありできるといいですね!ですができるとほんとにいいと思います。たぶん化けるの部類になると思う。利益率でいうと13%ほどであり2022年とか2016年とか高めの期ではできてるくらいでもありますね。
財務
資産増。自己資本比率低め。てか利益剰余金マイナス。
(IRBankから)
有形固定推移。総資産1700億だから思いっきり有形固定より。
それで負債が472億で有利子負債348億で負債内有利子負債比率こそ高いけど。そんな額も大きくない・・ってところで自己資本比率30%ほど。
これは固定資産を大きく有利子負債で持つ形を予想したてので何だこれ?となりまして。というか総資産1700億に対し純資産1237億で自己資本比率31%とは何?と。
答え言うと、ダブスコは純資産は多いけど、自己資本は小さいってことです。
自己資本と純資産の違いは?株主資本などとの関係性も解説|クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
ここまで純資産と自己資産が乖離してるのは珍しいですね。それで乖離の理由が被支配株主持分701億。これが純資産にカウントされても自己資本にカウントされないのでそういうことになってると。
このへんでもみて。自分はみても実はよくわからなったというか、これが大きくなることはどういう意味を持つのかが良くできておりません。
【徹底解説】非支配株主持分はなぜ純資産?わかりやすく解説 | 経理のお仕事.com
それが以下のような推移なのですが2021年以降増えた形ですね。
CFもふまえると増資入っててそれがこの非支配株主持分になってそうで、そうやって調達し固定資産に投資してるって形になりそう。
なんで普通の増資になって普通の処理で純資産カウントされてないのか?はよくわからない。かもめは未解決ですが知ってる人はがいたら教えてゆるぼ。
といいうことで、その非支配株主持ち分がたくさんある形で意外に純資産比率は高め。自己資本比率は低く、利益剰余金はマイナスです。
いずれにせ儲かってはなくてなんか珍しい形してる。安全かとか潰れそうか?とかはこの非支配株主持分の評価の仕方がわからなくてわかんない。
CF
2020年まで営業CFがろくに出ず。も、2021年以降はまともにでてますね。一応2024の単年132億で時価総額196億とかなので自身の営業CFでニ年もかかりませんねってのはあるけど、減価償却などもありこれをそのまま真に受けるのもどうかって以上に投資がかさむスタイル。2024年で510億の投資CFで有形固定への投資。
という感じで投資CFがかさむ形で、FCFが2009-2024では2011年の3億とか以外は全部FCFマイナスですね。 トータルでFCFは-1263/13年で年平均90億くらい投資やなんやらでお金を稼いでなくというより出ていってるというのが実績です。
それを財務で補い続けてるという感じですね。借り入れ増資どっちもしてる。
このへんは特に収益性のよわい製造業ではままあるやつで、投資が必要で投資にお金がかかり、精算伸びても投資のほうがお金かかって繁盛すると返って資金繰りが苦しくなるやつ。
正直製造業としても価格競争力とか収益性が低く、質がよくないなって感じには見えます。そのへんと成長性、成長意欲などを踏まえてバリュエーションも絡めどうみるか。
無配。当然という感じはある。まあ無理してねじ込んで来るかもしれないけど・・利益剰余金マイナスなのでむりかな。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげて調整急騰からまたさげ
週足であげてさげつずけ
日足でさげとしか
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2016年と2022年にもりあがりましたが盛り上ってないときは常に近く盛り下がってるような。2016年3675まであげて2020まで下げ続け262まで。以降は持ち直してもみ合いから2022年に急騰で3175つけるも以降は見どころなしに下落で目先324までで、急騰して落ちるを繰り返してますね。それでおちてきて目先じゃコロナ安値262まで迫ってきてるとは。
形としては急騰からの長期下落で終わってる形ですが。さすがに下がりすぎとかみれるかもしれません。まあそうみた人が負け続けたという形ではありますので安易に入るのは危険かもですがどうみるか。
8月ショックも割った324が基準として心もとないのでコロナ安値262を基準にみるのがいいですかね。結構離れてはいますが、乱高下というかボラも大きく出るので、反転にでるなら見返りも大きいとして入るのはありかもしれません。と思って沢山の人が負けてる形だとは思いますけど。
ファンダ的には、リチウムインバッテリー材料。バッテリー伸びてるからね。伸びてる。相当な急成長。会社もその成長を継続するとしてるし投資も頑張っている。
一方、需要が高いというか引き合いは多そうで売れるけど価格競争力に乏しそうであまり利益が安定しなく、売れてる割には薄利。売上に伸びるときにどかんと伸びるけど、そうでもないときも結構あり売上の伸びにしろ利益にしろめっぽう不安定というか余裕がないというか、環境厳しくなるとより厳しくなりそうで、売れはするけどディスカウントされる下請けの苦しみみたいなのをある意味再現する会社のようには。
資産は固定資産より、生産力あげるのに設備投資が必要、でも以外に負債とか多くもなく、財務は悪くもないようには。ただ自己資本比率は低く、これらは非支配株主持分が大きいことに起因してて、これが大きめ。このことはどういう意味をもつのかはちょっとかもめはわかっておりません。
CFは死んでた。さすがに規模も出て営業CFがでるように。ただし投資もかかり投資先行で現状ほぼまったくFCF出ずお金は流出しまくり。まあ固定資産は増えてますね。
伸びてるし急成長のたぐいだけど、他のいろいろなスペックがお粗末な感じはある。でも伸びてるね。
評価。
PBR0.33ほど。利益計画だしてないのでPERなし。PBR0.3ほど。極めて低評価。だいたいこの位置に置かれる企業は全く未来に期待されてない水準と見れることが多い。
欠点だらけではある。非支配株主持分もよくわからない。たださすがにこの水準はどうか・・?とかはしたくなるものではあります。欠点だらけではあるけど成長してて利益もでてるメーカーです。そして計画では急成長といえるものを目指すとして、そこを目指して投資も進めてて、スケールメリットも効く製造業でほんとにまだまだ成長が続くなら諸々の欠点も吹き飛ばす素晴らしい未来もあるやもしれないとは思うところで、その宝くじのお代として破格に安い可能性はあるとは思ったりします。
あたると大きいと思います。当たるなら。外れるかもね。外れる可能性のほうが高いかも宝くじだからね。はずれてもそんな下がらないかも。さすがに低評価だし。とんでもねえ赤ぶち込んできたらわからない。ありえるとしか。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6619
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6619
IRBANK:https://irbank.net/6619
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないですよ。
記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
記事補足してます。
この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。
投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。
※有料部分の中身はありません。