大河の一滴

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(4612)日本ペイントホールディングス/東証PR/化学(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1134.5円(人々は、一時いきり立ったりしたけど叩かれたりもして大人しくしてるけどなにげに堅実に歩をすすめている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4612 日本ペイントホールディングス 東証PR/化学 26893.46 2024/12予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
16000 1840/11.5% 9.7%/18年 21.49 1.66
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
11.49%/18年 16.85%/18年 14.52%/17年 9.13% 13.5%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
10160/18年 -11402/18年 -1242/18年 -69.02/18年 4.6%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
27133.41 13583.11 50.1% 1.32% 28.41%

 今日は分析。ある投資イベントに出た時に聞いた銘柄からきになったものかブログでやってないなってものをチョイスして分析。次週忙しくなりそうなのとロマサガしたいので分析さらに二周継続。日本ペイントホールディングス。塗料世界4位。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年11月01日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」

塗料で世界企業。

ここでもみて。

日本ペイントとは | 日本ペイントホールディングス

いきなりここまで株主推しはめずらしいかも。

こんなことも言ってます。

「持続的なEPS の積み上げ(Sustainable EPS Compounding)」は投資家がとても喜びそうで、株主価値最大化を目指してEPS積み上げるぞとして、M&Aして自律分散型経営である意味、いいものをM&Aしてあとは勝手にやってみたいなモデルっぽく。自律で分散ですから。

良質で低リスクなM&Aの積み上げがポイントになりそう。これができるか。

ある意味、物件を買い増していく大家に近いかもしれませんし、株式投資ならあまり買収したものに干渉しないバークシャー・ハサウェイつまりバフェットに近いことの志向性とは言えるのかも。

「アセット・アセンブラー」モデルの競争優位性 | 日本ペイントホールディングス

優位性があるとしてます。

「設備投資の負担の低い業界特性を生かした低コストな運営力、高いキャッシュ創出力を特長としています。持株会社から各パートナー会社への資金供与は基本的にM&Aを実施する場面のみであり、各パートナー会社は根強い市場需要を取り込みながら、オペレーティング・レバレッジを生み出し、各地域で市場シェアの拡大を図っています。」

「設備投資などの固定費の負担が比較的軽い塗料事業は、レバレッジ効果を生み出しやすく、 売上成長を上回る利益成長」

言うなれば雑なM&A成長戦略も、塗料業界の性質にはマッチしてると。

上記のページ見たほうがいいかも。

 

ということで買収しまくり。

あとはこのへんでも。

事業領域 | 日本ペイントホールディングス

世界企業。

アセット一覧 | 日本ペイントホールディングス

 

業績。そういう感じに長期成長。2016から加速感ありますね。

 

過去の中期計画。

経営モデルの構築と成長戦略の進化 | 日本ペイントホールディングス

ここで2017目標くらいから高い目標でひっぱり、それができたりできなかったり。

今の戦略をしてるっぽい2016年からEPS成長率を測ると15.21%/7年でかなりの水準。規模が踏まえるととても高い。

BPSだと10.21%/7年で低くないけどEPSはより以上で質的向上をなしているとも。

で、この期間のROEは7-9%ほどで実はROE以上の成績といえるところで、このへんは買収のせいとなりそう。買収とかふくめるとROEと乖離したEPSBPS成長とかなりなりがちで、会社の目指す高いEPS成長には買収が必要となりそうだし、そしてこの会社はうまく買収を使ってそれを上振れさせていると。

 

また買収決めてます。

日本ペイントHD、バフェット流の大型買収で株価急騰 - 日本経済新聞

上でバフェットっぽいとしましたが実際にそれっぽい経営と言われてますね。

「買収後の組織統合(PMI)はいらない」とまでいってますね。

海外投資家が入り影響力を行使してスタイルチェンジしてきたようですね。

現行もこの投資家?が株数過半をとり、それを反映した株主層で、相当投資家寄りの企業になってて、いわば投資家が考えたさいきょうの企業を実現しようとする方向性とはなりそうです。

それでさらに買収連発。

 

ということで、わりといつ買収が飛んでくるか?もわからないところもあり、目先のQとか成長があまり関係ないところもありますね。もちろん買収で加えていくので売上あたりの後退はまずそうですが。

2Q増収増益。計画も増収増益。好調に見えるが実質ベース?では伸びてるけどもう少し穏やか。

 

財務

まあIFRSだよね。

(IRBankから)
こういうのは大きく見るのがいいと思うんだ。

買収しまくりではあるけど意外に落ちてない自己資本比率

特に2020年以降は資産拡大。有利子負債をがんと積んでますね。

特にコロナ以降で大型買収。上記では一兆円クラスのものもこなしており現戦略?をとってるのは特にコロナ以降になるとなりそうです。

 

 

CF

 

2015-2020年で意外に営業CF増えてないのは留意。投資はちょくちょくしてるけど、その間営業CFレベルではさほど効果があったとも見れない部分は。売上は伸びてますが。

それで2019にドカンと投資。これは上記のデュラックス買収っぽいですが解せないのは2019年に一兆円の投資決めてるのに投資CFがない・・・のは以下みたい。

ウットラムに増資の日本ペイント田中氏「買収したのはこっちだ」:日経ビジネス電子版

ウットラムの分をウットラムから調達して取り込んだ代わりにウットラムにもっと株を持たれた感じですかね。

それでさすがに営業CFも伸びてきたと。現状はまだFCFはあまりでてないし、大型買収もばんばん飛んできそうで今後も同様となりそうで、このへんをどうみるかですかね。

増配にはきてますね。

(銘柄スカウターから)

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてもみあいっぽいけどいちおあげ
週足でもみあい
日足でさげてあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、一応長期上昇で特に2013年以降からは堅調といえそうな。その中で2020年は急騰し戻した感じでここでの印象。高値2796からみると843までおちてもみ合いではあるけど、2016年あたりからみるとなだらかに安値切り上げでもあります。

このへんで実は長期に地味あげは地味上げ。急騰の再現を期待しつつわりと底堅い安値切り上げも期待するとかは。いろいろ8月ショック安値の807.8が基準にできそう。このへんをみながら2023年1313越えて、週足レベルの上昇転換、月足の上昇継続に期待する感じでしょうか。

 


ファンダ的には、世界4位の塗料。買収連打戦略で特にコロナ以降で拡大中。会社も買収するぞとしており、買収してすきにやらせる方針でEPS増をもって株主に報うとしており、また塗料はその戦略に向いているとしてますね。まずはこの戦略をどうみるか。

そしてこの戦略には海外投資家の意図が大きく反映してるというか海外投資家が過半を握りある意味投資家が経営を握っておりその意味で、買収して干渉せずはいかにも投資家っぽいあり方で、実際名前があがるバフェットとかもっというなら保有物件を増やす大家みたいな志向は感じて、このある意味投資家が考えたさいきょうの企業の方針に賛同するか。

現状は大きく売上利益を伸ばしており、そしてROE以上のEPSBPSを伸ばしておりEPS成長で投資家に報いるは目標に向かっているようにも。自己資本比率もさほど低下していないので、現状は破綻なども見えないと。

一方でCFで買収ほど営業CFあがっておらず、大型買収も限度がありそうな形をしながらそこで営業CF加速もみせたが、買収しながらもありFCFではマイナス先行感もありここをどうみるか。あとは大型買収連打はコロナ以降でほんとにリスクをとって踏み込んでるのはそこそこ最近で、そのへんも踏まえて買収戦略もっと大きく投資家の意図を強く反映した経営をどうみるか。

目先は順調。

評価。

PER21のPBR1.6ほど。絶対的には低評価ではないですね。となりますが、2020年あたりに高騰はありますが実は2017年とかからは絶対値的にそれほど株高も見られず、大きく増益しながら株価は調整気味でPERがぐっと落ちている形。2017-2020でPER30-50で当時はかなり期待、評価されたと見れる中で2020年に急騰で報いた?となりそうな感じが元の位置に落ちてきて過去より低い位置でもみ合ってる感は。

今度こそ2020年の再現する形でまたさらに高PERに向かうも考えられることは考えられるので投資家の考える企業はやっぱり最強だったとかになり、好調が続き伸び始めた営業CFがもっとのび、まだまだ「持続的なEPS の積み上げ(Sustainable EPS Compounding)」も引き続き続いていくとかになっていけばありえるようには。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4612

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4612

IRBANK:https://irbank.net/4612

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

あとCFG会は無事枠がうまりました。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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