大河の一滴

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(3441)山王/東証ST/金属製品(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:705円(人々は、波乱万丈に過ごしてきたけど引退して静かに過ごしていよいよ元気がなくなってきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3441 山王 東証ST/金属製品 35.25 2025/07予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
89 2.5/2.81% -1.4%/18年 15.74 0.49
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-1.62%/18年 -7.79%/18年 -3.38%/17年 3.12% -1.5%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
85/18年 -93/18年 -8/18年 -0.44/18年 2.64%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
120.54 64.19 53.3% 2.84% 44.65%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。山王。貴金属の表面処理加工・プレス加工。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞微蓄財」

金属加工。

製品技術 | 株式会社山王

メッキ加工したりプレス加工したり。

業績。目先は良化してるところもみれそうだけど長期的には停滞となりそう。

わりと薄利で2003年からみて、2009−2011、2013、2015、2016、2019年など営業赤字であり、ちょい環境が厳しくなると順当に赤字になるくらいの印象は。

BPS推移など。2008‐2019は純損失も多く、低ROEBPSも増やせない程度ですが、2020年以降はROEもほどほど安定でBPSくらいは増えてますね。とはいってもROEで5%もなかなか出ない低ROEですが。まあ目先の環境はこのような長期にBPSも伸ばせないような凡庸な会社でも一息つけるくらいは環境がいいって事かもしれません。
そんな感じですが2020年以降は一応BPS成長率11.29%/4年でており、なんだかんいいながら凡庸なくせにいっぱしの蓄財性をみせていると。

金属製品26社で、ROE/ROIC/PBRでフィルタROICソート。この中でROIC18位は金属製品の中でもそんなに高くもないし金属製品自体がROICでも二桁だしてるのが二社で基本厳しい環境に置かれてそうな。それで実際PBR0.5以下が多め。冴える感じでもないけど冴えるとも評価もされてないのが大半だくらい。

(銘柄スカウターから)

目先2024年7月決算資料。

IRライブラリー | 株式会社山王

減収も増益ですので堅調というか停滞くらいですかね。

計画増収増益だけど長期的には停滞の範囲内になると思うよ。

いちおうちゃんと利益でてるんで長期的には堅調かな。計画は売上は保守よりっぽいけど、赤字も多く利益はあんまり当てにならない感。

 

 

財務

近年は資産増もみえるけど長期的には停滞かな。近年は伸びてるので成長だともみれるかもだけど、PLが停滞だし成長していくぞは楽観的見方な気も。

(IRBankから)

有形固定だけ。近年ちょい増やしてるね。そしたらPLも伸びてるべき・・とみると一応伸びてるにはなって、近年はわりと好調で投資も進んでるはそうかも。

まあ問題は程度なんですが。

(IRBankから)

 

 

CF

 

営業CFマイナスも多め。ですが2021年以降は堅調。営業CFは出ますね。・・ではあるけど投資もあり、この期間FCF弱いですね。2017−2020のほうがFCF出てる。と、好調な期間はむしろ投資に取られてCFが悪くなるやつとはなりそう。(凡庸な)製造業あるある。

還元。DOEとか設定したみたいだけど配当性向低めで微妙なところ。自社株買いとかもはいって、余裕もないなかで還元を頑張ろうとはしてるところはあるのかも。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて乱高下もさがりぎみに調整。
週足でさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2017年2020年あたりに高値をとるも続かずあげても下げる感は。

一応2017年1974、2020年2155で上昇はとってるけど2020年以降はいかにも崩れた感じで高値安値切り下げ。目先は週足で2022‐2024までもみ合って途中暴騰っぽいのもあるけど、2024年8月ショックで調整安値割れ705から持ち直しそうなところからさらに落ちてショック安値も割ってきた局面で、いかにもいろいろ弱め。週足レベルでは底なしであり次はコロナ安値353が基準になりますがさて。値動き的には普通に下落トレンドで入りにくい局面になりそうですね。反転見せると700とかを基準にできるかもですが。

 


ファンダ的には、メッキ加工とかプレスとかの金属加工。長期に冴える感じでもないですが近年は山王にしては堅調、長くBPSも伸ばせなかったのがBPSくらいはのばせるくらいには。環境がいいのでしょう。良い環境が続くなら。ってのもあるけど、いいとここ停滞蓄財で低ROEより出しいろいろ凡庸。このへんは金属製品自体の多くが似たようなものとなりそうで、業界全体的に事業環境は厳しそう・・ではあるけどだから近年はほどほど堅調。

CFは強くない。営業CFでるけど投資で出ていって業績良くなってもFCF改善しないやつ。それでもBPS増やせて有利子負債比率へってるというか、投資が増える形で負債は減らないけど、自己資本比率有利子負債が減ってる感じですね。これは進歩なのか。

と、業績はほどほどよくはなってるけど総合いろいろ状況は渋いようには。こういうのはすごく安ければ。

評価。

PER15.5のPBR0.5ほど。低評価ではありますね。でもすごく安いに当たるのか?PBR0.6以上だともっといろいろPBR0.7 以上だとずっともっと状況がいいものもありそうもあるなかで積極的に選ぶ合理性があるのか。さてどうなのでしょう。ですがそれを考える感じで。

山王としては過去の赤字のときですがPBR0.2以下もあるようですね。比較顕著な近年でもPBR0.4切りくらいもあるようです。コロナ時っぽいですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3441

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3441

IRBANK:https://irbank.net/3441

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもない。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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