大河の一滴

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(3053)ペッパーフードサービス/東証ST/小売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:190円(人々は、噴火してマグマを空高く舞い上げその後残らず焼き殺されてしまっている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3053 ペッパーフードサービス 東証ST/小売 112.88 2024/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
139.83 0.89/0.64% 0.3%/17年 351.85 3.71
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.82%/17年 #NUM! 5.3%/16年 1.18% -50.1%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
72/17年 -140/17年 -69/17年 -4.05/17年 -11.97%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
56.41 25.26 44.8% 0% 0%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。ペッパーフードサービス。いきなり!ステーキ。ペッパーの名前の元のペッパーランチは売り飛ばされました。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「危機から復活?」

いきなりステーキ。

今日もスクリーニングに反するマイナスで年複利10%のもの。面白そうなので拾った。反省してない。

もともとペッパーランチとして目立つ感じでもないけど堅実?にやってたのですが、もともと高いステーキを低価格で出したいと思ってた社長が立ち食いステーキのスタイルでいきなりステーキを出店したのが2013年でそこからみると2019年まで売上吹っ飛んでますね。

2019年に赤字転落し2020年以降は大赤だして、お店お畳み主力だったペッパーランチも売り飛ばしリストラに励んで、赤字縮小で、ようやく計画で黒字化となってるのが今期という。

要するにいきなりステーキが当たって調子に乗って出店しすぎて酷い目をみたという、経営あるあるの一つの事例で勢いに乗った会社が破綻するよくある事例。ダイエーとかヤオハンとか。リーマンもこの手のものに入るかもしれませんというか、

ここあたりみるとレバレッジかけやすい金融関連が多めですね。ダイエーヤオハンは入らないと。

戦後歴代の大型倒産 | こうして倒産した | 倒産・注目企業情報 | 東京商工リサーチ

 

それで急拡大して崩れた会社はなかなか立て直らないケースも多い中、なんとか赤字脱出も見えてきた感じでこの辺はなんだかんだいきなりステーキをあてて破綻もなんとか畳めそうな雰囲気で一ノ瀬社長は優秀な方なんでしょうね。

いきなり!ステーキ創業者81歳 「だからトップになれないんだよ」:日経クロストレンド

 

それで業績ですが、CAGRを2013-2019でとると、51.04%/6年のエライ水準。営業利益でも63.26%/6年ですね。
2019-2023だとCAGR-22.54%/6年です。すごく急速に膨らみ急速にしぼんだ感じ。


債務超過は避けたようですね。コロナの中もありかなり頑張った感じにはなりそう。

自己資本比率は2%とかまで追い詰められてます。過去も追い詰められて復帰してますね。

そういう感じですが財務政策とかありそうですし、推移自体はあまり参考にならないかも。

 

最新2Q。

IRライブラリー | IR情報 | 株式会社ペッパーフードサービス

いきなりステーキ黒字化してます。

社長も変わって経営方針も拡大方向に向かってますね。

中期計画も上方?の見直しですかね。


ではありますが、計画ではまだ低ROEで赤字復帰で、これから反撃だみたいな雰囲気もだしてますが、まだ低ROEで優秀とか成長というよりまだ後退でまだそういう局面。

それで、原価率など。安くステーキを食べてほしいということで、原価率を高くして販管費を下げる方向性から、社長も変わり原価率が下がってますね。いろいろ普通の外食チェーンに変わってきてるとはなるかもしれません。

(IRBankから)

 

財務

利益剰余金マイナス。

(IRBankから)
前期で有利子負債かなり返してきてますね。自己資本比率も過去よりいきなりステーキ前より高くなってきてますね。

いろいろ普通の肉外食チェーンになってきてる感はあります。

利益剰余金はまだマイナスね。過去からマイナスだったみたいですけど。その意味でこの会社は伝統的に株主よりは顧客にお肉を安く提供するのを優先してるところあるとはみなせますね。だから社長変わって普通になって来てる雰囲気。

中身見ない。バリュエーションも踏まえて。

CF

 

営業CFマイナス。たぶんまだ。

2014-2020の投資CFのマイナスがいきなりステーキの怒涛の出店するも2019年で営業CFマイナスに転じて、2020年で弩級マイナスを、投資CFでペッパーランチ売り飛ばして精算相殺して、以降はいろいろ畳んできてるとは。

2021年以降投資がすごく細いですね。まだリストラ局面。

増資もしてますね。

(IRBankから)

営業CFプラス化すればいろいろ正常化までは見えてはきてますね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で噴火して沈下して焼け野原
週足でさげて反転感も
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2017年に急騰し600くらいから8230まで株価的にはいきなりステーキの成長は2017年内だけで織り込みきってますね。その後持ちかえしもあるけど2020年くらいまでずっとさげて、成長したいきなりステーキだけど2017年の間に株主にならないと儲かるよりは損するという株価形成してます。成長し破綻する企業の株価推移の一つの事例。

2020年は焼け野原みたいなもんですけど、その中でも1000円くらいから240とか、610まで戻して結局86とかで2020年からも逆10バガーしてたりして、2023年末に88円からも目先2024年10月で223とかもあるので、月足あたりで下がりきったように見える焼け野原でもその中で数倍とかしながら数分の一と大きな乱高下してるので、これをどうみるか。目先は88円からは223とかで上昇に向いてます。非常にハイリスク(ボラの意)でその意味で損も利益も大きくなりうるやつにはなりそうで、リターンという意味では低い気がします。乱高下して損する人と儲かる人をたくさん出して長期トータルではあまり株高してないみたいになりそうな。その中で他人が馬鹿に見えるのなら馬鹿と取り合いしてぶんどることを考えるのも好きにしてください。このブログでは守備範囲外。

 


ファンダ的には、いきなりステーキ。いきなりステーキを大いに伸ばして破綻して既存事業のペッパーランチも売り飛ばして精算。拡大の負債は返してきててもう少しで正常化。これまで会社を引っ張ってきて創業社長も退き、低くなった原価率など、過去より高くなった自己資本比率などでいろいろ正常化しつつあるようには。まだ実績レベルでは赤字であり、CFも厳しく低ROEであるので、正常化はまだで、しつつあるです。その先は普通に経営される肉系外食チェーンがあるかもね。という感じ。

評価。

PER365のPBR3.7ほど。極めて低ROEでPERはバグってて参考にならないからいいとして、会社は正常化を目指し普通の外食を目指す方向性の中でまだ正常化まで至れてないのをPBR3.7でどうなんですかね。例えば成長はみせてるあみやき亭でPBR1.6ほどで、株価としては絶体的に定位でボロっぽいバリュエーションつけてますね。財務がもう劣悪でないがゆえに財務レバレッジかかる形でROEが跳ねるのも期待し難いし、現状はうまくいって普通の外食になれるかもしれないのが、高めのバリュエーションつけてるようにはみえる案件ですかね。まともにみるといろいろ厳しい。

といいつつ、低迷が続いてきた中で2024年以降は復調もみえてきて株価は反転してて定位もありバリュエーション無視して株価形成していくやもしれませんが、バリュエーションを無視するってのは高いも安いもない中での株価形成ってことであまりファンダがどうのこうのって話じゃないところでの勝負ってことなので、それをどうみるか。だから投資家がファンダをちゃんと見るきになった途端に暴落だと思う。いや、高いんで。

ちな優待利回りみると500株で3%はありそうなので、熱心ならユーザーなら拾うのも。まあ100円ちょいで拾いたかっただと思うけど。

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3053

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3053

IRBANK:https://irbank.net/3053

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになく通常運転。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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