大河の一滴

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(2484)出前館/東証ST/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:258円(人々は、一度は天下をとりかけ崩されまさかのリベンジをはたしかけたが今度こそ決定的に敗れ島流しになっている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
2484 出前館 東証ST/情報通信 341.65 2025/08予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
530 0.01/0% 0.4%/18年 25800 0.87
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
26.58%/18年 -100%/18年 18.66%/17年 0% -34%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-698/18年 -40/18年 -738/18年 -41/18年 -7.22%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
479.43 365.48 76.2% 0% 0%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。出前館。フードデリバリー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月18日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「赤字吐いて成長も渋め」

出前館。元夢の街創造委員会。

というかまだHPあるようですね。いろいろリンク切れてますが。

夢の街創造委員会株式会社

 

業績。一気に成長して足踏み。

わりとエグい成長率。と、同時に赤字ってのが大きな特色かと。

2021、2022とかは増収もすごいけど赤字もすごい。66%とか77%とか。うん、マイナスで。

キャンペーンを打ちに打って売上を立てたってことだね。


原価率など。販管費をすごく積んだってのもありますが、2021年以降は原価率も高いのもポイント。販管費は下がってますね。

(IRBankから)

決算説明会用資料 | 株主・投資家情報 | 株式会社出前館

原価率が急上昇した2021年決算。

アウトソース配送員を増やしてますね。それとは別にインハウス配送員もいるようで、

で以下は2018年ですが、インハウス配送員は販管費に人件費が入ってそうで、広告宣伝費が激増で、販管費増、アウトソース販売員増で原価率激増で2021年は営業利益率-66%とか刻んだということになりそうです。

さらにブーストの2022年。さらにぐりぐりコストかけたのが3Q以降一服。

続きの2023年あまりコストを駆けるのをのばすのをやめた感。そうすると売上の伸びが止まると。

 

続き。2024。さらにコスト下げに入ってる感はあります。

という感じですが、コストをかけ成長を諦めた感のある、いろいろ前年割れ。

このへんは先日の赤字吐いて成長を目指すマネーフォワードとは違う道を選びつつあるとも言えそうです。

黒字化だそうです。計画。

 

もう黒字化目指すと言ってますね。

というところですが、四半期はまだ赤字。赤字額は下がってきてますが黒字転換はまだ。そして大きくではないですが減収も入ってきてどのようなバランスに帰結するか?

みたいな局面にはなってきてそうな。

(銘柄スカウターから)

 

前期通期でたばっか。1Qもまだってところで、これまでド赤を吐いて拡張を目指してきたが伸びも微妙になって息切れで、販管費をしぼり黒字化を目指す状況。まだ黒字ではないが急速に赤字幅は減少。同時に急激ではないが減収もちらつきだしてきた・・きたくらいの局面。

ついてたユーザーはキャンペーンで釣られたものだらけでキャンペーン切るとすぐみんな逃げるとかの意見も見た記憶ですが現状いうほど顧客の逃亡は大きくはない・・ですが減ってるしまだ赤字をどうみるか。

 

BPSなど。ここもちょっと特殊で飾り。

 

ちなみに2016年以降のROEROA。

ROE-100%以上、ROA-80%とかちょっとお目にかかれない水準。だったのが、それを畳もうとしている局面ではあり。仮に2016-2018年の水準に戻るなら・・って部分はありますね。いろいろ条件も変わってるはずなので戻れるかは不明ですが。

(株探から)

 

 

財務

財務はいい。利益剰余金マイナス。

(IRBankから)

前期末総資産479億で流動475億、現金345億未収入金104億とか。負債は113億で未払金102億とか。有利子負債もないですね。

ということで、財務はめっぽう健全でだいたい現金だし、それに未収入金、未払金でおおよそ終わるくらいのもの。

と、財務健全なんですが、BS的には事業絡みは未収入金が本体となりそうですが、これへってますね。このへんでも事業を広げるよりはたたみに来ている局面とはなる。リストラ局面。

 

 

CF

 

極端なCF.

まずは営業CFマイナス。2020-2024はマイナス。一応2019年以前はプラスであったんのは一点。それででかい財務で調達はどちらも増資。株主から大きくお金集めて大きく、営業CF赤字にしてユーザー集めたの図ですね。株主のお金で餌を買って池に鯉を集めて釣ろうとした・・のはもう続けられないとして方向転換を図りつつあるのが今。

さてどうなるでしょうか。だから一応投資家のお金でお客に奢りまくろう大作戦の前は稼げていたではあるので、どうみるか。条件は変わってますがさてどうなのでしょう。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足で二回あげて沈黙
週足でさげ
日足でさげて反転感も
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、安値高値だと2012年39円から2018年3725と長期に大幅上昇。そこから2020年524までさがり以降2021年4200円まであがり、以降は2024年200円と高値安値で100バガーやってたり、そこから逆10バガーとかなり極端。

週足レベルでどうしようもない下落トレンドできてたのが、2024年の8月のショック安値200円で日足レベルでは反転感ありますね。大きく長く下がったものがショックが転換点になるのはままあるので、ショック安値200円は結構というより以上に基準になるかもしれません。その意味で200。ここをきるとどうしようもない下落継続。とはいえ反転にむかうとこれまでが悲惨だったゆえに反動大きくなるかもですね。

 


ファンダ的には、出前館。外食屋のごはんをアプリと配送員つかってデリバリー。ある意味、ご飯やとお家のお客の間のご飯運送業ですね。

2019年くらいまで地道に手数料で稼いでた感あったのが、以降投資からお金集めてキャンペーンうちまくりで赤字出しまくりで規模を追う形になったのが目先は顧客に奢るのが耐えられなくなったのかコストかけ規模を追うところから方向転換し、黒字を目指す方向には。同時に成長は諦めた形にはなりそう。目先減益。まだ畳みきれておらずまだ赤字。規模を追う前は黒字でもありどう帰着するか?みたいな話にはなりそう。だからまだ赤字。

CFはボロボロというか、投資家からお金集めてユーザーに奢りまくるスタイルで、現状は傷ついたのは投資家の財布と出前館のBSの利益剰余金だけっぽく、会社自体はあれだけ赤字はいてユーザーに奢ったのに財務は現金ばっかでとても健全。これも投資家の財布から集めたお金が残ってるだけですが。

現状は投資家が出前館の顧客に奢っただけの形ですね。

という感じですが、実際問題出前館という会社はド健全でそこにあるとはなりますね。うまく赤字をたためれば健全で小遣い稼ぎくらいはできるかもしれないはそうかもしれません。そして以前はできてたことです。できてた当時はなにげに高ROE。当時より資産多いですけど。

評価。

PER2万超えのPBR0.9ほど。PERあまりに大きいので拾いましたが薄利でバグみたいな数字で参考外ですね。となるとPBR0.9とかが評価で財務としてはド健全でお金もたっぷりあるものがPBR1きりというか現金340億が時価総額も340億近辺であり、現金をそのまま評価すると事業価値ゼロくらいの評価帯まで来ています。

成長を捨てたっぽいので大きく化けるとかはないですが、無事赤字をたためて思ったほどユーザーも逃げないとかならそこそこ稼げて、なにげにそこそこ明るい未来なんてのは結構ありえそうな位置取りになっているようにも。

このへんをみてかと著名たぶんバリュー系個人投資家さんも買ったなどともあり結構バリューともいえるところまできているのもそうでしょう。

https://x.com/nano_nano2001/status/1846879886327402734

こんなに会社として褒めるところがすくないのに意外に投資妙味もなくはなさそうなのが株式投資のめんどくさくそして面白いところですかね。

ただ、利益剰余金がたっぷりマイナスであり、会計を何回いじるとかじゃないければ、稼げるようになっても当面配当などが期待しがたいので、自社株買いとか優待などで期待する方向性にはなるのかなとは思ったりは。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2484

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2484

IRBANK:https://irbank.net/2484

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞお。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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