大河の一滴

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(7820)ニホンフラッシュ/東証PR/その他製品(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:881円(人々はやる気を見せて上を目指していたが突き抜けられず諦めてだらだらし続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7820 ニホンフラッシュ 東証PR/その他製品 220.78 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
300 25/8.33% 11.2%/18年 11.14 0.62
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
7.24%/18年 10.32%/18年 11.13%/17年 5.7% 11.5%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
229/18年 -154/18年 74/18年 4.13/18年 3%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
449.51 315.95 70.3% 4.09% 45.51%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。ニホンフラッシュ。ドア。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

ドアいろいろ。

ここでも見て。いろんなドアつくってる。

間取りで見るニホンフラッシュ製品 | ニホンフラッシュ株式会社 | 建具、建具枠、造作材、収納家具の製造販売

 

わりと伸びてたイメージですが、最近は微妙な感じになってきてますね。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

推移見るとより鮮明。

売上。

利益。

(銘柄スカウターから)

 

成長を引っ張ってきた中国事業が後退で、利益も低下。中国はきな臭い話題もちらちら聞くけど、ここはそれが数字に出てるとはなりそう。

同時に国内は目先好調で、国内は製造業建設業どちらも活況でそのような2面性がでていると。

 

そういう感じで2022までは伸びてる感じだったのが、2023、2024で中国に引っ張られる形で後退と。


BPSなど。2022年まではわりと右肩感ありますね。ROEも二桁維持で、結構優秀なメーカーってところ、2023年からROEも落ちてさてどうなるか。

BPS成長率などは11.13%/17年ほどあり好調ならばめっぽう優秀とはなりそうです。

と、渋くなっては来てるのですが、目先も普通に利益であり下がったROEでも低ROEってほどでもなく、2003年からみても営業赤字もなく純損失も2010年くらいで、基本底堅いし地力も高そうなところはあります。同時に2003-2012とかは業績は足踏みで成長感もないので、環境が良くないのを覆して伸びれるほどでもないと。

なので、目先の弱含みをどう見るか。計画では復活感も出してますが。

まあおおよそ中国の動向が重要そうな。

 

中国後退の2023。

決算説明資料とかはないみたいですね。

「中国においては、期首から新型コロナウイルス感染者が頻発し、毎年恒例の春節休暇以降も急増し続け、各地でのロックダウンの実施により、人流・物流は寸断され、住宅工事の遅れに留まらず、従業員の出勤も困難な状態が続きました。中国の上期(1月~6月)におきましては、5割以上の活動ができない状態が続く事業環境でありました。下期(7月~12月)では、上期における長期間のロックダウンの後も散発的に感染者が発生した地域については、厳格な防疫措置が継続され、長引いたゼロコロナ政策の影響で、景気は低迷し、経済成長率は政府目標の5.5%前後を大きく下回る3%程度の結果となる経済状況」

しらんかったけど中国わりとひどいことなってますね。

とはいえ理由ありで、中国は「中国ついて、売上高は、177億71百万円(前年同期比27.8%減)、営業利益は、10億96百万円(同69.9%減)」でこれをどうみるか。

2024。

「中国においては、年初のゼロコロナ政策の完全解除に伴い、景気回復への期待と不動産市況の回復を予測しておりましたが、過去の不動産開発業者に対する資金調達総量規制が緩和されつつあるとはいえ、依然として厳しい状況下に置かれております。また、経済成長率も昨年度の3%から5.2%まで回復し、中国政府が掲げていた5%前後という目標は達成されたものの、景気回復は力強さを欠く状況が続いて」

以前厳しいですが、最悪は脱してきた感も。

「中国について、売上高は、156億70百万円(前年同期比11.8%減)、貸倒引当金繰入額440百万円の急遽追加計上を余儀なくされたこと等により、営業利益は、3億85百万円(同64.8%減)」

減収幅も落ち着いてはきてますね。

今期1Q。減収も増益ではありますね。例年1Q薄利であまりあてになりませんが。

「中国においては、過去の不動産開発業者に対する資金調達総量規制が緩和されつつあるとはいえ、依然として厳しい状況下に置かれております。しかしながら、各都市における不動産市況の回復対策として、住宅購入時の頭金比率や住宅ローン金利の引き下げはもとより、一部地域では不動産販売制限が完全に外されたところもあり、国家統計局が発表した住宅価格に関するデータでは、6月の北京と上海の中古住宅価格が今年初めて前月比で上昇する等、政府による多種類の政策の実施効果が出始めて」

と環境はよくなりつつあるようには。セグメントは開示もなくいろいろ不明ですが。

一応改善方向も出てきてなくもなさそうですがさて。

 

 

財務

中身みなくていいやつじゃないですかね。

(IRBankから)

有形固定だけ。目先減。減価償却で減ってるようですね。

このへんは不調になると投資を抑える感じでこのへんは臨機応変さを感じるというか。

(IRBankから)

その他負債<現金までいかないけど、投資有価証券足すと近いくらいになるかも。財務はいいですね。

 

CF

 

 

営業CF安定。FCFも厳し目の目先もでてますね。

現金減ってますが。これは自社株買いですね。これがないと現金維持くらい。

これくらい低迷で現金は増やせないではあるし、減らないでもあり、配当位は維持はできそうではありますね。

(銘柄スカウターから)

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて跳ね返されて停滞
週足でさげてもみあい
日足でさげたりするももみ合い
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年までに急騰で、ここを抜けられず2023年くらいまでにおちて停滞みたいな流れ。製造業だとわりとあるやつですね。下げてきたけどバリュエーションも低くなり停滞してる感は。週足レベルでは足踏みで、目先ショック813とかがやはり基準になりそうな。2018年クリスマスショックの753とかでもいいですが。ここをみながら988とか1100越えてくると週足で反転感強くなりその先に1760の月足上昇継続を測る感じで。

 


ファンダ的には、ドアメーカー。中国が引っ張る形で成長してましたが、目先は中国の環境が悪く業績はそれまでの優秀さを維持できなくなってきてはいます。

も、維持できなくても低ROEってほどでもなく、CFも黒字だし普通のメーカー程度以上はありそう。

その中で中国の環境も最悪は脱してきてるかな?とは。環境がほどほど以上になるなら地力は結構ありそうでこれまでならわりと成長性にしろ収益性にしろなかなか優秀な水準を示してきました。どこまで戻るか?の局面にはなってきそう。

CFは安定。自社株買いも入って現金減ってますが、そうでなければ配当位は業績渋くても維持できそう。財務は健全です。このあたりは普通に優良メーカー感あります。

評価。

PER11のPBR0.6ほど。PERはわりと復活込みの水準でどこまであてになるのか怪しいところも。PBRでは、わりと凡庸なメーカーという位置かなと思うところで、すでに低迷込でそれっぽい位置になってるとも言えるし、これは好調を見せる2012年以前も含めてニホンフラッシュとしてかなり低いPBRとなりそうです。その意味でわりと低迷も織り込んだところになりそうで、中国などが反転など見られてくるならわりと楽しいことも期待できなくもない気も。さてどうでしょうか。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7820

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7820

IRBANK:https://irbank.net/7820

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。おでかけしてるくらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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