大河の一滴

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(7715)長野計器/東証PR/精密機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2515円(人々は荒れ道なれど上に向かう道を進めている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7715 長野計器 東証PR/精密機器 488.74 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
707 77.5/10.96% 4.4%/18年 8.74 1.14
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
4.2%/18年 7.63%/18年 4%/17年 13.83% 5.2%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
433/18年 -340/18年 93/18年 5.18/18年 8%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
723.68 397.66 54.9% 1.75% 15.28%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。長野計器。圧力計測機器の専業。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月18日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

計測機器。

セグメントいちおう。

(銘柄スカウターから)

製品・技術情報 | 長野計器 製品情報

こういうの。業務用の圧力とか流動などの計測機器ですね。

 

 

業績推移。2000年からみて長期成長ではありますが、2008-2016あたりは足踏み感強く、このへんは停滞の文脈。

2017年あたりでのびるも、2021年までに後退以降は結構順調で長期に伸びてるはのびてるけど、足踏み後退も多く、このへんはシクリカル味。

その中で特にコロナ以降は順調ですね。このへんは製造業の多くがそうでやはり今は製造業にはいい環境とはなりそうです。

それで長期平均とるとCAGR4.2%/18年くらいで利益率も長期に伸びる傾向。

増収時により増益、減収時により減益の傾向はありそうですね。


BPSなど。こちらは2012年くらいから以降一貫して伸びてる感じはあります。長期だとBPS成長率は4%/17年ほどですが2012年からだと10.05%/12年ほど出ててこれは普通に結構優秀な水準。

ROEなども低ROEではないですね。しかしながら目先のほうが高くBPS成長も加速で、近年は加速となります。これを永続的質的改善と見るか、環境に助けられた一時の良化とみるか。

そんなところはあるんですが、原価率など。

環境に助けられる面はあるけど長期に原価率さげていて、このへんは常にコストダウンなどの努力がされている感じはしますね。

(IRBankから)

決算資料。

プレゼンテーション資料|長野計器コーポレートサイト

普通に主力が好調。制御機器はあるけど全体的に順調継続となりそう。

 

グローバル企業。海外が半分以上。

今期も成長の計画。

それで中期計画で2030年で1000置くだって。2024年で679億。CAGRにすると6.66%/6年くらい。長期的には加速ですね。

そのた半導体向けを推してたりで、その意味でちょい半導体関連。半導体沈むと悪影響あるかもね。

総合的にはやっぱり堅調なシクリカル味のある製造業。目先はだから結構順調。長期的にも結構底堅い。赤字くらいはあるけど。渋い環境のときは凡庸ですね。

1Qで増収増益。まあよこばいに近いですが堅調ですね。主力の圧力はいいのですがほかが渋いようです。

でも中期計画のCAGRには足りないですね。通期計画もですが。

 

財務

資産増。自己資本比率も改善。

(IRBankから)

有形固定推移だけ。

目先あげてますね。横ばいに近いところから加速。近年はほんとに調子いいでも環境がいいでもいいけど好調だねと。

(IRBankから)

ほかみない。

 

CF

 

営業CF安定で、投資はしてるけど2013年以降FCFマイナスなし。PCFRあたりとるとあまり高くもないのですが、このへんはめっぽう安定となりそうです。

増配傾向。投資しながら増配して現金積むですが、配当性向自体低めで2019は減配ですが2018記念配。基本配当性向抑えつつ安定増配する方針っぽいですね。

(銘柄スカウターから)

月足週足日足の値動き判断

月足で大きめのドローダウンもあるけどあげ
週足ではねてあげて調整っぽい
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足れべるくらいだと、2009-2016は調整っぽい推移からあげてさげて調整もこなす感じで目先まであがってきてますね。

乱高下はあるも長期上昇トレンドともとれてこれが続くと見るなら。

週足でも2023年5月急騰から以降は安値高値切り上げの上昇のかたちでここでもこれが続くなら。とみるとやはり2024年8月ショックの2057が基準となりそう。ここをきらずに2896とか3655越えて週足上昇継続を狙うと。


ファンダ的には、圧力周りの計測器とセンサーを中心とした業務用計測器。本質的には顧客の設備等投資意欲という環境に左右されるシクリカルとはなりそうで、長期に成長も停滞や後退も挟みつつで、シクリカル成長。その中でBPS増とかは進む。年単位くらいでは停滞蓄財とみてたほうがストレスはなさそう。低ROEでもなく蓄財スピードすなわち企業価値向上スピードはそんなに遅くもなく、どちらかといえば優秀な方には。その中で目先は業績は加速してきており歴史的にもかなり順調でROEなども二桁のせ。この好調を不可逆とみると可逆と見るか。環境の上乗せはありそうですが、長期に原価率など落としていて地力自体は結構あるようにはみえる。中期計画でももっと上を目指すとはしてますね。目先は順調よりは堅調くらい。

CF的には長期にFCF安定で投資もしつつなどでより底堅さが目立つ。財務は長期に自己資本比率も改善してていかにも、慎重というか底堅いスタイルをみせてそうだったのが近年は設備投資なども加速させてるようでこのへんで近年はやっぱり好調なんだなとは。

評価。

PER8.5のPBR1.1。ちょい優秀なメーカーとみるとわりとありえそうな中で低めの評価かなくらいかなとPER推移など見ると実際低い方のPERみたいです。2019年とかみると6台もありますがPER10以上はつけても戻されることが多くて、好調もあまり好調が続くと信じられてないかなという評価に置かれ続けている感は。好調だけど続くの?ってのが大方の見方かなとは思ったりします。それでいい決算などでてこれは成長?って評価があがり、やっぱそうじゃないかもと評価が下がるとか繰り返してボラが大きくなるってのがこのての製造業あるあるではないかと。

その意味でいろいろ定位置であり、順調が続いていくならいつの間に過去よりは株高になってるという感じじゃないでしょうか。ちなみにPBRでもここ5年で0.5-1.7の中でPBR1.1ほどでいかにも上も下も定位置って感じ。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7715

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7715

IRBANK:https://irbank.net/7715

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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