大河の一滴

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(3994)マネーフォワード/東証PR/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:5461円(人々は大波小波をくりかえし、大波は越えられないけど小波重ねて近づきある。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3994 マネーフォワード 東証PR/情報通信 2985.82 2024/11予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
395 -38.98/-9.87% #DIV/0! - 11.96
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
64.78%/9年 17.09%/9年 39.54%/8年 -16.94% #DIV/0!
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
-117/9年 -353/9年 -471/9年 -52.3/9年 -8.19%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
882.82 278.23 31.5% 0% 0%

 今日は分析。市場統計推移記録表で2020/3/13と2024/10/18のKABU+データを比較し、期間BPS成長率が10%(年複利)以上かつこれまでブログであんまりやったことないなってもの対象139銘柄からみてきになったものをチョイスして比較。月末から忙しそうなので分析二週連続。ここ数年でほどほど以上成長してるけどまだ拾ってないものを取り上げる意図。実はBPSマイナス成長のもありますが。マネーフォワード。会計系SaaS。個人向けが有名も法人向けが本体。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年10月18日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「赤字で成長」

 

お金系SaaSいろいろ。SaaS系の象徴的なところはありますが前期決算資料。

で、言わなきゃいけないんだけど、今回の拾った条件は基本期間BPS成長10%以上ですがここは逆でマイナス-10%でした。全く逆の条件になってますね。でもマネーフォワードやってないなと思って面白そうだったから拾いました。そういうことで。

 

IRライブラリ|株式会社マネーフォワード

 

目先3Q。

セグメントというかドメインと言ってますが以下のようですね。

 

それで主力はビジネスで企業向けクラウド。いわゆるマネーフォワードがHOME。決済分野も入っていて、個人企業の金融会計全般にSaaSマーケティングまでと結構広い範囲になっていてその多くが成長しているとはなりそう。

 

 

 

なのですが赤字で推移。成長してるけど赤字で推移。実績としてはCAGR64.78%/9年でわりととんでもない成長速度ですが、目先は30-40%くらいに落ち着いてきてます。絶対的に非常に高い成長速度維持ですね。で、赤字。

赤字なのであまりBPSとかROEが機能しませんね。このグラフは飾り。

利益率など。

原価率はいうほど高くなく、販管費がブーストかかってる構造ですね。

販管費率100%越えとかもあったりします。

端的に広告などをブーストして高い成長率を取ってきてるの図であるし、販管費を抑えたときに成長できるの?利益出るの?ってのはありますし、どうみるかどうみられるか?

従業員。ふえてて、一人あたりの売上も増えてるとも見れるような見れないような。

一人当たりがあがるなら効率的になってると言えて、将来販管費切ったときに利益が見込める可能性も高くなるのではないかとは。

 

目先の3Qから。主力ビジネスは伸びていると。ストック性も高く、かなり業務に食い込むソフト群で簡単には乗り換えできないスイッチングコストが高いところはあるのではないかと思いますと。実際解約率は1%切り。

顧客数ふえて、1アカウントあたりの売上も伸びる傾向と。個人事業主はあまり金を払うようにならんな感はありますが。

マネーフォワードの決算説明資料はKPIだらけなんですが、その多くが堅調ってところはあり、(販管費はかけてるも)成功?しているSaaSだなあってところはあります。

いろいろのうちのこれとか。

全体従業員あたりのARR(たぶんストック売上かな)あたりも下がるよりは伸びるでやはり大きくは順調なのではないかとは。

法人顧客も伸びてるとかありますが、ひとつ注目はここかも。

大きくアプリにテコ入れするっぽいですね。HOMEじたいもいろいろ順調。

と、事業自体はいろいろ順調なのでやっぱり焦点は販管費切っても順調であり続けられるか?ですかね。

参考になるかわかりませんが、ラクスの2016年あたりの原価率が40%でマネーフォワードと近く、そこで販管費が40%くらいでおよそ19%の営業利益率が出てまして。ラクスがね。仮にマネーフォワードが40%まで販管費下げられて営業利益率20%出せると仮定すると直近2024計画で売上400億で営業利益80億の60%純利益で48億で時価総額3000億ほどなのでPER60ほど。PBR12ほどなので12÷60でROE20%ほど。

仮定ですがPER60PBR12ROE20%ほどで成長率30-40%クラスとみるとそこそこらしいというか。30-40%の成長をROE20%程度で出せる地力はあるとみると結構らしいとはみれなくもないとは。

 

 

財務

総資産増でBPSとか減。

(IRBankから)

やっぱり赤字吐きながら規模拡大してるやつで足りないのは財務で補う構造で、あまり普通の文脈でみれないとはなりそう。

そりゃ前期で総資産882億もって現金388億で資産現金多いですねとか有利子負債183億は現金以下で財務自体は自己資本比率低くて良くもないけど、赤字なので財務政策は飛んできそうだなってのはありますし。増資の可能性は普通にありそうでそこはマイナスですね。赤字はもっとマイナスですが現状成長でペイしてるくらいですね。

 

CF

 

営業CF2023でプラス。まあ赤字で未払とか預り金の動きでプラスになった感じですが。

今期2Qではマイナスですね。

ということでCF赤字でやべえんだけど、財務で調達して現金は積んでますね。増資とか借り入れとか社債とか転換社債発行とかいろいろしてる。

配当なし利益剰余金もマイナス。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげて調整の中であげっぽい
週足でさげてあげ
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、ざっくり上場2017年1500から2021年9190まで大きく上昇。

以降は2022年2781までさがり以降は9190からの調整の中で安値高値切り上げで調整の中でも上昇気味という感じには。

コロナバブルまでをうけて上昇も調整を済ませ成長なりに株高ともみれるので、これはこれで拾うのも。週足で2781、6487、3367,6947,4103ときてるので4103をみながら6947超える週足安値高値切り上げの流れにのれることを期待って感じでしょうか。

 

ファンダ的には、お金系SaaS。マネーフォワードMEが目立つけど企業向け会計とかのクラウドが主力。各クラウドは順調に伸びてる感。目先まで好調感ありそれが複数のセグメントに及ぶでやっぱり順調なのではないか。

ではあるんだけど、それは販管費積む形で赤字でのもので、この赤字吐いて成長のスタイルをどうみるか。販管費を切ったときに好調を維持できるのか?どの程度のおちつくのか?みたいな話。

CFと財務は終わってる。というか確信犯的に赤字はいて成長なので意図的に終わらせている。増資など財務で補填はいつあっても不思議じゃないですね。

でも、事業自体は伸びてる。強く。

評価。

PBR12ほど。高評価。どうみるか。一応販管費40%まで押さえれば営業利益率20%ROE20%で高成長見せるイケてるソフト会社でその地力があるとみられてると仮定を置くこともできるけど仮定は仮定。実際そうなるかは不明だし現状赤字なのでほっとくと資産減るし、増資など来るとBPSもへってPBR上がる(高くなる)構造になってるとみなすほか。実施問題現状のPBR12ほど前後は限りなく雰囲気でついてる気もしなくもないです。正直わからんという感想。

という感じでバリュエーション無視して企業状態とテクニカル合わせて判断するとかのほうがいいアプローチかもしれないとも思ったりします。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3994

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3994

IRBANK:https://irbank.net/3994

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

選挙もおわって通常運転になったっぽい。まだ政権確定してないよは思いますが。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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