大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(3370)フジタコーポレーション/東証ST/小売(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20240124110953j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:295円(人々は、かつて一発あてましたがその後はなかずとばずで腐り続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3370 フジタコーポレーション 東証ST/小売 10.07 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
49.57 1.31/2.64% 0.4%/18年 9.59 43.13
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-3.72%/18年 8.58%/18年 -12.71%/17年 75.68% -346.1%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
48/18年 -21/18年 27/18年 1.52/18年 1.83%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
28.48 1.39 4.9% 0% 0%

 今日は分析。某投資系イベントで出てた銘柄で気になったものをチョイスして分析。少々あまり時間が取れなさそうなので比較じゃなく分析が続くかも。フジタコーポレーション。苫小牧のフランチャイジー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年07月03日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「衰退から復活?」

    
フランチャイジー店舗運営、苫小牧市本社。北海道を基盤に東北・関東地方でフードサービス店舗(各種フランチャイジー&オリジナルブランド)と物販店舗の運営、食品製造(チーズ、ハム、ベーコン等)。

フランチャイズ。たぶんミスドが上位。食品製造とか農園運営なども。

事業の内容 - 株式会社フジタコーポレーション

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

長期に衰退傾向も目先は反転。

2019-2022は営業赤字。環境にも助けられてるとは思うけど、リストラを続け目先はやっと反転赤字を脱し営業利益率実績で2006年以前の水準に近いところまでで、ざっくりとはリストラから反転攻勢の形になりつつあるようにも。

 

目先実績でROE40%近くとか計画70%とかでててるというか、それ以前は酷い推移でROE平均をとると-346.1%/18年で、劣悪な財務が考えられると。

そんな感じで業績が後退で劣悪な財務まで押し込まれていたのが目先は反転で財務が劣悪な故にROEが飛んだみたいな感じには。

と、ざっくり危ういバランスの中でたんまり財務レバレッジが効く形とはなるけど、まあ高ROEはそうですねと。うまく業績が堅調ならばレバレッジがかかる形で伸びしろは豊富・・とは見れるのですがどうみるか。

原価率など。販管費がぐっと下がる形で利益率向上。

 

銘柄スカウターではコンサルタント分類でしたが、だいたい外食っぽいので外食126社まとめてROE/ROIC/PBRでフィルタ・・するとフジタが弾かれるのでコンサルを別途やりROEソートすると以下。

非常に優れた会社も多いコンサル58の中でROE実績で2位につけたは一つの事実。

 

で、外食126社上位。実績ROEなら最上位でPBRでも・・最上位ではないけど海帆あたりに準じるPBR水準である一方でROIC赤字じゃないけど下から40位程度で、凡庸レベルとなり、つまりは事業としてさしたる優秀さは示してないけど突き抜けた財務レバレッジで非常な高ROEを叩けてるくらいの塩梅になりそう。

(銘柄スカウターから)

 

財務が悪い中の財務レバレッジとはなるけど、だから目先業績は回復を示しており危ういバランスですがうまく飛行できるならすごい水準のROEがでてBPSなども異常にのびる・・つまりものすごく伸びしろはあるとはみなせなくもない・・・悪いところばかりなので良化する部分が多いかもしれない・・はあるかもしれないなとは。

まあ目先の2024くらいはみましょうか。売上+9.4%で営業利益+120%で決着。

「2021年7月に北海道寿都郡黒松内町の「黒松内町特産物手づくり加工センター」(トワ・ヴェール)の指定管理者に指定され、同年10月より当該施設においてチーズ、ハム、ベーコン、アイスクリーム等の製造、加工及び販売を開始したことをきっかけに、2022年8月に同町内に農地を賃借して農業に参入するとともに、2023年2月に同町内の株式会社TOMONIゆめ牧舎を株式の取得により連結子会社化して酪農業に参入」で目先は農業に入りだしてるはありますね。セグメント赤字。

ほかは特に書いてないけど、主力の飲食小売がやはりかなり利益改善してますね。この方向を続けられるかが焦点じゃないでしょうか。酪農業もまだ始めたばっかで今後シナジーとかでてくるかもしれません。

それで四半期。黒字が安定しつつあるところはあります。

 

(株探から)

 

財務

リストラ局面。利益剰余金マイナス。財務劣悪。

(IRBankから)

 

総資産28億で有形固定13億は2008年からみて単独ではずっと減っている(2008年32億-2024年10億)で連結で2024年13億で反撃となり、これは上記の酪農業参入のせいとなりそう。なので外食はリストラを続ける一方の酪農業初めてまだ赤字とは。

流動8.5億で現金5億ほどでその他敷金保証金4億などを含んで固定資産20億程度。敷金ずっとへってる。

このへんもお店などの固定資産をずっと減らしてるなかで目先農業始めましたという印象。

負債27億で有利子負債21.7億。・・・わりとすごくやばい。普通につまずくと詰みかねない状態にありますね。転ばないようにお祈りする類ではないかとは。赤字の農業始めてますが。

 

CF

 

2021-2022は営業CF赤字。外食中心で営業CFマイナスは相当やばい。わりと倒産の危機だったとなりそう。まあコロナのせいはかなりありますね。

それ以外は営業CFは出ててこの辺は低迷と言えど日銭商売の外食ですね感。

それで目先2023-2024は営業CF伸びてFCFもプラスですね。意外ってほどでもないけど長期平均FCF1.52/18年でFCF出てるし、時価総額10億なのでなにげに年15%のFCFでてる会社。まあFCFはほとんど負債返済に吸収されちゃいそうですが。

還元?できるわけないでしょう。優待もないみたいね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で噴火して鎮火。

週足でもみあい
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年くらいに吹いて4640からのずっとおちて2022年で190で乱高下酷いし、端的にはボロ株の部類になりそう。

その中で2022年以降くらいはずっと乱高下気味にもみ合ってる印象。

225-381(か417か344あたり)でレンジをみて下の方で拾って上で逃げる。あるいは調整中とみて上を破るなら上昇に転じたとして乗るとか可と思いますが、ボロっぽいしあまり素直なやり方するのに向いてないんじゃないかとは思ったりします。

 


ファンダ的には、北海道地盤の主に外食フランチャイジー。小売もあるし最近は酪農業に進出もまだ赤字。長期に業績は後退傾向でずっとリストラと言えますが、目先は業績が反転も見せており赤字も脱出の情勢とは。その中で酪農業進出で長く続いた守勢から攻勢に転じつつあるともみれなくも。

財務は劣悪。自己資本比率は低いし、有利子負債も重く業績つまずくと即倒産がちらつくレベル。その中でコロナでCFマイナスから復活で負債返済にとられそうとはいえなにげにCFも出てると、いろいろ危うい部分がてんこ盛りも状態は良化しそうなところも。悪いところばかりなので良化するならわりと伸びしろ大きいかもしれないとは。

評価。

PER10のPBR43ほど。バグったPBR。目先程度で良化というか利益出れば相当な高ROEBPSがむちゃくちゃ伸びて低PBR化進みそうなというか、あまりPBRでみても意味なさそうで、良化してなくもなさそうな業績がより良くなるかというか端的には増益するかにはなってきそう。まだ店舗としてはリストラ局面となりそうなのでどうか?感ありますがまだ普通に低利益率に低ROICとかで改善余地とかはたっぷりあるともみれなくもなく、仮に酪農がシナジー出る形で収益化するなら化けますね。と、一発はあるかもしれないとは。当たる可能性が高いかどうかは知らない。低そう。なんとなくとは思うけど増益倍で株価倍はあるかもね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3370

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3370

IRBANK:https://irbank.net/3370

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもなく。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入