基本データと取り上げた理由
株価:3340円(人々は、城を作っても崩されてるが諦めずにまだ挑戦を続けている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
4635 | 東京インキ | 東証ST/化学 | 91.04 | 2025/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
460 | 12/2.61% | 1.3%/18年 | 11.84 | 0.3 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
-1.44%/18年 | 5.84%/18年 | 2.26%/17年 | 2.57% | 3%/18年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
289/18年 | -192/18年 | 97/18年 | 5.41/18年 | 1.76% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
524.66 | 292.07 | 55.7% | 3.59% | 42.55% |
今日は分析。某投資系イベントで出てた銘柄で気になったものをチョイスして分析。少々あまり時間が取れなさそうなので比較じゃなく分析が続くかも。東京インキ。印刷インキメーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年07月02日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「停滞か微衰退蓄財」
セグメント。
(銘柄スカウターから)
という感じですが、停滞というか衰退とも見れる長期業績。
薄利でもあり、利益率は3%にはほぼ届かなく2009、2015、2023に営業赤字と冴えない推移。純損失はさほどなく2009年くらいか。
ROEなど。薄利で冴えなく平均ROE3%程度で低ROEな部類ですがBPSくらいはだいたい右肩で地味に伸びてる。といってもBPS成長で 2.26%/17年ほどでホント地味。
薄利で冴えない低ROEだけど意外に底堅くBPSくらいは伸ばせているという正しく停滞蓄財な雰囲気。蓄財自体もだから2.26%/17年ほどで冴えない水準でだから蓄財もやっとな冴えない停滞企業。
それ以上の感想などないです。
今季計画で増収増益ですが、最高益とかでもなく低ROEの範囲内で停滞じゃないですかね。
利益率あたりも良化してるかは微妙。
(IRBankから)
それで決算説明資料もないやつだろうな・・ってみるとそうじゃなくわりと小綺麗な資料も。
意外に還元とかきにしてる。
ただ中期計画とかも含めて、あまり数値目標とかはなさそうで、気にしてるだけ感もなくもなく。
財務
蓄財財務課前。
(IRBankから)
総資産増もないですね。その中で純資産増で負債を返す形で自己資本比率向上、BPS向上。有形固定だけみると減らしてて投資などもせず地味に稼いで貯金(負債返済)してるくらいでしょうか。
で、だからBPS成長で 2.26%/17年程度の蓄財スピード。
ほかはみなくてもいいでしょ。
CF
長期平均FCFで 5.41/18年で普通にCFでてて、投資は必要も営業CFがそれ以上出てて普通に問題なく。2023の投資CFでのINは出資分配金による収入だそうです。
「当社の米国連結子会社東京インキ株式会社U.S.A.(以下、TPIC)が出資している持株会社Polymer Modifier Partners,LP (以下、PMP)の出資先である Techmer PM,LLC(以下、TPM-LLC)は、グローバル市場での競争力強化と更なる事業成長の加速を目的として、プライベートエクイティファームであるGryphon Investors からの過半数の出資を受け入れることについて合意したことを本日開催の取締役会で決議いたしました。本合意により、TPICのPMPに対する持分法に伴う出資分配益34百万米ドル(円貨換算48億円)を2023年3月期第3四半期の営業外収益に計上」だって。
還元のびてますが、配当性向の伸びによる増配感もあり現金も伸びてるのかなあってところもあって今後はどうでしょうね。
(銘柄スカウターから)
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげてあげ
週足であげ
日足であげてもみあい
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、大枠では2018年まであげて1750から4540まで。コロナまでに1755と上昇おおよそリセットから以降は順々にあげて3545でシクリカル系によくある2018年まであげコロナまでさげの以降上昇の類型。より長期にはレンジといえばレンジで過去はもっと高い位置もありなので上昇とするのも微妙ですが週足レベル以下では上昇でこれにのるというのは。
週足2615とか日足3030あたりをみながら3545当たり超えれるかみるかんじでしょうか。
ファンダ的には、わりと堅調なあるいは衰退傾向もある印刷インキメーカー。意外に赤字はないが薄利低ROEで冴えないしまた代わり映えしない系。利益はでてるので蓄財は進むも、総資産も伸びず負債を整理するリストラ系蓄財でBPS増ペースも低め。
CFくらいはでてる。総じて地味でたぶん堅実な低ROE停滞蓄財企業。
決算資料などはわりにキレイなきがするのがたぶん利点。キレイなだけで強い成長とか価値向上意欲あるのかなあと思うと疑問は感じますが。
評価。
PBR0.3ほど。PERは気にするな。低評価。別に赤字がでてるとか大きな企業価値後退がありそうかと言うとそうでもなく、そういう視点では未来は見えてるタイプの会社とはいえて、それがかなりの低評価に置かれてるという類になりそう。東京インキとしてはPBR0.2-0.5くらいのレンジでPBR0.3ほどはほんとによくある程度。
まあ安いとも言えると思うけど、こういうものの本質的なゲーム性というのは、未来が見えた冴えない企業をダシに投資家同士がPBR0.2-0.5の引っ張り合いをしてるくらいのものにはおもえるところで、会社の状態とかは置いといて高く買取る誰かを玄人同士で辛抱強く待つゲーム性な気がするところでこういうのをどうみるか。
2020年以降くらいからはPBR0.2からPBR0.3くらいまでの押してるのでこのままもっと押してくれるのを期待するのはありなきはします。会社もBPS増に配当優待で年5%ほどは押してくれるし、大赤字吐いて投資家同士の綱引きを邪魔するってこともしなさそうだし。
グロースとかは成長鈍化とかで綱引きに水を差してくるかもしれなくてこれはこれで得意な人もいるんだろうなとかは。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4635
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4635
IRBANK:https://irbank.net/4635
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないですよ。
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