大河の一滴

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(7241)フタバ産業/東証PR/輸送用機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:841円(人々は高嶺に挑んで弾かれてまた挑むも過去の高さに及ばず挫けそうになっている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7241 フタバ産業 東証PR/輸送用機器 753.37 2025/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
7400 160/2.16% 1.1%/18年 6.27 0.6
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.55%/18年 #NUM! 1.11%/17年 9.65% -0.5%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
5362/18年 -5027/18年 334/18年 18.57/18年 3.92%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
3347.8 1243.78 37.2% 4.16% 26.09%

 今日は分析。2024/6/18の銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益成長率10%以上かつ、目先最高益更新かつ予想PER5年相対水準で10%内にあるもの(対象69銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。近年好調で成長してるのにここ5年で低評価なのを拾う意図。フタバ産業。自動車用プレス部品。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年06月17日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞からあげ」

自動車用プレス部品メーカー。

 

それぞれはここでもみて。

燃料パイプ?とかボデーや内装の骨組み?っぽいですね。

自動車部品事業 | 事業・製品紹介 | フタバ産業株式会社

 

下請け部品メーカーですね。ほぼトヨタの下請け。

業績。2000年からみて長期に伸びてないこともないけど、2009-2021くらいで横ばい感強い中から、目先は一段上でやはり今は自動車がかなり好調な感じでそれを受けて調子いい・・・ではあるけど同時に利益率はでて3%程度で、2009年とか大きな営業赤字もでて、純赤字もちらちらで、わりと極限のコスト圧を感じでギリギリでトヨタに使われてる下請け圧は感じたりしますね。とはいえ目先は好調で、そして好調でも利益率2%ほどですがちょい前は1%台で薄利が故に1%改善すると大いに増益するみたいな構造はありそうな。

ROEなど。2018年以降は以外に低ROEでもない。二桁も結構行く。2018年からBPS成長率とると11.3%/6年で二桁。

ただ同時にROAは3%程度以下でなかなか財務の悪さも想像できると。

 

原価率。原価率で95%近くギリギリ感。その中で販管費が4.6%から3.6に改善して1%営業利益率改善しましたみたいな世界。

決算でて増収増益決着ですが中期計画出てますね。

一番に財務体質の健全化が来ておりなかなか圧に耐える下請けの切実な願いな印象をうけます。目先の好環境でなんとか財務を立て直したいみたいな。

FCFのばして財務を改善したい。トヨタがさせてくれるといいのですが・・

ほかは決算資料などみて。なんとか効率化して収益を改善しようみたいな姿勢はありそうです。あるいは目先はそのへんの施策が報われて良化が進んでいるとはみれなくもないですし。

IR情報 | 株主・投資家情報 | フタバ産業株式会社

 

計画減収減益。計画は上振れもしたぶれも。売上は保守傾向があるかも。

 

財務

財務改善。

(IRBankから)

長期に有利子負債比率などを下げてきたのが、目先は好調でそれが一気に進んだ感あります。

総資産3347億で有形固定1361億は地味にはあげてるくらい。流動は1535で伸びてる。手形895億、現金250億とか。商品類280億くらいでしょうか。

負債2038億でうち手形861億で借り入れ800億にその他みたいで、もちろん財務は悪く財務改善も道半ば感ありますが、目先はかなり改善が進んであまり返せても来なかった有利子負債も減ってきてますね。

 

CF

 

営業CFは安定。も、投資するとあまりFCF出なかったのが2022まで、2023、2024で好調でFCF出てそれで財務につかえたって感じですね。
それで増配もこなしつつ。配当性向も低めでまだ返済に当てたい感。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげてさげ
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、リーマン後に2016年くらいまでよこよこ感あるところから、2017年におおきくあげるも、以降は2022年まで株安で2016年以前の水準までは、製造業によくある傾向・・からの2023に大きくあげるも、2024年に入り下落。目先の日足週足下落をまた過去の定位置に戻る動きと見るか、2023年以降の上昇の一時調整とみるか。

ではありますが、目先下落はわりと底抜け感あり、基準は目先の834を見るしかない・・ほかは2023年末の742とか。2022年の305見るのは流石に遠そうだし。

この辺をみながら1214超えで月足上昇継続を測るような。あとは高値では2017年高値を2024で破れてないのでそのへんどうみるか。まああまり強い感じはしないかもですね。


ファンダ的には、主に自動車で骨組みとかプレス部品。長期に伸びてなくもないけど長期的に原価率高く、利益率低く、いかにも下請けで苦労してそうな印象をうける。そのなかで近年は自動車好調で、それをうけて薄利の範囲内ではあるけど好調。もともと薄利なので1%コスト改善で大きく増益。それで近年は悪くもないROE水準でBPSなどもかなり増な感じ。財務は劣悪の部類ですが、長期に地味に改善してきたのがここ二年の好調で一気に財務改善が進んできて、わりと目先は実際問題好調感ある。まだまだ道半ばですが。会社もまずは財務改善を目指してる感じはあります。

根本的には厳しい事業環境の下請け。も、目先は環境がさすがによく良化が進んでおり、状態が悪いからこそ伸びしろが大きく出ているみたいな印象。

評価。

PER6.4のPBR0.6ほど。低評価。下請けの厳し目の部品メーカーとすると残当な位置みたいには見れるし、過去にはPBR0.3台とかに置かれてるとかもあるのですが、PBR0.6ほどなど意外に高くもない位置。それで環境に支えられる形にはなりそうですが、目先はROE二桁でて財務改善進みなにげにBPSも二桁増で、配当4%ほど合わせると年15%ほどのリターンが出てるとも見れて、これがPBR0.6なら破格の低評価とみなせなくもないところは。もちろん環境がよくもなくなればまた厳しくなるとはなりそうですが、そうなってもPBR0.6ほどはあるあるな水準で、好環境が終わってもさほどダメージもなし、好環境が続けば妙味があるみたいな扱い方もできそうな気もしますがさてどうでしょう。低くもない配当もありますし。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7241

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7241

IRBANK:https://irbank.net/7241

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるかんじでもないっす。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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