基本データと取り上げた理由
株価:2934円(人々は山に登ったのに満足して下山している。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6027 | 弁護士ドットコム | 東証GR/サービス | 656.43 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
114 | #VALUE! | #VALUE! | - | 17.07 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
44.31%/10年 | #VALUE! | 39.4%/9年 | - | 25.3%/10年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
37/10年 | -22/10年 | 15/10年 | 1.48/10年 | 17.44% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
44.1 | 31.44 | 71.3% | 0% | #VALUE! |
今日は分析。KABU+決算・財務・業績データの2020年7月(おおよそ2020年3月までの決算実績)と2024年4月(おおよその2023年12月までの決算実績)を比較し、売上営業利益で1.5倍以上のものかつ、市場統計推移記録表で2020/3/17と2024/4/19を比較し、時価総額が減っているもの(対象22銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。順調に成長してるのにコロナ最安値時より時価総額が低いものを拾う意図。弁護士ドットコム。法律相談。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月17日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」
法律相談を求める顧客と弁護士・税理士を橋渡しするプラットフォーム「弁護士ドットコム」。と、その契約になるのかな?契約のプラットフォームになるクラウドサインも。他にも税理士ドットコムもあるようですね。
セグメント。
(銘柄スカウターから)
・・・は以上ですが、これがわかりやすいですかね。
決算資料から。
IRライブラリ(決算説明会資料) - 弁護士ドットコム株式会社
成長という意味では、弁護士支援サービスつまり弁護士ドットコムは頭打ち感でており、一方でクラウドサインが引っ張る形になってます。
弁護士ドットコムはサイト訪問数有料会員も伸び止まっておりここはもうグロースではないとなりそう。
一方でクラウドサインはまだ伸びが強いですね。
売上契約送信数も伸びており、導入企業も大手や官公庁でデファクトスタンダードになってる印象はあります。
クラウドサイン。
電子契約。紙とかでしてた契約をオンラインクラウドでするやつ。
これを、freeで集めといて有料課金に誘う感じっぽいですね。
端的には、弁護士ドットコムというよりはもうクラウドサインの会社。
クラウドサイン自体は、すでに大企業や官公庁も取り込んでおり強いネットワーク効果もありそうで、堀を持ってる可能性が強いと見ていいのではないかと思います。
例えば大手企業にクラウドサインを使えと言われたらもう断れないみたいな。使い続ける必要もあるでしょうと。なので当面はこのクラウドサインの伸びが焦点かなとは。
以下業績。2020-2021あたりに減益があるも目先回復。
ROE推移など、これも落ちるところがあったが2022で30%近くで、ROA自体も20%近くまで。ROA10%台後半自体は絶対水準として極めて高いとなりそう。
市場全部(3932社)で10年成長率、ROAROICでソート。
売上成長率(8位/3932)これはさすがに鈍化で目先3Qの水準+28%でも40位には入ってきますね。
(銘柄スカウターから)
ROA(113位/3932)
(銘柄スカウターから)
ROIC(99位/3932)
(銘柄スカウターから)
ちなみにPBRだと(46位/3932)
というところで、目先でも市場でも最上位グループの成長性、収益性そしてそれに見合う評価に置かれてる、キラキラグロースとなりそうです。これだけ株安してもなお低評価ってことはないです。が、もう状態と評価が見合ってるおそれがあります。弁護士ドットコムは伸びなくなったがクラウドサインの成長性と収益性で。
あとは、原価率など。事業的にメディアとクラウドで原価率がとても低く出るタイプ。
(IRBankから)
これみると利益率下がってるのは販管費の増が故となりそうでその上で、利益率低く出ている2020。クラウドサインへのCM及び人件費増のため。
2021もクラウドサインを推したため。
これも利益率低めの2023も見ると採用のため。
それで今期3Q.今期に+28%は、連結化もありそうで、持続するかは怪しそうですね。
増収もあったのでコストも増ですが利益率としては維持くらい。
成長は連結かもあり、割り引いて見る必要もありますが、以前の減益はクラウドサインへの広告等のテコ入れという面が大きそうでその目論見はクラウドサインの伸びで成功したと見るしかなさそうで、結局は市場でも傑出した成長性収益性を未だ維持してるし、おそらく堀持ちで高い競争優位性も備えているとみなすほかないかなとは。まあ成長性は鈍化も考えておくべきかなとは思いますが。どの程度で落ち着くかは焦点。
ちなみに過去計画はかなり正確。売上はだいたい当ててる。
財務
資産増でじあむもよさげ。
(IRBankから)
前期末総資産44億。有形固定0.7億流動32億現金16億、売掛13億。
ソフトウェア大きめ6.4億。に細かいその他固定資産みたいな感じで、資産の多くは現金売掛ソフトウェアに収まるくらいで典型的な順調なソフト会社。
負債12億で固定負債もなくで、負債<現金。
順調なソフト会社だとは。
CF
営業CFは当たり前のようにでると。投資自体はわりとしててソフトウェアにたいするのものが多そう。いうほどFCFの大きくなく平均すれば 1.48/10年程度。PCFRとると400超えるとかわりと冗談みたいな水準。まあこれは成長してるからとなるからで、2022丹念なら100までおちますが、まあ100ですね。
無配。
自社株買いは時々してますね。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげ
週足でさげてとまった?
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、上場2014年から2017年まで上場値より下でもみ合ってた感じも2017年以降覚醒した感じに2020年まで躍進で2016年安値647から15880までで20倍以上つけるも、以降はずっとおちる感じで2023年に2222まで。
そこから5800まで回復するも目先日足ではまた続落で、月足で反転か、まだ下落か?ってところ。
いろいろと2222が基準になるのでは。ここをきらないと月足反転感もでて、高値からの下落も大きくわりと上もあるかもとなるし5800抜けもあるかもしれないと。目先2908ではんてんするかもだけどこれはとても切れそうですね。この記事投下時点で切れてそうにも。2222切ったらまだ月足でも下落そのものです。このへんを基準に。
ファンダ的には、だいたい弁護士ドットコムとクラウドサイン。弁護士ドットコムは成長は止まった感もあり、引っ張っているのはもうクラウドサイン。ただクラウドサインは企業契約のプラットフォームでもうすでに大手や官公庁に入り込んでいる感で、ネットワーク効果の堀持ちになってる疑いがあります。そして目先までなんだかん成長は続き、成長性と収益性を兼ね備える市場でも最上位クラスの傑出したグロースであるは変わってないとなりそう。とはいえ目先は連結かもありこのペースでは成長が続かないとはみてたほうが無難かも。
財務は健全。CFも普通にでるけどソフトへの投資もあっていうほどCF強くもない。
評価。
PBR17ほど。予想EPSだしてないのでPERなし。前期営業利益に今期3Q増益+27.%に6割かけして純利益を仮に出してPER80ほど。PER80のPBR17とすると普通に極めて高い評価。ピークよりずいぶん株安しましたが、現時点でも市場でも極めて高い評価成長が続いて株安してももう十分に下がったともしがたい高評価とは。ピーク時はPER400超えのPBRでも100超えで冗談のような水準がついてましたと。
ということでもう安いとか全然言えないしもっと下がっても例えばPBR10程度(≒ROE25%でPER40ほど)でもいいじゃんというかそこでも普通にありうるくらいだとは思いますが、成長率25%程度でるのであるなら6年続けばEPS3.8倍ほどでPER21ほどになるので、もっと成長が続けば・・・となると6年でPER20とするなら他にもっといいものもある気はしますが、成長維持で続けばもう見れなくもない水準にはなってきてるともみれるのでそのへんもふまえてどうかというか踏まえてもまだ高評価な気はしますがさて。まあ高いバリュエーション維持しながら株高もあるかもしれないですしね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6027
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6027
IRBANK:https://irbank.net/6027
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
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