基本データと取り上げた理由
株価:799円(人々は。成り上がろうとするもうまくいかず地べたを這いずっている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
2334 | イオレ | 東証GR/サービス | 21.17 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
37.06 | 0.35/0.94% | #DIV/0! | 78.18 | 2.82 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
18.55%/8年 | #NUM! | 21.55%/7年 | 3.94% | #DIV/0! |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
7/8年 | -12/8年 | -5/8年 | -0.64/8年 | 3.27% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
14.49 | 6.87 | 47.4% | 0% | 0% |
今日は分析。KABU+決算・財務・業績データの2020年7月(おおよそ2020年3月までの決算実績)と2024年4月(おおよその2023年12月までの決算実績)を比較し、売上営業利益で1.5倍以上のものかつ、市場統計推移記録表で2020/3/17と2024/4/19を比較し、時価総額が減っているもの(対象22銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。順調に成長してるのにコロナ最安値時より時価総額が低いものを拾う意図。イオレ。らくらく連絡網その他。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月24日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「伸びるも薄利」
決算資料。
前期2023.
コミュニケーションツールはらくらく連絡網、らくらくアルバイト、pinpointがそれっぽいですが、らくらくアルバイトは終了で、pinpointもらくらく連絡網で広告をうつようなもので実態らくらく連絡網となりそう。
らくらく連絡網は、グループメーリングサービスですね。グループ作って連絡や出欠確認などができるサービス、アプリ。広告がない有料版などもありますと。
関連サービス「らくらくアルバイト」の終了について | お知らせ | 誰でも簡単作成!無料メーリングリスト「らくらく連絡網」
HRはデータは、求人や広告など。
らくらく連絡網もデータを集めて、例えば大学のサークルなど多いので、それを利用し大学向けに求人広告を打つとかしてるようです。
こことかもイオレ。
大学生に特化した広告やサンプリング、プロモーションの総合サイト「大学生広告ナビ」
というように会員情報を集め、それを広告などに展開していくモデルとはなりそうで、目先はペットに注力してるようです。
イオレ、オモイデノ株式会社の「休日いぬ部」を事業譲受 | 株式会社イオレのプレスリリース
ということで、わりと最近的な事業モデルで好まれそうなところはありますが、らくらく連絡網は伸び悩み。
会社計画も後退ですね。
犬は新規事業枠。
ですが、求人系は伸びてると。
求人は伸びてるけど、情報を集める柱?の連絡網が後退で、新規も始めるとするけどどうなるかってところでどうでしょうか。
そういう感じで、2021あたり後退。
「イベント・飲食・旅行・派遣業界を中心としたクライアントが直接
の影響を受け、広告宣伝費抑制や採用の一時見送りによる出稿中止 」とか「「らくらく連絡網」の会員数は増加傾向にあるものの、前年同期比では伸び悩み。大学のキャンパス閉鎖やPTAの新組織結成の遅れが原因」とかはあります。おおよそコロナのせいですね。大学向けが強いとかが影響受けてそうです。
今期3Qで下方。
「求人検索エンジン事業において、期初に見込んでいた大口案件の売上減少により、業
績子想を下回る結果となりました。下半期の動向については、不確定要素もあり状況を注視しておりましたが、上半期同様の傾向が続いていることから、売上高については 2023 年 5 月 12 日に公表した期初業績予想の売上を変更いたします。
一方損益面につきましては、売上高減少に伴う売上総利益の減少および、人材、システム開発等の新規事業関連への投資による販管費増加の影響により、それぞれ減少」
ということですが・・・これは普通に大口が離れてますでかなりしんどそうな理由となりそうな。
増収自体はしており+33%とはいえだいたい新規事業によるもの。
それで業績。結局薄利です。赤字もちらちら。
原価率などあがる方向ですね。事業性を踏まえるともうすこし抑えてほしいとは思いますがどうなのでしょう。
財務
利益剰余金マイナス。
(IRBankから)
前期末総資産14億で流動11.5億で流動より。現金4.5億売掛6.2億。売掛は一応ふえてここはグロース風味。
有形固定は1700万でほぼなく。ソフトウェアのれんで2.6億とかでだいたい。
負債7.6億。多くは買掛金4.5億と未払金1.3億。有利子負債も固定負債もなく財務自体はいい方にはみえますが、進んでる感はあまりなく、健全だけどうまくいってる感じでもないソフト会社のそれって印象。
CF
2021-2022で営業CFがマイナス弱め。環境をみれば仕方ないところもありますが、弱いは弱い。FCFもあまりでてなく現金は増えるより減ってて、あまり順調でもないというかだから利益剰余金マイナスで結局トータル儲かってない。
無配。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてのたうちまわる
週足であげるもさげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、上場2017年末に上場5100から2019年に905をつけると4095とか3925とか2576とか時折吹いてますが、それはあまり続かず常にその後叩き落されている間で結局目先安値740はコロナ安値を破る上場最安値であり、結局のところ上場ゴールで下落トレンド。行くならどこからみても逆張りですが目先740からは日足反転なので、これが週足、月足と転換して上昇トレンドになるといいですねという感じ。
740切るとまだ奈落。ずっと奈落に落ち続けるとは言ってませんが。
ファンダ的には、連絡網で情報を集め広告や求人などをうつソフト屋というか広告屋とかそういうの。求人が好調で伸びてるけど、主業?のらくらく連絡網は足踏みというか後退(らくらくアルバイトの撤退のせいと思われるが)で、会員情報をあつめそれで有効に広告や求人を打つという事業モデルがうまくいってるか?はどうでしょうというところで、休日いぬ部とかを取り込んでどうか?というところはあるけど目先は、このへんの新規は伸びるも求人も含めて既存事業は芳しくないような。
財務は健全だけどCFは厳しかったのはとりあえず回復だが結局、利益剰余金もマイナスで現金も稼げてない感あります。トータルとして成長は成長も稼げてはないですねとはなりますね。
評価。
PER78のPBR2.8ほど。PERで超評価・・は、低ROEだから仕方ないとしてもPBR2.8も普通に高評価であり、これはまともに稼ぎ成長するぞくらいの評価となりそうで、現状それを裏ぎる業績がでてるようにしか。つまり評価過剰にみえる。新規は伸びてるので、ここから会員を集めてその情報を有効活用し利益も出るようになるということもあるかもだけど現状では、良い方に劇的な変身がないとやはりちょっと厳しく見ざるを得ないのでは?とは思うところですね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2334
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2334
IRBANK:https://irbank.net/2334
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
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