大河の一滴

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(3288)オープンハウスグループ/東証PR/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:4927円(人々は高い山に登って疲れたのでバカンスに入っている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3288 オープンハウスグループ 東証PR/不動産 5941.45 2024/09予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
13000 1240/9.54% 11.5%/12年 6.41 1.37
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
28.81%/12年 34.98%/12年 35.23%/11年 22.15% 32%/12年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
773/12年 -634/12年 139/12年 11.61/12年 8.26%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
11986.68 4158.56 34.7% 3.37% 21.6%

 今日は分析。2024/4/7に銘柄スカウター10年スクリーニングで連続増益9期以上のもの(62銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に好調なものをみてみようと。オープンハウスグループ。住宅メーカーというか営業ゴリラのイメージ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月05日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあげ」

セグメント。プレサンスコーポレーションを買収してるね。

プレサンスに試される巨大個人商店からの脱却 関西の猛者が関東エリアの覇者の軍門に | 不動産 | 東洋経済オンライン

(銘柄スカウターから)

いろいろありますが、後述もしますが、BSで総資産1.2兆のうち流動1.1兆で在庫不動産で6500億程度に現金4000億とかで、だいたい資産は現金と商品しかないという感じで本質的には不動産販売。

 

どう売るかというかゴリラ。

日本最強の不動産ゴリラ集団誕生、オープンハウスがプレサンスコーポレーションを傘下に : 市況かぶ全力2階建

物件と値付けも良さそうな事言われてますが、すごさの本質はゴリラみたいにゴリラゴリラ言われてます。

オープンハウスのスゴすぎるとこを挙げてみた!一代で財閥系ゴボウ抜きってできるんだ【不動産インサイダー新年座談会6】 | 不動産業界インサイダー地下座談会 | ダイヤモンド・オンライン

そういう感じの強い営業力(と上記の記事ではそれをつくるマネジメント力みたいな指摘もありました)で以下の業績。

右肩。買収とかにも頼ってるけど増収で28.81%/12年のペース。

ROEなど普通に高ROEでEPSBPS成長も35%近くでこれはエグい成長率です。複利だよ?


銘柄スカウターで不動産160で不動産まとめて拾って10年成長率でフィルタで業界3位、利益の伸びでも10位ですね。利益は元が薄利な可能性もあるしトップのGFAは赤字だし、ディアライフは売上前年割れなどもありとかで、このへんを踏まえると不動産業界長期成長率事実上の頂点とは言えるかもしれません。そのわりには絶対的には低PBRですね。これは業界全体に言える話ですが。

 

(銘柄スカウターから)

とはいえ、これらの傑出した数字が出る理由が見いだしにくいってのはありそうというか、だからゴリラということになりそうで、このゴリラとか、それのマネジメントというのは特に財務諸表やビジネスモデルをみても見え難く本当に優秀で優秀さが永続するか?成長が続くか?が測り難いし、優秀な成果が優秀だからかそれとも環境に助けられる中でリスクをとってただけなのか?もわかりにくいと。前者なら環境が終われば終わりますし。

とううことで、決算資料。

決算説明資料|IRライブラリ|投資家の皆様へ|オープンハウスグループ

前期。「行こうぜ1兆!2023」とか出てきちゃう雰囲気なんだろうなとは。

 

あと三栄建築設計買ってる。

「オープンハウスに売る気なかった」三栄建築元社長、買収の経緯語る:朝日新聞デジタル

不祥事に乗じて買い叩いた感もありますね。

オープンハウスが三栄建築にTOB、「黒い交際」元社長の影響排除し住宅事業強化 | 日経クロステック(xTECH)

あとは細かくは、決算資料でも。要するにゴリラ気味に成長していると、あとは出てくる数字で判断するのがいいだろうというか。たぶん内情とかやっぱり測り難いというか測れるならこのような低PERに張り付きとかしないだろうとかは思ったりしますね。不確実性に怯えながら出てくる実績で大丈夫なのを確認し続けるのなら大きな成果も出るかも知れないという類なきは。

そんななかで今期計画でかなり久しぶりの減益計画。

やはり戸建てマンションでコストがかかってる感じはあります。その意味で逆風なところがあり今期は試金石なところはあるかもしれません。

あとこのへん。

それで1Qでて増収増益。まだ1Qですが。過去の計画は上振れ多め。

 

財務

資産増えるしかないと。

(IRBankから)

上でも挙げましたが前期末総資産1.2兆円で流動資産流動資産1.1兆円で仕掛け販売用不動産で4933億に販売用不動産1478億でもちろん増えてますね。現金4018億。

有形固定678億。額としては大きいけど比率は小さいですね。買収もしてますが無形はほとんどなく26億。このへんは不動産業が低バリュエーションなところはありそうですね。実際に負ののれんで特別利益とかでてますね。

オープンハウス-急騰 1Q最終益68%増 戸建関連事業が堅調 負ののれん発生益計上も寄与 | 個別記事 | ニュース | トレーダーズ・ウェブ

あとは、仕掛け販売が大きく販売用が少ないのは作ってもすぐ売れるという営業力の賜物かとか思いましたが他の同業も近いことなってますし、そういうものっぽいですね。

負債7182億。有利子負債が5751億。借りて商品を持つ形で財務の質は悪いですね。

ではありますが、有利子負債<流動不動産くらいはにはなってるし、現金も多くて、不動産販売としては別に財務悪いというほどでも、在庫の値段半分くらいになっても死にはしないくらい。株価がしなないとは言ってません。

 

CF

ぐりぐり業績伸びているし、在庫も伸ばしてるくらいですが意外に、営業CFは黒字混じり。これはかなり強さを示してる気も。現金右肩。

増配に自社株買いも。これを現金増やしながらしてるので、やっぱり強い推移な印象は。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてもみあいかさげか
週足であげてさげ
日足でさげてあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、上場2013年で2021まではわりと一方的な上昇・・とするもボラがあって、692から372、3485から1655、36560から1731、7440から3966までとわりと深いドローダウンもこなしながらであまり安定的ではないけど、長期としてはかなりの上昇で高値安値で372-7440で10バガー以上ですね。

目先は7440からは下落ですがこれを長期トレンドの転換とみるか長期上昇の調整とみるか。今だと基準は3966以外は見にくいのではないかとは思います。これをみながれら5038に6380そして7440あたりを越えてさらに長期上昇となるか?測る感じで。

 


ファンダ的には、営業力強い系の不動産販売。業界でも頂点の成長率となりそうだし、ROE水準の極めて高く長期に傑出した売上EPSBPSなどの成長性も示して言えて定量的には傑出したグロース企業。売上一兆円もこえてさすがに鈍化・・みたいな計画も来てますが計画は上振れも多いし、目先1Qでもあまり落ちてる感じでもなくどうなんでしょうというか、この規模にもなり成長は続くのか?みたいな懸念はあるかもですが、現状跳ね返す方向には。

財務は絶体的には良くはなく借り入れして商品の不動産を持つ形ですが、不動産販売としてはわりと余裕ありそうで、この手の企業は成長で税個増やしてくるとCF赤字にはりつきですが、現状増配に自社株買いも絡めてさらに現金積む余裕も。

総合的に優秀だとは見なさいわけにはいかないわけですが、なんで優秀か?がみえにくいというかゴリラが強いと結論付けたくなり、それも環境に助けられてるだろ?とはなりそうで、それが引く懸念から開放されないところはありそうというか、このての不動産販売業界全体にも言える話だとは思いますが。

評価。

PER6.5のPBR1.4ほど。絶対の状態からはありえないほどの低評価とはなりそうですが、オープンハウス自体が5-13くらいのPERレンジで平均もPER8程度でオープンハウスが常に低評価というか不動産販売業界が常に低評価みたいなところがあるので、安いとするのもどうか。まあたぶん安いですし、オープンハウスとしても低い方のPERとはなりそうで、これまで通り成長を続け成長を示すなら報われるんじゃないかとは思います。

あとは業界自体に逆風来るとこの会社というか業界まとめて沈みそうですね。その懸念を払うのは難しいというか払えるならこんな低PER貼り付けにならないですって。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3288

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3288

IRBANK:https://irbank.net/3288

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけじゃない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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