大河の一滴

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(3003)ヒューリック/東証PR/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1477円(人々は、ながらくとどまった国をぬけ新天地を目指そうと冒険を始めている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3003 ヒューリック 東証PR/不動産 11342 2023/12
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
4463.83 1461.78/32.75% 28.9%/16年 11.47 1.47
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
17.67%/16年 18%/16年 17.77%/15年 13.78% 10.5%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
17226/16年 -26390/16年 -9163/16年 -539.01/17年 3.94%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
24804.72 7656.57 30.9% 3.52% 40.38%

 今日は分析。2024/4/7に銘柄スカウター10年スクリーニングで連続増益9期以上のもの(62銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。長期に好調なものをみてみようと。ヒューリック。不動産デベ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年04月05日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」

不動産デベロッパー。東京23区駅近中心の不動産賃貸業務(約270件の賃貸物件、賃貸面積は約140万m2)、不動産開発・建替業務、アセットマネジメント業務(REIT)、保険事業、ホテル・旅館事業を営む。

ざっくり大家ですかね。

セグメント。主に不動産でここは賃貸と開発は販売もあるのかな・・と、BSみると販売用不動産もあるので販売もやってますが、資産比でいうと賃貸中心となりそう。

(銘柄スカウターから)

 

ここらでざっくり。

HULIC TOWN -ヒューリックまるごと早わかり!-

ピックアップすると・・

利益右肩。

 

銀座とか都心に物件たくさん。

いい立地を抑え低い空室率。

 

選択と集中だそうです。

以下は決算資料から。

IR資料|株主・投資家情報|ヒューリック株式会社

 

でかくて安定して成長している感。

営業収益でも2012年以降でみても15.18%/11年で結構な成長率だったりします。

最近よく言われがちな資本コストなどもしっかり抑え。

ほかは資料見てほしいですが、極めて優秀なS級大家という印象を受けます。

資料もKPIとか個別のビル案件の説明などここもちょっとそのへんの大家より数段上感あり。

不動産41銘柄ででPBRソート。

不動産にはかなり性質の違う賃貸と販売がごっちゃになってるのであまり参考にもなりませんが、近いPBR大手の三菱住友三井あたりよりいい数字がありそうにも。

(銘柄スカウターから)

 

という感じで業績は伸びる方。売上は上下あるのですが営業利益では上記の通り右肩で、売上自体も2012年以降でとっても15.18%/11年でなにげにかなり早い成長。

ちなみに2012年で合併してて、以前の数字は旧昭栄ですね。この3003は、旧昭栄が存続。

ヒューリックと昭栄、合併を正式発表 12年7月 - 日本経済新聞


EPSも同様ですね。2012年以降でEPS成長で18.43%/11年とこれはなかなか以上の水準。
まあですが出てるROEから今後はそこまででるのも期待しづらくBPS成長実績の13.49%/11年のほうが実態に近くはなりそう。

12月決算で1Qまだ。過去の計画はだいたい正確だけど営業利益で上振れするときが多めですね。リーマンあたりは下。

財務

資産右肩。

(IRBankから)

前期末総資産2.5兆ほどで、有形固定1.6兆。だいたい右肩ですが、2022,2023で足踏みなのでこの辺をどうみるか。新規取得より建て替えが多いみたいでそういう時期かもしれません。

流動3700億。転売用不動産2630億に現金828億あたりが大きめ。長期には流動も伸びてますと。それで投資有価証券3200億。あとは細々。

負債は、1.7兆でうち有利子負債が1.4兆でだいたい負債は有利子負債となりそうで、狩りて不動産をもちそれを貸す大家スタイルとなり、財務の質は悪いにはなりますが大家だしこんなもんという感じには。

目先は有利子負債の上昇をとめて自己資本比率も向上あたりは確認され、このへんはこれまでよりセーブが入ってきてるはあるかもです。

 

CF

 

営業CF安定でそしてそれ以上投資で、2015年以降FCFはほど常にマイナスですね。

2021以降はFCFの赤水準を抑えて財務が改善方向ですね。それで財務で調達しなくなってると。

 

(IRBankから)

増配続いてます。

(銘柄スカウターから)

 

月足週足日足の値動き判断

月足でもみあいからあげ
週足でもみあいからあげ
日足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。

リーマン前に盛り上がり崩壊し、2013年あたりにそれなりに盛り返したが以降はもみ合いが続いて中で、目先は2015-2023のレンジ水準をぬけてきたが、、2013年の高値は越えられてないというとろですかね。週足の1007からの上昇で1648までが1808を越えて月足年足レベルの上昇に発展するか?をみていくかんじでしょうか。

基準は上は1808とか1648で下は目先日足の1448とか週足1007あたりですかね。長期レンジの下の837でも。このあたりをみながら。

 


ファンダ的には、優秀な大家。都内とかの都心の利便性高い立地などに多くの物件を抱えるある意味資本主義の権化。売上で毎年伸びるほどではないけど現状営業利益、EPSBPS配当で右肩が続いており、なにげに現状侮れない成長率を示してるが、ROE水準などから20%近く期待するのは楽観的か。

財務やCF全体としては借りて投資して財務は悪い、有利子負債と不動産を持つ大家スタイルですがここ数年は、借り入れや有形固定の上昇が止まっておりこのへんをどうみるか。

評価。

PER12のPBR1.5ほど。目先株高に来てる感じですが、PER水準ではここ5年で上も下もある標準的な水準だしPBRでも近いところもあるし、他の大手不動産もちかいPBR位置でいろんな意味でフェアーな評価感はあります。その意味でまだPERPBRがするするあがるとみるのは楽観的かなとは思いますが5年より前は、もっと上の評価帯ってところはありますので市場の展開次第ではそういう感じになるかもですね。その場合は他の大手不動産も似たような感じにはなりそうで、ヒューリック以外でも良さそうなところはありますが。

あとは会社はROE10%以上の配当性向40%とか目標に出してますので、額面通りにBPS6%に配当3.5%に300株長期で優待も足して4.8%とかにもなり、年10%程度をPBR1.5・・は、破格・・・でもないですね。このへんでもフェアー近辺ぽいかもしれませんが、期待値年10%ほどのリターンならわりと実現性高いかもしれない案件かもしれないとは思うのでそのへんも踏まえて。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3003

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3003

IRBANK:https://irbank.net/3003

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもありませぬ、

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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