大河の一滴

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(3950)ザ・パック/東証PR/パルプ・紙(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:3675円(人々は、大きなヤマを終えてまたすぐ次なるヤマにとりかかりつつある。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3950 ザ・パック 東証PR/パルプ・紙 731.33 2024/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1010 81/8.02% 6.7%/17年 10.93 0.98
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.12%/17年 4.39%/17年 7.04%/16年 9% 9.2%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
880/17年 -559/17年 321/17年 18.87/17年 5.85%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
988.47 711.11 71.9% 3.21% 35.09%

 今日は分析。2024/3/22に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益の最高値更新(716銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12比較で低PBRなものになってるもの(149銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。長期に成長してるけど目先2016チャイナショックより低評価に置かれているもの拾う意図。ザ・パック。包装。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年03月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「びあげ」

包装屋。

紙系の商業包装いろいろ。

主力は食品・アパレル業界向け紙袋・ポリ袋の商業用包装材、ペーパーバック/手提げ紙袋(国内トップ)。だって。

いちお紙袋パッケージではシェア一位みたい。

袋・箱・包装などのパッケージ製品案内|ザ・パック株式会社

それでいちおう長期に業績は伸びてるとなるのかな。

コロナで得意先アパレルとかがお休みしたので後退ですが目先は復帰で前期で過去からの売上も更新。でも成長ですが売上で1.12%/17年くらいの伸びでグロースというよりは、成熟した業界というかその中で地味にじわじわなんとか伸びてるいるくらいでしょうか。

1999年からみて営業利益も純利益も赤字なし。

BPS推移など。右肩。ROEが下がるきらいはあるかもですがBPS成長で 7.04%/16年とかでけっこう安定堅実。

と、微妙な成長感ある堅実な蓄財企業という感じ。地味ながら安定堅実という感じでしょうか。

包装競合比較。包装についでに段ボールを加えて13社でROICソート。

これで上位二位。cottaは包装かどうか怪しいところあるので事実上の一位かも。利益率でも上位ですね。その他業界で売上成長率渋いですね。

でもcottaを含めしっかり高PBRに出てて評価はされてると。

(銘柄スカウターから)

ということで、安定堅実で地味だけど業界で優秀なほうとなるいぶし銀感。

そんな感じですが、やっぱり成長性はしんどそうなので、蓄財性に注目ですかね。あとはROEが維持できるか。理屈言えばROEが維持ならばEPS成長はBPS成長と一致しますし。

いちお最高業績の前期。

決算短信・有価証券報告書

「行動制限の緩和により、外食・宿泊需要が増加。 インバウンド需要の回復、
賃金上昇等に伴い景気が回復基調」でやっぱり環境いいな感。

コストかかってるけど、値上げもできる。

参考。

そんな感じで好環境に助けられ好業績通貨ですが

通期でて間もなく1Qもまだな感じですが中期計画がでています。

上方してるので環境いい。

「 食品市場、一般流通小売他市場では2023年9月時の通期予想を超え拡大」だって。

 

 

財務

財務健全で資産増。

(IRBankから)

正直中身見る必要ないのでは?とか思いますが有形固定みると前期末274億で、これは横ばいだった2012-2021年くらいの210億以下くらいから目先伸ばしてて決算資料で投資してるよって言ってる通り感。流動590億。長期にはのびてるね。現金160億ほど。これものびてる。ROEは低くなってところあるのでためすぎ感は拭えなく、有価証券81億も加えて、240億ほどを140億まで圧縮すると純資産611億まで圧縮すると過去にあったくらいのROE水準になるのでやはりちょい溜め込みしてるところありそうですね。

負債277億。さすがに現金>負債までいきませんが、主な負債は手形139億でほかはいろいろで有利子負債もほぼなくで総合かなり健全となりますね。

 

 

CF

 

現金積む方向。財務はああなのでだいたいFCFも出てる感じ。

長期にはゆるく増配感もありで、たまに自社株買いも。

(銘柄スカウターから)

ROE観点でもうちょっと還元してもいいかもねとは上記で行った通り。現配当水準はてもち現金178億とかで年13億とか(今期は増えそう)で余裕ある方。

という感じ財務面でも性格出てそうだけど、基本的には安全堅実志向感ありますね。減配ないわけじゃないけど基本的には減配な増配傾向。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてあげ
週足でさげてあげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018-2020年くらいまであげて2022年くらいまでさげて、特に2023年以降上昇感ある推移はそんな高バリュエーションでもなく堅調順調な製造業でよくある株価推移でそれに準じる。

2023年以降は順調でこれにのるという視点はあっても。週足起点の2022年安値は2107と相当したでもう底にみがたいところでそうなると目先日足跳ねるまえの3320とかはねた後の安値3505あたりを基準に3945超えで週足上昇継続狙い、4320越えて年足レベルの上昇継続を狙う感じで測る感じでしょうか。


ファンダ的には、パックメーカー。いろんな紙系包装。長期に安定的で地味にちょっと成長。ですがグロースというよりは停滞寄りというかじわのびくらい。いかにも成熟産業はあるけど、業界の中で優秀となりそうで、とにかく堅実。それが環境にも助けられ好業績で決算通過。高成長ではないけど中期計画を上振れで目指す感じでやっぱり総合いま環境いいなとは。

財務などより堅実でCFも安定。少々ROEが下がる嫌いがあるがこれは堅実な故の溜め込みすぎな部分はあるかも。安定な方な配当からたまに自社株買いは入ってますがもうちょっと踏み込んでもいいかもな感あるくらいは余裕はありそう。まあ堅実な社風感は出てると思う。

評価。

PER11のPBR1ほど。状態自体はやっぱりいいとなり高いという感じもしないですがPBRでは上も下もあるくらいでいかにもフェアバリュー。一方でPERではなにげに過去からあまりないくらいの低い水準みたいなで2014年まで戻ると9くらいがある程度でPERではなにげに安いとみれなくもだし、増益があればその分は結果になりそうだってところはあるなとは。このへんはやはり今の好調は環境がいいからだろ?ってみられてる感じかもしれませんね。ということで好環境が終わり減益とかくるとしぶそうなんですが、PERでは低いは低いので好環境が続き増益とかでるならそんな悪いことにもならないかなとは。というかそれでずっと業績上げて株価も長期にあげてきたのがこの会社なんですがね。

あとは絶対的にはBPS7%をROE低下で控えめに見て6%に配当3%で年9%をPBR1ほどはたぶん普通に見れる水準でわりとバリューとみることはできるかもです。優待もありそれをふまえるともう少し上。まあバリューとされてするするPER16のPBR1.5とかなるのも現環境だと想像しにくいですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3950

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3950

IRBANK:https://irbank.net/3950

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるってかんじでもないです。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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