大河の一滴

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(9830)トラスコ中山/東証PR/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2492円(人々は、地位を得てまもりに入ったのが崩れてきたのをなんとか立て直そうとしている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
9830 トラスコ中山 東証PR/卸売 1644.94 2024/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
2847.1 186.1/6.54% 6.3%/18年 11.15 1.02
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
4.27%/18年 6.66%/18年 5.29%/17年 9.17% 7.1%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1513/18年 -1451/18年 62/18年 3.45/18年 5.22%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
2448.78 1607.16 65.6% 1.97% 21.92%

 今日は分析。2024/3/22に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益の最高値更新(716銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12比較で低PBRなものになってるもの(149銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。長期に成長してるけど目先2016チャイナショックより低評価に置かれているもの拾う意図。トラスコ中山。工場用副資材・工具商社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年03月22日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

こういうの。

事業内容(ビジネスフロー)|TRUSCO トラスコ中山株式会社

必要なものを必要なだけといってる。まあ不要なものを不要な数買う顧客いない気もしますが。

事業紹介|TRUSCO トラスコ中山株式会社

 

問いう感じであまり複雑なことしてないというかシンプルな事業モデルな卸という感じ。

産業機械商社28社でフィルタ。

成長率で上位。利益率もわりと高めですが抜けた感じでもないし、ROIC上位はみなPBR1程度以上で評価されてるな感ありざっとみるにフェアバリューじゃねえか感あります。

(銘柄スカウターから)

 

そんなかんじで特に安くもなくフェアバリューであるけど、長期成長。利益率もおおよそ一定。過去から見て2000年から営業利益から純利益まで赤字なくて堅実。ことへんは卸の堅実さ。

それでBPSなら右肩。ROEあたりも二桁にはのらないけど7-8%台くらいで安定。

BPS成長率とると5.29%/17年くらい。フェアバリューで特に安いとかないけど、長期の価値向上はあると。

そんなわけでたぶんフェアバリューの蓄財企業。停滞というよりは成長してますが、増益は毎年でもないので(増益の期のほうが多そう)増益は容赦してたほうが気軽にみれるかもとは。ていか減益で投げるようなスタイルにはたぶん向いてない。

2023通期でてますね。

決算説明資料|TRUSCO トラスコ中山株式会社

好調かな。

計画も伸びる計画。過去計画もだいたい正確かなとは。下振れないこともないですけど。

まじめに品揃え拡大してる感。

ではあるけど長期に販管費原価率改善してる感じでもないので期待は禁物ですが。

 

財務

資産増。

(IRBankから)

前期末総資産2448億で有形固定1045億は卸にしては大きいイメージ。決算資料で物流設備ばんばんつくってるようなのでそのへんか。このへんをどうみるか。伸びてもいるね。流動1320億。現金432億、売掛343億商品508億あたり。

負債は841億で有利子負債500億。これぴったりだしキリを合わせてる余裕見せてそうな。買掛204億その他。

負債の室あたりはよくもないが、自己資本比率も低くもないしなによりずっと資産増で問題あるとするのも。

 

CF

 

 

2017-2019に投資が大きめですね。設備投資っぽい。そこでFCFマイナスですが、2020-2023はFCFマイナスで、わりとCFは不安定なものが多い卸のなかでは比較安定感あるかなとは。とはいえ長期平均FCFは3.45/18年でこれはPCFRになおすと500とかになるのでCF創造能力自体は弱めというか卸でありがちですね。これは過去より成長してるし営業CFも伸びてるので、実際はここまで数字悪くないですが。

でもやはりキャッシュリッチでもないとはなりそうで増配は止まってる感あるけど、現金は有利子負債増を踏まえれば増えてもなく、還元には余裕がある類ではなさそう。

2017比較で、現金100億→430億、有利子負債100億→500億。有形固定増とかあるけど現金のみではペイしてないとなりそう。

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげてもちなおし
週足でさげてあげ
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013-2018くらいで大きく上昇でおおよそ600円台から3480まで。

以降は下落というか調整みたいな推移で、コロナで1739に2021年3125から2022年で1654まで。下落ですかね。も以降はわりと堅調な推移で上昇で2685まで。

週足で順調ですので拾うのも。2054、2154、2182あたりを底にみながら2685超えの週足上昇を目指すのがとりあえずよさそうな。そのさきに3480超えも見れるか測るのがいいのではないか。


ファンダ的には、機械商社。普通に機械商社。利益率や成長率などそこそこ優秀な印象で、長期に成長してる。目先もわりと順調にまっとうに品揃えを拡大など地に足がついてそうなスタイル。

一方で、卸としては有形固定資産寄りな資産構成とか投資多めでCFが弱いというか卸はCF強くなりにくいですが。

総じて抜けて強いことなさそうだけど、ほどほど優秀で堅調長期成長な専門商社。

評価。

PER11のPBR1ぼど。いかにもほどほどなバリュエーションというふうに感じるし、実際に競合見てもいかにもな位置に置かれてそう。

その中でトラスコ中山としては上も下もって感じだけど下よりくらい。特に安くもないけど過熱とかもしてなそうというかフェアバリューだよなあって感じ。

それでもBPS5%に配当で2%として年7%ほどは出そうというか目先は割と好調でそれ以上になるかも感あり、これはこれでそれを見定めつつなにかの拍子にバリュエーション高くなれば抜けるみたいなスタイルはいけるかもですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9830

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9830

IRBANK:https://irbank.net/9830

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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