大河の一滴

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(6326)クボタ/東証PR/機械(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2412円(人々は、でこぼこ道をくじけずにゆっくりなんとか歩んで少し進んでいる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6326 クボタ 東証PR/機械 28381.2 2024/12予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
30500 3200/10.49% 10.7%/18年 12.54 1.3
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
5.68%/18年 6.2%/18年 7.27%/17年 10.38% 10.9%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
15648/18年 -18447/18年 -2799/18年 -155.53/18年 4.73%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
53592.47 21757.73 40.6% -% #VALUE!

 今日は分析。2024/3/22に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益の最高値更新(716銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2016/2/12比較で低PBRなものになってるもの(149銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。長期に成長してるけど目先2016チャイナショックより低評価に置かれているもの拾う意図。クボタ。トラクター。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年03月22日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

農業機械の国内最大手(世界3位)。

だいたい農機。

(銘柄スカウターから)

ラインナップ的には農機中心。

製品・ソリューション | 株式会社クボタ

農機は幅広でドローンとかナウい(死語)ものも。

で、世界企業。

2023年目先通期から。

決算説明会資料 | 投資家情報 | 株式会社クボタ

米国が中心ですね。

 

環境とかもありますが、だいたいは機械として省略。

クボタ自体が売上三兆円れべるなので環境も規模時代は大きいですが。

農業は水もよく使いそうでそのへんからの発展ですかね。

配管など多いですが農業関連もあるようです。

例えば。

株式会社クボタケミックス

だから省略。

 

というわけで世界レベルの農機メーカー。

メーカーだと思うところで、増収時に利益率向上の減収時に低下の製造業ムーブがありそうですがないですが。世界のクボタ様にはあんまり関係ないようなかんじもあり、長期で見て業績はかなり安定的でシクリカルなものがおおい日本の製造業の業績っぽくなさはあります。

とはいえ長期に成長ですが、常に増収かといえば減収もそこそこあり、2007-2012あたりは足踏み感あり、グロースとみるとしぶそうなところがあるので停滞くらいにおいておくとストレスなく扱えそうな。

BPSくらいはよりその傾向が強そうで。ROE10%切るとBPSも伸びが甘いところはありますが長期でわりとBPSくらいは右肩感あります。過去の足踏みっぽい推移を含みますが、BPS成長率で 7.27%/17年とかでてますしROEも10%以上程度つくことが多く、このへんは抜けたってほどでもないけど、普通に優秀で日本市場でも優秀な方の製造業となりそうだし、実際にこのくらいの水準なら日経平均以上になりそう。

ということで、ざっくり市場平均より優れる農機メーカーのようには。

それが目先はかなり順調。増収も二桁で好調ですが、それ以上に増益で+53.4%で通期を通過。だいたい値上げで説明できる増益。

このへんは、値上げをしても顧客が離れない競争優位性がでてる気もしなくもないです。


とはいえ、業績予測は横ばいに近い増収に減益で。このへんはだから毎年伸びるもんでもない感。計画自体は上振れ下振れあるけどわりと正確かなとは。

あとは農機比較。ROAは差もないところですが成長率と利益率で他者を凌駕するかんじでこのへんはさすがに世界のクボタみたいなところありますね。

 

(銘柄スカウターから)

財務

資産増で、自己資本比率は低下傾向は。

(IRBankから)

IFRSがきらいだからってところもありましが、あまり見なくてもいいかな感。みても投資判断変わらないだろうなあという意味で。

一応前期で総資産5.3兆ほどで有形固定7270億でわりとがんがん設備用紙をしてそう。

2018年で3300億。のれんもありますね。1400億ほど。無形1870億。

これかな。

フランスの農作業機器メーカーをグループ会社化 | ニュースリリース | 株式会社クボタ

クボタ、インド農機大手を買収 1400億円で - 日本経済新聞

工場向け原材料供給機メーカーを買収 | ニュースリリース | 株式会社クボタ

クボタ、機械除草製品強化 クバンランドがBCT買収│

 

と、わりと買収連打でいずれも近年で上記の有形固定6年で倍以上もありかなりアグレッシブに投資活動しててこれはわりと世界取りに来てる感は。

と、非流動で合計2800億に流動2600億くらいのバランス。

流動できになるのは金融債権5524億。増えてる。これは農機ローンではないかと。

(IRBankから)

そんな感じで特に近年はぐりぐりアクセル踏んでいる感ありますね。そのへんで自己資本比率低下と有し利子負債増の有利子負債比率の上昇等々。絶対的にはまだ財務劣悪とかいう水準でもない。ということでまだ心配する段階にはなさそう。

 

CF

CFみるとよりあらわですね。
2021まで営業CF黒字が以降は赤字。2022,2023年でわるさしているのは主に営業債権の増加で1747億、1356億でこれだけでCF逆転してるし、この大きさは過去にない水準。あとは金融債権の増加で772億924億でこれは、前はもっと大きな水準でしたがこれだけでもプラス逆転しますね。ということで、営業CFマイナス化はむしろ事業が急加速したから感ありますねと。

その一方で投資をドカンとしてて、これは子会社の取得やら有形固定の取得やら。それらのマイナスを財務で補う形で大きくプラス。

これらはあきらかに過去にない推移で目先は事業が急拡大するなかで投資も借りてどんどん投じるアクセルフルスロットルな局面にきてますね。

スピードをだしているではあるので、事故れば怖いですがスピードをだしてるのでうまく走れれば早く目的地につくみたいなところはあるかもしれません。

還元。増配傾向で自社株買いもしてるほうが多いですね。それで前期は自社株買いなしだったんですが、これは投資てんこもりだったのでさすが勘弁って感じだったのではないかと。

(銘柄スカウターから)

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげたりさげたりだけど長期にはいちおうあげっぽい
週足でさげてあげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足ではもみ合い感強いけど年足。

ぶれてるけど、長期にはしっかりあげてきてるかんじではあり、その中で月足では下落から上昇に向かってきてるかんじで、2022年2579,2021年2733を超えれば年足上昇継続みたいな感じになってきてるのでそのへんを測りながらでしょうか。

下は大きな基準は2023安値1777でしょうか。さすがにコロナ安値1130は遠すぎるとなりそうですし。週足レベルでは1907日足レベルで2153とかをみながらで、上はもう週足レベルの2579あたりが基準。この辺をみながら。

 


ファンダ的には、世界的農機メーカー。米国中心。毎年のびるもんでもないけど長期に成長もあり営業赤字もなさそうなかなり安定的な業績。抜けて優秀って感じでもないけど、日経平均全体よりは優秀そうで製造業にしては環境悪いときもわりと無難に乗り切っており安定性も目立つ。それで同業の農機メーカーにしては成長率利益率に勝りこのへんではやはり優秀。目立つ水準ではないけどいろいろ優秀さは感じます。

その中で目先大きく増益する形で好調な印象。増益はほぼ値上げ。みると近年投資をガンガンこなしてる印象で過去から見ても類を見ない水準で買収などもすすめておりこのへんで投資CF加速な一方、業績も債権などが増える形でこれまでなかった営業CFもマイナスでそれを補う形で財務CFプラスで、自己資本比率なども悪化でこのへんは、あきらかにこれまでなかった前傾姿勢でこのへんをどうみるか。

まだ1Qもでてないが、目先までは買収など投資バリバリしてるなかで業績も加速してきてますねという局面のようには。

評価。

PER12.5のPBR1.3ほど。まずはクボタとしては上も下もあるけど低めのPER帯にはおかれてそうな。コロナ安値でPER10切るくらい。というかPBRでみてもコロナ安値で1くらいでもっと過去みてもコロナ安値より低バリュエーションなときはほぼなそうな一方上はPBR2以上はわりとあるのでとりあえずわりと低めな評価はそうとなりそう。

一方でわりとクボタのそこそこの優秀さから2012年あたりの平均的水準700円くらいで手をだしていると今自分に2400円の3.4倍ほどでこれは日経平均は9000円くらいから40000円くらいの4.4倍で日経平均劣後なんでなかなかうまくいかないもんだなというところですが、当時はクボタPBR1.5に今1.3に対し日経平均PBR1きりに8今1.57のようですね。

一応日経平均はこれを書いている目先でPER17.4のPBR1.57のROE9%ほどに対して、クボタはPER12.5のPBR1.3のROE10%ちょいで、2012年当時は日経より優秀だったクボタのほうが高評価だったのが、現在は日経より優秀なクボタが低評価と逆転してるとはいえるのでそのへんもふまえてどうか。

まあ目先グリグリ投資してるので、それをしくじること、事故ることを織り込んでるとはみれますがさて。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6326

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6326

IRBANK:https://irbank.net/6326

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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