基本データと取り上げた理由
株価:865円(人々は、やる気になったが続かず放置してたがまたすこしやる気になっている。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
2344 | 平安レイサービス | 東証ST/サービス | 106.45 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
99.32 | 15.88/15.99% | 16.4%/17年 | 9.42 | 0.51 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
0.9%/17年 | 4.1%/17年 | 4.85%/16年 | 5.51% | 7.3%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
225/17年 | -123/17年 | 101/17年 | 5.97/17年 | 3.13% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
339.32 | 202.85 | 59.8% | 3.35% | 31.57% |
今日は分析。なんか中旬忙しそうなので2週連続で分析。トリガーを満たしてるもの(対象482銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。まあたぶん安いやつ。平安レイサービス。冠婚葬祭。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年02月09日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」
神奈川県湘南エリアに基盤の冠婚葬祭サービス会社。互助会加入者向けに葬祭(葬祭ホール・葬儀式場)・冠婚(婚礼施設)に関わる施行・付帯サービスを提供。
セグメント。だいたい葬祭。で、めっぽう利益率高い。介護とかは葬祭する顧客をつなぎとめるためやってる感じじゃないかなとは。
(銘柄スカウターから)
長期に横ばい感が強い。2021はコロナによる結婚式とかの後退ですかね。それもほぼ回復した感。成長感には乏しいですが、1999年からみて営業赤字もなく純損失も2007のみくらいで、リーマンもコロナもおおよそ大過なく過ごした感はあり安定性は相当には。
それでBPSは右肩。BPS成長率は 4.85%/16年とか。高ROEというほどでもないけど、地道に蓄財感・・といういかにも停滞蓄財。
コロナ以降は低ROEにでててBPS成長も鈍化してる感あるので、焦点はコロナ前水準のROE8%前後まで回復するか?否かくらいでしょうか。利益率18%以上程度に戻るか?とも同意になりそう。
原価率など。利益率は原価率に販管費の上昇どちらもありますが原価率は戻した感はあるので、販管費も戻ればもとに戻りそうなところはありますね。
(IRBankから)
2023。あと経常利益率だけど回復してるのでやはり正常化に向かってるかなとは。
今期3Q。増収増益ですけど、原価率販管費率はまだコロナ前の水準には至ってなくてここは留意でしょうか。
あと一応中期計画。資料としてはやる気ない方の資料ですが。
営業利益率がKPIで微妙な成長率。でもいちおうできれば過去最高の売上で成長くらい・・だけど以上に文面があまりやるきなくて、あまり投資家の方を向いてる会社ではなさそう感。
財務
資産増に財務改善。
(IRBankから)
前期末総資産339億。有形固定159億で、2017年くらいから伸ばしてる感ありますね。
建物土地とか伸ばしてて、葬祭場とかふやしてるみたいでそのへんかと。
流動92億で現金86億でほぼ現金ですね。あとは投資その他の資産で86億でなにか不明。
なにかわからないものを除けばだいたい現金と葬祭場となりそうですね。
負債136億。長期に減ってるね。ほぼ、前払式特定取引前受金で117億。これがへってるということになりこれをどう見るか?
いわば見込みの顧客となりこれが長期的に減ってるとはなるので。このへんは葬祭のために生前から積み立てるというよりは有事の際に全部払うというスタイルになってきてる感はあるけど、ここは注意点かも。
これのぞけば財務は極めていいですね。
「指定役務の提供を受けることの取次ぎで、購入者等に対する商品の引渡し等に先立って、購入者等から商品代金等を2月以上の期間にわたり、かつ3回以上に分割して受領する取引のことで、いわゆる「友の会」や「冠婚葬祭互助会」と呼ばれているものがこれに該当」
CF
営業CFド安定。も2017年から投資を加速でFCFも以後はか細く、現金は維持か減少。
上記で言ったけど2017年くらいから固定資産増やしてますね。
この変化でFCFがあまりでなくなり現金も積めなくなった。・・投資加速自体は悪いことではないけど、投資で利益やCFが伸びてる雰囲気でもなくこれをどうみるか。
還元はわずかに増配くらいだけど自社株買いも。
以上。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげてまたあげ?
週足でさげからあげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2016からかなり・・というほどでもないけど安値618から1015あるいは1070まで。から2022年までずっと下落で726はかなり2016年以降のあげをもどしたところから2023年後半から上げる素振りをみせはじ年末、そして2024年に入りかなり急騰で上がってきてるとなり見方では2016年に急騰から調整をこなしてまた上にきたとも見れるので、そういう視点でみるなら初動とは。基準は週足起点726とか日足上昇起点の742あるいは直近安値811あたりで。ここを見ながら880突破に2016年以降の調整を破り上昇トレンド形成といえる1070越えを狙う感じで。
ファンダ的には、神奈川の観光葬祭屋。だいたい葬祭。長期に安定的で成長感は微妙も利益は出続けBPS増の蓄財は進む感じで、かなり安定気味の停滞蓄財。コロナで業績後退で利益率が落ちたが目先は回復傾向もコロナ前の水準には至ってないのをどうみるか。至ればBPS増とかは結構悪くないペースで増えそうですが。
一方2017年くらいからそれまであまりしてなかった投資を始めていて以降FCFが弱くなり、それまで積めてた現金が積めなくなっています。みると前払式特定取引前受金が目減り傾向。これを将来の見込み客とみるとそれが先細ってるとは読み取れるところで、その変わりに式場増やして維持を狙ってる・・?とかは憶測仮説をたてるところですがあってるかは不明。ですが、2017年以降は投資してFCF弱く投資してる割には営業CFなど増えてもなく、コロナとかはあれどあまり投資が報われてる感じじゃなく、現金を式場に変えてるだけになってるとは読み取れる。まあ財務はいいし、営業CFでるので危機とかの話にはなりそうもないけど、一つの注意点。
評価。
PER9のPBR05ほど。PBR0.5ほどは普通に低評価。前受金とかの懸念は読み取れるし、現金をCFをさして生んでなさそうな式場に変えてるじゃないかみたいな見方もできるのですが、安定的にBPS伸ばしてるはそうですねとなり。そのペースも5%近くで配当合わせると8%ほどをPBR0.5ってのはわりと破格・・まあROEもうちょっと戻さないと8%でないかもですが、それでも普通にありな評価水準・・・ともみれて懸念はあれど案外投資で選べるというか、このくらいのPBRは平安レイサービスとしても低PBRで0.5以下はあまりないくらいでこれはこれでみたいなところはあります。それでも上の爆発とかまず考えにくいし、懸念がわりと重要視されてこれまでなかったもっと低いPBR帯に向かうとかも考えられなくもないですが。その辺を踏まえて。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2344
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2344
IRBANK:https://irbank.net/2344
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
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