大河の一滴

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(8051)山善/東証PR/卸売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1252円(人々は、跳ね返された砦も諦めず準備をして再攻略を進めてきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8051 山善 東証PR/卸売 1193.22 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
5000 100/2% 2.7%/17年 16.6 0.87
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
1.67%/17年 -0.67%/17年 8.21%/16年 5.45% 11.6%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1266/17年 -39/17年 1227/17年 72.18/17年 4.38%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
2888.88 1229.28 42.6% 3.91% 64.98%

 今日は分析。なんか中旬忙しそうなので2週連続で分析。トリガーを満たしてるもの(対象482銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。まあたぶん安いやつ。山善。機械商社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年02月09日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

生産財消費財分野の専門商社。

一応以下のような。

 

セグメント。

(銘柄スカウターから)

という感じですが、商社の商材も、そのようなたぐいの商材を扱っているという情報以上は正直いうほど投資判断に繋がらないところはある気はしてます。

顧客業種によっては環境による業績影響はある(例えば食品商社はかなり安定的(外食向けはコロナみたいなことはあるけど)ので、どこ向けか?というのはみて、その手の企業動向をみるのは意味がありそうもそれ以上は結局は商品を仕入れて売るという事業構造が単純なので、あまり同業他者と差ができにくいようには思えるところで。

そういう感じで同業他社と出てる全体の数字で測るのがいいのかなとは。

 

ということで同業他社比較。

銘柄スカウター産業機械商社を含み似た感じの電子部品、半導体を含めて、10年売上成長率、利益率PBRでフィルタ利益率62社でソート。

JALCOは不動産寄りとか蔵王は極めてニッチとかミスミは独自の強み築いてそうとかはあるんだけど、12位以下くらいでもう利益率なら5%台でそすれドンケツで0.5%でつまり10年平均赤字がないくらいで、前後5%ほどにだいたい収まる位の差ですし。

売上あたりも他の業種ほど差がついてないとは。上位10%でマイナスが極めて少ない。まあ10%の差は大きいですが。

中略。

山善は31社めで中位。成長率でも32位、PBRで15で比較上位ですね。

 

そんな中位の丸善ですが長期にゆるやかに成長感。

でもリーマンあたりに売上3776億から2414億とかあるので、ここは産業機械という商材が故に顧客のシクリカルに影響を受けるところはありそうですが、これだけ売上へっても赤字もない(売れても利益率は大して伸びてない)ところが、環境悪くなれば在庫を調整すればいいだけの卸感はあります。ここも営業赤字はなく、純損失はあるけど額も小さいです。めっぽう安定的。

そのなかで目先は好調ですね。やはり目先は製造業全般が好調な雰囲気はありますが、いちおう長期にのんびり伸びてるので後退もあるけど、そのへんは楽観してても。

 

BPS推移。8.21%/16年ほどの成長率で別に低くもないですね。配当も足すと年10%超える説ありますね。目先は低い計画ですがROE二桁にいくことも多めで、分類としては成長というよりは停滞蓄財に投げ込みたくなるけど、結構蓄財してるというか企業価値という意味ではしっかりグロースとしてるともみれなくもないですね。

まあこのへんの推移が、下記の年足の株価推移に繋がってるんじゃない?とは。

それで目先の計画の利益が弱いのが気になるところで、これがほんとにそうか。あるいは下がっても盛り返す類のものなのか。

2023は以下みたいで増収ですが成長投資とかでコストがかかってるねで減益というか足踏み?ですかね。

今期は「売上高は過去最高の計画成長投資の加速による減価償却費等を見込むため、減益の計画」だって。

これだとやはり増収するかがポイントでしょうか。

 

ちなみに会社は戻す予定みたいです。

中期経営計画 | 株式会社山善

 

2Qでて減収ですね。あと普通に減益。

9月に減収の下方でてますね。「日本国内市場における設備投資の回復が遅れており、海外市場、特に中国の景気の浮揚力が弱く設備投資に対する慎重姿勢は継続しております。この状況は、第3四半期以降も続く見通しであり、売上高、各段階利益ともに前回発表予想を下回ることが見込まれる」で、やはり顧客動向に振り回されるシクリカルなところはあるけど、2Qで減益も普通に利益ですね。このへんであまりグロースを期待しないほうが。足踏みなどありながら今も場所まで来てるわけですし。

あと過去計画はどちらかと言えば保守的ですね。

 

財務

資産増。蓄財って感じ。

(IRBankから)

有利子負債ほぼなくて自己資本比率もあげながらで、これはいい蓄財。

中身みなくていいやつだと思うけど流動で2385億に有価証券175億で資産だいたい売掛手形、商品、現金、有価証券くらい。負債もだいたい手形類ですかね。負債1651億のうちそれらで1200億ほど。

まあ問題ないかなと。

CF

 

営業CFでて、だいたい毎年FCFでて現金積んでますね。

減配とかはありますね。配当性向で区切ってそう。自分の貯金を優先してるにはなるけど、業績が左右しても蓄財で企業価値高まるなので痛し痒し。

還元推移。毎年現金積むくらいだけど余裕があったら自社株買いくらいするみたい。

(銘柄スカウターから)

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足で、もみ合いの中で上伺い
週足で、もみあいからあげ
日足で、あげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足。バブルで吹いて。2000年以降は吹いて落ちるもあるけどまあ上昇。

その中で月足レベルでは2017年以降のあげからもみ合いをしてから、目先週足は上がって2017年高値1399を伺うところ。ここでもみ合いが続くか、破って2000年以降の上昇を続けるか。上昇トレンド尽きて下に向かうか。

のシナリオで、基準を置くなら。2017年以降の安値711が上昇トレンド尽きて下に向かう基準。目先週足上昇起点884あたりをみながら日足安値1100あたりをみながら1292声から1399越えを測る感じでいいのではないか。


ファンダ的には、産業機械商社。いろいろみて商社としか言いようがない。その中で長期には成長も企業価値向上も見れられ安定的で結構優秀なようには。ただより短期では、業績後退もあるし、目先も顧客の動向に左右されちょい渋い感じはするけど、しっかり利益はでてて、会社も普通に成長を続けるきではありそうで、こういうのは停滞蓄財ではないか。だから停滞蓄財としては結構優秀に見える。財務きれいだし、CF安定的だし、蓄財スピード自体結構早め。一方で還元は配当性向で区切った配当っぽく、投資家へのお小遣いより自分の蓄財優先してそうな雰囲気は。

評価。

PER16.6のPBR0.9ほど。過去の業績やROEが続くとするなら見れる水準はそうってのはあるけど、目先はROE下がっており、これから苦戦ししばらくこの水準が定着するとみるなら、卸としても凡庸でもっと下に置きたくなるきがするところで、目先の株高、目先のバリュエーションは目先の後退は一時、またROE利益率あたりは回復する、中期計画あたりもできそうだくらいを折り込みにいってそうなところもありそうだなと。

できるならそう悪くないというかPER16ほどは、ROE5%→10%となればPERは8となり、そうなると2014年以降でも丸善としても低PERくらいな位置です、そこそこ妙味ありそうな。できることを折り込みにいってるけど、できればまだ妙味あるかなぐらいには。今期目先は向かってませんが、その辺をみながら。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8051

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8051

IRBANK:https://irbank.net/8051

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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