基本データと取り上げた理由
株価:4733円(人々は、築いた地位を維持しきれず没落を始めてる。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
9627 | アインホールディングス | 東証PR/小売 | 1676.82 | 2024/04予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
3902.63 | 184.5/4.73% | 5.4%/17年 | 16.63 | 1.28 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
9.67%/17年 | 14.43%/17年 | 16.28%/16年 | 7.91% | 12.9%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
2358/17年 | -1753/17年 | 604/17年 | 35.55/17年 | 4.16% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
2317.5 | 1264.5 | 54.6% | 1.27% | 21.08% |
今日は分析。なんか中旬忙しそうなので2週連続で分析。トリガーを満たしてるもの(対象482銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。まあたぶん安いやつ。アインホールディングス。国内トップの調剤薬局。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年02月07日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげあ」
アイン調剤薬局。
ファーマシー(調剤薬局)とリテール(ドラックストア)。セグメント。だいたい調剤。
(銘柄スカウターから)
2000年以降ぐらい減収なさそうな推移。右肩ですね。増収率とると9.67%/17年でこれは実際に人採ってお店だす類だとめっぽう早い水準。営業利益率も平均は5.4%/17年小売としては結構たかめ。長期的には下がってる?ってところもなくもないけど。
原価率など。これみると下がってるとするのもどうかなあとはなるけど。
(銘柄スカウターから)
いちおう調剤とドラック加えて20社で5年成長率利益率PBRでフィルタ利益率でソートすると利益率で中位。10年とると上位なのでやはり成長鈍化はあるかも。
(銘柄スカウターから)
ROEなど。BPS成長率とると16.28%/16年と相当数字いいですが、これは以下ですかね。
【アインHD】公募増資などで305億円調達、出店やM&A資金に | 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン
2018年以降でBPS成長をとると5.69%/5年までおちて近年のROEも6-8%くらいになってることも踏まえていろいろこんなもんくらいは。
そういう感じで長期に成長してきて安定性も高そうですが、近年はさすがに成長鈍化もみられ高成長とみなすのはどうかくらいには。それでも増収続いてるし、利益率もコロナくらいにさがったのが持ち直してきてる感じで利益もまた伸びそうな感じにはなってきてますね。
資料から。
減益2021。これがいいですかね。
「システム管理及び新入社員の労務コスト等を吸収できず」だって。やはり増収が甘いと利益面は厳しいかもみたいなところは。
過去みても増収大きいときに増益も大きい傾向はあるかも。当たり前ではあるけど。
前期2023。
堅調なようです。
資料見るにトップライン追ってる感じはしますね。
今期2Qも堅調。
このへんみるに上記の長期の安定成長はあまり崩れてる感じは読み取れないですかね。
財務
資産増。
(銘柄スカウターから)
前期末総資産2317億で有形固定394億。増えてるけど前期は伸びが大きいですね。
これですね。
アインHD ファーマシィを完全子会社化 中国地方の店舗数増でグループ薬局数1200店舗超に | ニュース | ミクスOnline
買収でお店買ったかんじですね。
流動983億。現金467億は前期より減りましたね。その他売掛商品未収入金あたり。
のれんが464億でそこそこ大きい。結構買収も使う感じなのでそこは留意点。現状うまくコントロールしてると言えるけど。
負債1052億。自己資本比率は高くもないけど有利子負債は86億でで普通に現金以下。
負債の多くは586億の買掛金と182億の預り金。これらで800億近くで財務の質自体は悪くなく問題のない財務。
CF
営業CF安定でだいたいFCFもでて現金も長期に積んでいる感じ。
増配傾向ですが近年は増配が穏やかですね。自社株買いがまざる。還元はCF考えると余裕ありそうで、財務も有利子負債とかも少ないのでわりと投資したいたぐいではないかとは。
月足週足日足の値動き判断
月足であげてさげ
週足でさげ
日足でさげからあげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、週足レベルでは真っ向のさげ感ある。月足レベルも2018年くらいまで上げるも以降はもみ合いから崩れてきた感じでいろいろ冴えない推移ではあるが年足をみると1997年くらいからの2018年くらいまでの長期上昇でこれが続く範囲とみるなら、どこかで反転とはみれるのでそれをどう置くか。とはいっても週足くらいでは雑纂下落な感じで目先週足安値4023に置くしかないかなと。これ以下は2013年2165とかになってしまいそうで。その意味で目先は週足奈落なんですが、故に反転すると面白うですですがさて。
ファンダ的には、調剤薬局とドラッグストア。調剤中心。
長期に成長でめっぽう成長率も高く来てたけど、近年はさすがに成長率が落ちて高成長ともし難くなってきてるところは。ただ、成長意欲はありそうで、買収もこなし目先も順調に伸びてる感じはあり、成長自体はまだいきそうなところは。なんだかんだ利益も戻しつつありこのへんでも成長しそうな雰囲気は。
財務も自己資本比率のわりに有利子負債などすくなく、買収とか絡めて成長を追ってる割には財務は健全。ただのれん大きめなのは留意点かも。それができるCFもあり、還元なども余裕ありの水準。投資に行きたそうな雰囲気はありそうですが。
総じて底堅さのある成長企業。ただしだから高成長とも言えないし、毎年増益するほど利益面は盤石ともみれない。(黒字は堅いと思うけど)
評価。
PER16.5のPBR1.25ほど。目先のPERはなにげにアインとして低PERだなとは。2015年以前までいかないとないかも。成長力はおちてるとはいえ、2015年の株高前夜に雰囲気が似てると言えば似てるけど、成長力おちたので以前のようにPER20台以上で推移するとみるのも楽観的か。ということで成長鈍化もふまえてフェアバリューとみておくのが保守的かなあとは。保守的じゃないなら成長が続くならそんなにわるいことにはならない気はしますね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9627
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9627
IRBANK:https://irbank.net/9627
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないぞお。
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