大河の一滴

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(1793)大本組/東証ST/建設(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2455円(人々は階段をずっと登ってきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
1793 大本組 東証ST/建設 378 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
800 5/0.63% 2.9%/17年 87.74 0.53
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-2.59%/17年 -5.8%/17年 1.22%/16年 0.61% 2.8%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
72/17年 -86/17年 -14/17年 -0.84/17年 0.53%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1031.37 656.23 63.6% 2.44% 214.44%

 今日は分析。資本コストや株価を意識した開示してるかリストがでたので(https://www.jpx.co.jp/equities/follow-up/02.html)そこにのっている銘柄を市場統計推移記録表にかけ、2022/12/30と2024/1/18で比較しROEをあげているのにPBRがあがってないもの(対象63銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。PBR上げるぞと言って実際にROEをあげたのにPBR流行る前の2022年末から評価が進んでないものを拾う意図。大本組。建設会社。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年01月24日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

1907年創業の建設会社、岡山市本店。土木系みたいです。

と銘柄スカウターのカテゴリー見て思ったけどセグメントみたら建築のほうが中心でした。うーん土木建築双方ですね。

(銘柄スカウターから)

 

業績。伸びてる感じでもなく。1999年から見ると後退感ありますね。とはいえ営業赤字は1999年からはないのではあるけどギリギリの薄利は結構あり特に目先は1%を切りなかなかギリギリ。一方で過去には純損失はありますね。2004,2008年あたり。以降はないですが2004,2008はわりと大きめなので出るときは大きな赤字がでるかもで減損とかは注意かも。

BPSなど長期推移は1.22%/16年ほどでしぶいですね。ROEも平均2.8%/17年で、これはまごうことなく成長感もなく薄利で蓄財もまともにできない低ROE企業ですね。

それも目先はより薄利でより低ROEBPSなど後退です。

IR情報 一覧 株式会社大本組

この辺の資料をみると決算資料はあるも毎年じゃないとか、今回拾った「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」ってのも検討中らしいですが、それもどこで触れたか不明で、印象としてはやはりあまり株主や投資家の方をみてない薄利低ROEの旧東証二部的な建設業という印象になりますかね。

そのなかで一応ですが、前期のデータで繰越工事残高がわりと高水準。これは受注残高と同等とみなしていいですかね。

 

これは2023はへってはいるけど水準は高い・・のですが2Qで受注予想とかも低調で、そもその繰越残高の大きさがあまり業績に繋がってなく目先も売上利益伸びてる感じでもなく、やっぱり総合いろいろ渋いなとは。
ROE伸びたとかも1%もない中での低ROEな話ですし。

財務

財務はいいですね。

(銘柄スカウターから)

目先はよくわからぬ有利子負債も借りて自己資本比率とか後退してますが。

有形固定資産とか、85億で少ないし増えてる感じでもない。建設業は少なくていいみたいなところはありますが。

資産の大半は完成工事未収入金。これが633億ですね。これ増えてて、つまり仕事をよりたくさん受けたってことになり、有利子負債もしてるのも解せるところで、これが好業績につながるか?が視点になるのかなあと。

ちなみに目先目先2Qで534億で後退。

 

CF

 

営業CFは乱れがち。これは大きな仕事を受けてコストかけて仕事してお金の受け取りは後での建設業あるあるですが、長期の平均FCFは-0.84/17年でマイナス。

まあ目先は仕事大きく受けてそうで、工事未収入金も大きくなってそうで悪いってことじゃないけど、数年大きな仕事受けると長期のFCFがマイナスになるくらいのFCFって話にはなるね。

長期になんとか蓄積して自己資本比率を高めたいってなるのも解せるというか、そうしないと怖いですもんね。歴史ある企業が。

ただのその中で頑張ってますね。還元とか。自社株買いとか頑張ってる。なかなか厳しそうな中で。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で2016年などにドローダウンとかもありますが長期上昇。なかでもコロナ以降はなかなか順調な上昇が続いてそう。
週足でなかなか珍しいくらいの順調な上昇。
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期上昇。月足でもかなり順調で大きなドローダウンは1668から961とか2013から1278とかありますが、コロナ2020以降はかなり順調というか年足みると2009年以降かなり順調な上昇感。週足ぐらいではのびてますが、日足ではもみ合いくらいのペースですね。日足ではわからないくらいの堅調さでずっと続いてるってことですね。週足ぐらいでの順調さをみて乗る感じがいいのでしょうか、今だと2266あたりが底にいいのではないかとは。このへんをみながら2613超えの上昇を期待するような感じで。


ファンダ的には、歴史ある建設業。ではあるけど成長性はなさそうだし、営業赤字こそずっとないけど薄利だし長期にBPSも増やせてない薄利低ROE企業。目先はBPSも減ってる・・・は、自社株買いも含めて還元性向のせいみたいなところはありますが、いくら還元高めてももともとの収益性が低いところで頑張ってもすぐない袖は振れないとかなりそうな。とりあえず目先はちょっと振って袖が短くなってる。

財務はいいですのが目先は後退。仕事は入ってそうでそのために有利子負債も。好調って感じではあるけど、それが業績に反映してる感じもなく。これをどうみるか。CFも長期には渋くて歴史もあって長く生き残ってるけど総じていろいろ収益性とかCFが怪しく、(投資家が資産として持ってよい結果が望める)いい会社か?というところに疑問が。

評価。

PER88のPBR0.53ほど。低ROEなのでPERはいいとしてPBR0.5ほどは大本組として過去から見て最高水準に準じるくらいのようには。下はPBR0.2ほどですね。株高進んでるからなんですがまあどうでしょうね。

で、冴えない低ROE企業でも投資家が持ってもいい資産になる可能性はあってそれはディスカウントすることで過去最低くらいのPBR0.2くらいで買うなら配当利回り6%越えそうですね。

その辺も踏まえて。まあ増えた工事未収入金がいい業績になってでてくるやもしれませんけどね。そのへんを織り込んでるのかもだし。日々の出来高1000株切る日も多いけど。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=1793

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1793

IRBANK:https://irbank.net/1793

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

パルワールドが楽しいくらいでなにもないって言う日が続きます。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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