基本データと取り上げた理由
株価:2098.5円(人々は足踏みを続けて先へ進む勇気を持てていない。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
6674 | ジーエス・ユアサコーポレーション | 東証PR/電気機器 | 2107.87 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
5600 | 370/6.61% | 5.3%/17年 | 10.55 | 0.69 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
4.77%/17年 | 10.07%/17年 | 7.08%/16年 | 6.94% | 7%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
3670/17年 | -3124/17年 | 546/17年 | 32.1/17年 | 2.73% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
5409.06 | 2306.77 | 42.6% | 2.38% | 25.14% |
今日は分析。資本コストや株価を意識した開示してるかリストがでたので(https://www.jpx.co.jp/equities/follow-up/02.html)そこにのっている銘柄を市場統計推移記録表にかけ、2022/12/30と2024/1/18で比較しROEをあげているのにPBRがあがってないもの(対象63銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。PBR上げるぞと言って実際にROEをあげたのにPBR流行る前の2022年末から評価が進んでないものを拾う意図。ジーエス・ユアサコーポレーション。大手電池メーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年01月23日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
こういうの。
自動車用バッテリーとか産業用電池とか、EV用とかIT用の最近はやってそうなというよりはもっと枯れた技術的な雰囲気は。セグメント。
自動車中心ですね。
(銘柄スカウターから)
長期に成長。毎年伸びるほど順調じゃないですが1999年からみても伸びてるし、営業赤字ならなくて(純損失は2002、2004、2005に存在)利益率も安定的でかなり底堅い印象。とはいえだから毎年伸びるわけでもないので停滞でみてたほうがストレスはなさそう。売上成長率複利でとると4.77%/17年。
BPS成長率をとると 7.08%/16年でROE平均も7%/17年で長期的に下がってる感じでもないですかね。そういうわけで蓄財。停滞蓄財ではないか。別にディスってなくて長期に堅実に企業価値高めてるとはみれますね。
原価率など。基本的に高原価率。長期に下がる感じでもなく販管費もどうようで、これはやはり利益率の向上はあまり期待しても難しそうで、その意味ではやはり増収があるかと、減収しても大きく下げず続かないことが大事とはなりそうです。
2023前期。円安など貢献もありますが普通に好調感。
今期2Qで増収で大きめに増益。「主としてハイブリッド車用リチウムイオン電池の販売数量が増加していることや、販売価格是正の取組を進めていることにより」増収もあり増益はより以上ですね。
上方修正も入ってますね。「の売上高は、主として産業電池電源の販売減少により前回公表値を下回りましたが、販売価格是正の取
組が順調に推移したことや、営業外収益で持分法による投資利益が改善したことなどにより、各利益段階ともに前回公表値を上回
りました。通期業績予想につきましても、第2四半期累計期間の状況を踏まえ、見直すことといたしました。
という感じにかなり好調ですね。
一応中期計画も。
2025年売上6100の営業利益410億とかの数値目標もでてますね。
財務
資産増。自己資本比率は横ばいか少し後退ですね。
(IRBankから)
前期末総資産5409億で有形固定資産1650億で長期的には伸びてますね。目先はかなり投資が盛ん感。
流動も2661億。これも目先加速感。
そんな感じに目先はかなり投資を加速して資産増やしてる感じで、同時に有利子負債なども増やしてますね。
ちょっと古いですが。2020/8
サンケン電気株式会社の社会システム事業の譲受に関するお知らせ|GSユアサ
手放したりやめたりも。
GSユアサ、鉛蓄電池製造の中国子会社2社の株式70%を売却 ゼロコロナ政策などで収益悪化(日刊自動車新聞) - Yahoo!ニュース
GSユアサ、パナソニックHDの中国鉛蓄電池事業の買収を中止 - 日本経済新聞
のようにいろうろいじりつつも、トータル資産を増やしてきてるという感じですね。
目先はちょっとアクセル踏んで自己資本比率低下とか有利子負債増加があると。
CF
営業CFはだいたいでてて長期の平均FCFも32.1/17年で普通にプラス。そんな感じですが設備投資とか強化してますね。
以下のような中期計画の目標も出ててこれは現状より良化ですし、そしてFCFマイナス目標はしっかり投資してそういう状況を作っていくという宣言でもありそうですね。
そういうのもあり、配当は控えめ魔も増配とかはずっとないですね。
還元性向30%目標はでてるので、上記数字がでると増配にはなってそうですが。
月足週足日足の値動き判断
月足でずっともみあい
週足でさげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2008年に1000円台から2009年に6140まであがるも以降は1400~3500くらいで(1166とか3735はあるけど)2012年くらいから延々もみ合ってる印象。
そういう意味で10年クラスの調整が続いてますね。
そのなかで目先はレンジの比較的低い1908まで。これくぐるのは2012年あたり2016年のブレグジットあたりとコロナあたりですね。そんな感じでわりと長期レンジの下の方。そのなかでコロナ安値1166とかそれ以外安値の1728あたりをみながらレンジ高値の3000あたりとかに近づいたらとかレンジ高値の3540、3735を越えて調整終えて上昇形成をするときを狙うみたな感じでしょうか。
ファンダ的には、バッテリーなど。自動車バッテリー中心に様々な領域に。長期に成長感してますが後退くらいはあるので停滞とみてるのが良さそうなところは。営業赤字もない堅実性はあります。
その中で目先は好調で増収で利益も伸びている局面。わりと目先アクティブに動いてて、借りて資産増で設備投資も加速させて来てて、中期計画などでわりとアクセルを踏む計画はでててそれに従い投資を加速させてきてるのが業績にも反映してる感は。
財務はそんな問題ないといかさほど財務悪化させず投資を進めてる感じですがFCFマイナスの計画はでててあまり資金繰りは良くないというかだからCF出ない投資強い計画できてるので。
評価。
PER13のPBR0.85ほど。程々にはみえるというか好調も比較的穏やかな評価帯にはみえるとうか、下をみればPBR0.5台くらいはあるし上は2近くもあり上も下もって感じですが、おおよその株価水準は2012年以降レンジなので、ざっくりとPBRの低下は進んで、4月推移なら下がってきてるところがあり長期には評価安といえば評価安。
(IRBankから)
ということで、目先状態劣化とも見れないのでこれもどこかで見直されるかな感はあったりするけど、だから下はPBR0.5台もあるし、10年ほど見直されてないってのもあるし、そのへんを踏まえて待てるかさらに下に出る可能性をどう見積もるかですかね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6674
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6674
IRBANK:https://irbank.net/6674
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにいうことなんて。まあ決算期なんですけどね。
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