基本データと取り上げた理由
株価:1365円(人々は、ずっと鳥かごのなかにいるが最近は鳥かごの中で調子がいい。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
2599 | ジャパンフーズ | 東証ST/食料品 | 69.62 | 2024/03予 |
予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | PER | PBR |
113 | 6.8/6.02% | 2.6%/17年 | 9.4 | 0.78 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 予想ROE | 平均ROE/年 |
-5.46%/17年 | 1.58%/17年 | 2.41%/16年 | 9.35% | 5.4%/17年 |
長期営業CF(億)/年 | 長期投資CF(億)/年 | 長期FCF(億)/年 | 長期平均FCF(億/年)/年 | 実績ROA |
332/17年 | -352/17年 | -19/17年 | -1.14/17年 | 1.14% |
総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当利回り(%) | 配当性向 |
208.71 | 74.9 | 35.9% | 1.98% | 18.59% |
今日は分析。しばらく忙しめなので負担軽めの分析で。今週は某所で挙げた銘柄から適度にチョイスして分析。ジャパンフーズ。飲料の受託生産。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年01月11日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「低迷から復活?」
飲料受託生産。
からだ・こころ・未来をうるおす ジャパンフーズ株式会社::事業内容
だいたい飲料のOEMと水の宅配とか自社製品もだけどほぼ飲料の受託製造のみとなりそう。
下請けって感じです利益率など低めで安定しないのもあり下請け感。
(IRBankから)
業績が後退感。
2016あたりに減収。2022年あたりにも減収からの目先は利益率が伸びていると。
BPSなど、2018年まで伸びてるけど、以降は足踏み。2023まで低ROEに出てる感で今期は回復ですが計画だしどうなのか。
ざっくりと下請け色強い利益ROEが安定しないOEM飲料メーカーって感じですが、目先は業績回復感あるのが、このへんが今後も続くのか?
清涼飲料で利益率ROICPBRでROICフィルタ。
一年ですがROIC1%切りは褒められませんね。
(銘柄スカウターから)
と、いろいろ渋いですが、渋いがゆえに目先の業績回復が大きな変化だとあるいは・・って感じですかね。
減収の2016あたりの減収は2015年の見通しで「一部の取引形態を次期より変更することに伴う売上高への影響及び固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更することに伴う減価償却費への影響」となりそうで、会計基準変更も絡んでそうでどうみるか。
赤字2021「積極的な受注活動及び低重心経営に努めましたが、新型コロナウイル
ス感染症拡大による市場環境の悪化により、当連結会計年度における受託製造数は32,804千ケース(前年同期比23.7%減)、売上高は12,254百万円(前年同期比21.0%減)」でコロナのせいとなりそう。
さらに減収2022「受託製造数量が増加したものの、「収益認識に関する会計基準」
(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等の適用に伴い、当連結会計年度の期首より一部の売上高については、純額計上に変更」もあり「積極的な受注活動及び低重心経営に努めた結果、当連結会計年度における受託製造数は36,404千ケース(前年同期比11.0%増)、売上高は9,451百万円(前年同期比22.9%減)」製造数は増えて回復はあるのか?という感じ。
2023「新型コロナウイルス感染症対策の規制緩和に伴う緩やかな人流の回復に加え、猛暑による市場の押し上げ等もあり、生産性の向上と積極的な受注活動を行った結果、当連結会計年度における受託製造数は37,989千ケース(前年同期比4.4%増)、売上高は9,950百万円(前年同期比5.3%増)」
と短信からはあまり加速感がない感じですが今期はかなり増益で、これは中期経営計画に従ったものとなりそうですが2Qまでかなり好調な推移ですでに計画営業利益クリアしてます。もっとも3Qは例年赤字なので上方とかもなしですね。
一応中期経営計画。
ざっとみて目先は好調感ありますが、絶対的には過去の業績水準を破るような感じでもなくすなわち成長だともみなしにくいところもありますし、中期経営計画ROE10%PBR1くらいが目標と示されてる感じで、この辺からも業績は加速というよりは改善感。
ではありますが、目先は製造数も増える形で受注増が増える理由で利益を引っ張る感じで、製造数がのびると好影響ありそうで、やはり状態自体は上向きそうで製造数あたりをみながら好調を測る感じで付き合うのは悪くもないのかもとは。
とりえずPLからはそんなかんじで。
財務
資産も増えてるのか増えてないのか。
(IRBankから)
前期末有形固定資産142億。2021年からは減ってるけど長期的には増えてる感じでも。固定比率も高いですね。
流動41億。維持くらい。
負債133億。うち有利子負債101億とかでわりとガチで財務悪いやつですね。大きな固定資産と有利子負債をもつやつ。それも長期に有利子負債も減ってる感じでもなく、固定資産も増えてる(のがいいともし難いが)感じでもなく。
トータルで競争優位性をもつというか、強いとか優れた企業がもつBSからは遠めなようには。
CF
営業CFは安定的。ですが長期平均FCFは-1.14/17年とマイナス。定期的に大きな投資が必要そうで、だいたい設備投資っぽい。
そしてこれだけ投資をしててもだから、長期に財務とかCFとか業績が改善してるようにも見えないのでいろいろやっぱり渋いなと言う印象。
配当は長期維持。まああまり余裕ないというか長期のFCFマイナスですし。
月足週足日足の値動き判断
月足でさげてあげ
週足でさげてあげ
日足であげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、上場2000年ですが、長期であげてる感じでもなく。その中で2013年に800円前後から1600までつけるも以後、100-1500くらいでもみ合いが続いてる印象。その中で2018年から2022年まで1042円までつけるも以降上昇で特に2023年末のほうから急騰。という感じですが長期にもみ合いの中でのレンジ内の急騰って感じでどうみるか。2013年以降のもみ合いから上に向かったとも見れるしレンジ内で動いてるとするか上を目指してると見るかでしょうか。いろいろ1645抜けるかを測る感じで日足レベルは順調なのであまり基準にできそうなものも。1156とかでしょうか。あるいは1228このへんをみながら上を目指すのを期待する感じで。
ファンダ的には、飲料OEM。目先は赤字からの復活で売上も伸びてて利益もしっかり出てきてる局面とはなり、好調ですねってところはあります。
も、長期に業績なり財務なりCFなりあまり伸びているというか長期に価値向上をなしている感じでもなく。財務を見れば有利子負債も大きく固定比率が高く、状態があまりよくなくなさそうで、長期のFCFも投資がかさむ形でマイナスで端的には儲かってない。
印象としては製造のリスクを取らされている下請けという印象になりますね。まあ目先はちょい好調ですね。
評価。
PER9のPBR0.8。いろいろこんなもんという評価水準。過去からジャパンフーズみてもPBRで0.6-0.9って感じでよく置かれてる評価帯。好調が続けば面白いやもですが、会社がだしてる目標のROE10%PBR1が行ければいいですねくらいで、元来それくらいが目標となる凡庸な会社。まあいくとするなら拾うのも。一応目先は好調ですし。
年で倍という文脈だと今のままでは渋いというか会社の出してる目標も突き抜ける業績加速でもこないと。現状来るとするのも根拠がないような気はいたします。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2599
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2599
IRBANK:https://irbank.net/2599
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
グロース市場とか株クラは小競り合いもありそうですが総じて平和だと思います。
だいたいいつも平和なんですよ?その人は平和で居ないだけで。
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