大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4005)住友化学/東証PR/化学/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

住友化学とその他

株価

360.1円(人々は、やる気を失ってきてるが、今回だけじゃなく毎度のことで繰り返して先に進めてない。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4005 4208 4183 5802
企業名 住友化学 UBE 三井化学 住友電気工業
市場/業種 東証PR/化学 東証PR/化学 東証PR/化学 東証PR/非鉄金属
時価総額(億) 5964.87 2567.92 8851.19 15136.48
株価 360.1 2418 4407 1906.5
決算期 2024/03予 I 2024/03予 2024/03予 I 2024/03予
予想売上(億) 27000.0 4840.0 17570.0 43000.0
予想営業利益(億)/利益率 -1250/-4.63% 170/3.51% 970/5.52% 2000/4.65%
長期平均営業利益率/年 4.55%/17年 5.62%/17年 4.24%/17年 4.48%/17年
売上成長率(年複利/期間) 2.4%/17年 -1.8%/17年 0.2%/17年 3.5%/17年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! -0.1%/17年 2.2%/17年 2.2%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 0.8%/16年 3.9%/16年 2%/16年 3.8%/16年
長期営業CF(億)/年 31504.78/17年 9032.03/17年 15037.01/17年 9032.03/17年
長期投資CF(億)/年 -28667.19/17年 -6135.45/17年 -13208.96/17年 -24661.86/17年
長期平均FCF(億/年)/年 166.92/17年 170.39/17年 107.53/17年 296.25/17年
PER -6.278814075 10.92 11.02 13.52
PBR 0.48 0.61 1.01 0.74
ROE -7.6% 5.6% 9.2% 5.5%
平均ROE/年 4.68%/17年 7.24%/17年 5.38%/17年 6.13%/17年
ROA -2.3% 2.9% 3.7% 2.7%
配当利回り(%) 3.33 4.14 3.18 2.62
配当性向 -20.7% 45.1% 35.0% 35.4%
総資産(億) 41655.03 7316.36 20682.03 40130.08
自己資本比率(%) 28.1 49.4 38 47.3
メモ いちおあげが赤 停滞蓄財 停滞蓄財 あげ

 今週は比較。今週も某所で人気上位だったものの中から気になったものをチョイスして比較。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年01月11日取得。住友化学。大手総合化学。比較に総合化学。比較に住友仲間の電機工業。

某所では売られ過ぎとか低PBR見直されとか業績回復期待で挙がりがちでした。

住友化学(4005)

業績

住友の総合化学。

セグメント。

主力部門赤字。

それで総合化学7社で利益率/ROIC/PBR比較。目先はROICマイナスで赤字ですが、10年利益率ではそう劣後してるわけでもないなかで低PBRとはなるので、ROIC劣後が一時でもどるというなら妙味はあるかも。BPS成長率あたりを三井UBE比較でみても・・住友の成長率は渋いですが三井が優秀かといえばそうでもなくならばやはり、状態が戻れば三井程度も・・とは。

三井と住友の過去PBRの推移もまあそんなに違わないとなりそうですし。

ということで、焦点はやはり赤字になった業績が戻り過去に準じる程度まで復活するか?でしょうか。

 

業績。ぶれはあるけど大きくは増収で成長とも言えなくもない。目先は赤字。

営業赤字自体は1999年からみて初めてですね。2009年あたり薄利はあるし純損失とかは2009、2013年にもあります。

BPS推移など。トータルでほぼふえてませんが、これは2009年に減ったせいでもあり、目先赤字もBPSは大きく毀損する感じでもなく、2009年からでBPS成長率測ると5.63%/14年ですね。業績回復を前提にしはしますけど、目先の赤字も現状BPS的にはさほど問題でもなく。

ちなみに2009の減少理由は不明。調べません。

で、赤字2023「損益面では、コア営業利益は928億円、営業損益は当期に多額の減損損失を計上」減損の影響となりそう。

この記事。

住友化学、利益1000億円が消える下方修正の背景 石油事業のリスクあらわに、構造改革費用も | ニュース・リポート | 東洋経済オンライン

「一時的な損失(非経常項目)を除いた本業の実力であるコア営業利益は1421億円だった。〜住友化学の上半期は、ラービグ社が市況の動きやすい製品を多く抱えていることが大きくプラスに作用したのに対し、下半期はそれが完全にあだになる格好」

という感じでわりと業績を引っ張ってきた子会社の石油関連のラービグ社が原油とかの動向で一転赤字におちたからとなりそうで、シクリカル怖いになりますが、本業の実力値であるコア営業利益は通期900億で黒字基調であることと「岩田社長はこれからの方針について、「市況に左右されにくい事業ポートフォリオにするため、不採算事業の撤退など、新陳代謝を加速させていく。筋肉質な構造を目指しコスト削減、投資見直し、資産売却も進める」と述べた。」ともあり、体質改善を測るともあり、そして足を引っ張っているのは一部門となりそうで、目先の業績後退が決定的な企業価値劣化を示すものかというとどうであろうか?感。

シクリカル怖いですねはありますし不採算事業の撤退という手術に手こずるとかは考えられますが、それをふまえてどうみるか。

・・ってところですが今期は手術に手こずってますね。

下方で今期黒字から赤字に。「エッセンシャルケミカルズやエネルギー・機能材料における世界的な景気減退による需要減少や交易条件の悪化に加え、健康・農業関連事業において南米等で農薬の需要が弱含む中、在庫の削減に努めたことやメチオニン事業の損益悪化等から、売上収益およびコア営業利益は前回発表予想を下回る見通し」

目先はまともに利益出てるセグメントがすくなくいかにもしんどい感じはありますね。

このへんを踏まえ業績後退が会社全体の悪化を示しているのか?回復する一時のものか?を見極めるかんじでしょうか。

目先2Qで減収で赤字。

 

財務

一応資産増。

(IRBankから)

大きくは資産増できていて、純資産あたりもゆる増。BPSあたりも伸びてますね。

一方で自己資本比率など一定で財務体質はよこばいで、有利子負債も増。まあ自己資本比率などから財務が悪化してるともし難いですが。

IFRSもありあまり細かくもみたくもないですけど非流動資産は前期2.4兆ほどで非流動寄り、有形固定は0.8兆でそんなにおおきくないけどのれんとか無形資産など多くて、この辺で減損などで大きく財務後退するとかはありえるとは。

・・・ですが、現状目先予定される赤字レベルは1000億級であり純資産1.5兆とみると、やはり財務的に致命的なものになるか?というなら怪しく、無事立ち直れたらそんなに企業価値という意味では挫けないかなというふうには。

まあ目先は手術に手間取り傷が増えてるという状況ではありますが。

 

 

CF

 

 

営業CFは普通にでますし赤字の目先もでていると。長期の平均FCFも166.92/17年でプラスですね。そんな感じで、痛いところを直せばわりと大丈夫なんじゃないかな寒はあります。だから目先は処置に手間取ってるし、目先はなんか病気が全身に回ってきてるようにも見えなくもないですが。

還元は配当性向30%って感じ。減配もありです。

 

UBE(4208)

業績

総合化学で並んでたので並べた。みると機械もやってるね。

まあでもそれも大勢にはあまり影響ないかなと言う感じの業績推移で、長期に足踏み感あるいは衰退味も。1999年からみて赤字なし。

BPS推移など。伸びている。 とはいえBPS成長率は3.9%/16年とかで早い方でもない。

ざっくりとみると地味な停滞蓄財の化学メーカー。

 

気になるのは目先の業績後退感。

2023「機能品セグメントにおいて販売が堅調に推移し、樹脂・化成品セグメントにおいても市況上昇の影響により販売価格が上昇しましたが、セメント関連事業を持分法適用関連会社に移管した影響が大きく、減収〜、主に樹脂・化成品セグメントにおける原燃料価格上昇および需要減退による販売数量減の影響に加え、アンモニア工場で隔年の定期修理を実施した影響が大きく、減益」理由もあるっぽいですが、好調か不調かといえば不調な方になりそうですね。

下方修正も入ってます。「中国経済停滞の影響等により樹脂・化成品セグメントのナイロンポリマー・カプロラクタム等の販売価格が下落し販売数量も減少することなどから、前回予想を下回る見込みです。営業利益は、機能品・機械・その他セグメントが堅調に推移するものの、ナイロンポリマー・カプロラクタムが販売数量減に加え価格スプレッド(販売価格と主原料価格の差)も縮小したことから樹脂・化成品セグメントが悪化し、前回予想を下回る見込み」一方「セメント関連事業(持分法適用関連会社)が石炭などエネルギー価格の高騰等を反映させた販売価格へ是正を進めたことなどにより持分法投資損益が大幅に改善」

2Qで減収減益と芳しくないですが、黒字は維持で総体的には停滞蓄財の範囲となりそう。

 

 

財務

総資産維持くらいで。地味に財務改善でBPS増。

(IRBankから)

中身見ません。

 

 

CF

 

営業CFでて、FCFもだいたい出てる。ただ目先二年は営業CF低下する形でFCFマイナスで定着化するとしんどそう。財務も調達に回ってます。

増配傾向で自社株買いも。悪くないですが目先はちょっと資金繰りは厳しい局面でどうみるか。

 

三井化学(4183)

業績

セグメントくらい貼る。

(銘柄スカウターから)

 

長期業績。2007年くらいから足踏み感ある。目先は割と好調。

2009-2010あやりに営業赤字。純損失も大きめのふぁでてる。

と、時折赤字も出ながら長期には利益が出ることが多い。

BPS推移など。長期成長率は2%/16年と弱めも、2009年以降でとると、5.97%/14年まで改善するので、シクリカルの悪い部分が出て大型減損とかこなければわりと戦えなくもない感じ。ROEも二桁に届くことも結構ありと。住友も復活すればこのへんまで・・と考えると住友を選ぶ一つの理由にはなるかなとは。

 

 

経営概況説明資料などみるとしっかりしてんな感はあります。

説明会資料一覧 | 株主・投資家情報 | 三井化学株式会社

ではあるけど、高成長でもないしシクリカルだしで投資妙味はどうだろうというか成熟した大手企業感は。

そんな感じですが業績あたりは結果としては停滞蓄財の類でそのへんをどう見るか。

最新2Qで減収減益。も長期的には好業績に準じる水準とは。だから停滞蓄財。

 

財務

資産増。長期的に自己資本比率あたりも向上。

(IRBankから)

あまり中身見る気しない。IFRSきらいだし比較だし問題なさそうだし。

 

CF

 

営業CFはしっかり出てます、FCFも出てますが 長期平均FCFは107.53/17年でPCFRにすると90近くで元来CFの筋がいい類ではないかなとは。

その中で増配も自社株買いもしてえらいにはなりますが現金も増えてないこともなくまあこんなもんですかね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげたりさげたりでさげ
週足でさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

住友化学(4005)

テクニカル的には、特に週足あたりであまりみないきれいな下げでかなりどツボ感。もちろん日足もそうで順張り派は近づきたくない、逆張り派は誘われて殺されてそうな感じですが年足でみるとバブルくらいからレンジと言うか、あげてはさげるの繰り返しをしてる感じで、目先はそのレンジ下の方まできてますね。下の方ではあるけど、レンジ下限は2012年で186円となりそこまでいけばさらに半分ほどになりまだまだ下もあるともみれますが上に反転すれば過去からはもう妙味あるとはなりそうなところどう考えるか。

基準っぽいのはコロナ安値267とかどうでしょうか。ここらをみながら反転を期待すると。反転すれば大きそうですが一年で倍はバブル前にあったぐらいですね。

 


ファンダ的には、総合化学。長期的には売上伸びてるけど利益などは伸びる感じでもなく成長はなくもないけど、雰囲気としては蓄財かなって感じ。2009年からみればずっとわりと堅調な推移してきましたね感。シクリカルな疑いがあるけど、長期にはなんだかんだ価値をあげてきている。そのなかで2023年に石油関連事業が悪さをして過去からみてもない営業赤字まで。目先はその処置をしてそうな感じが他のセグメントも悪化してる感じもあり、前期は赤字阻止のコア営業利益も赤字転落。さすがに目先業績が悪いよねとは。シクリカルな疑いは強いけど、目先は好転する雰囲気じゃない。悪化も早かったので回復も早くなるやもですが。

財務は良くもないけど目先の赤字は財務全体に致命傷を与える規模からは程遠い。ただのれんや無形資産などの非流動資産が多くかつIFRSなので事業がしぶくなると大型の減損とかで劇的に純資産が減るなどもあるいはあるやもなのでそこは注意点か。

CFはわりと堅調でまだ崩れる感じじゃない。崩れると流石に厳しいかなと。

評価。

PBR0,5ほど。赤字なのでPERなし。PBR0.5切りが住友化学としては過去からあまりないくらいの低PBRで低評価。業績悪いのは疑いないところだけど株価もそれに準じる評価減も喰らいましたねという印象。故に業績が回復すれば上も・・とはみれますが、さてどうでしょう。

目先はとりあえず回復するというよりは傷が広がってる感じなのでこのへんをどうみるか。回復し始めれば早いやもだし早めに入るのも手とも思うところですので、方針次第でしょうか。業績回復来ると報われる気はします。年で倍ならそれでもしんどいんじゃないかという気がしますが。

 

 

UBE(4208)

停滞蓄財の化学メーカーとしか。長期に堅実に利益出して蓄財。その中で目先は厳し目。赤字になるほどじゃないけど、FCFがマイナスになる程度でまだ財務には悪影響が出るほどでもないけど財務CFは調達に回ったり雲行き自体は怪しい。

業績はもう少し上向かないとちょっと渋いかな感は。

評価。

PER11のPBR0.6ほど。化学メーカーとして評価低めという印象はうけるしUBEとしても低評価よりかな感も。もっと低PBRなときもあるので下がないともし難いですけど。

絶対的にはPBR0.6ほどで、配当4%にBPS成長4%ほどの年8%は悪くもないけど、目先業績はしぶいところもあり、この辺の後退の可能性も考えるといろいろ警戒したくなるところで警戒含みでフェアーかなあ。とは、なので業績回復してFCFプラスとかに転じるとできるなら妙味もあるかもねとは。

 

三井化学(4183)

堅調な総合化学。成長って感じでもないけど、長期に堅調にBPSなどを伸ばしていて企業価値あげてるなという印象の停滞蓄財の総合化学。堅調ですが過去をみるとリーマンあたりに大きくやられており過信は禁物か。でもそういうことないと堅調。

財務も問題なさそうでFCFもでますが規模の割にはFCFはと弱いかもしれない。

評価。

PER11のPBR1ほど。いろいろこんなもん感というかフェアだなという印象はうける。

過去からはPBR0.5台とかあるし上もある感じで上も下もでこちらもフェアバリュー感。

まあPBR1程度で配当3%の6%程度のおおよそ年9%はリスク込みでまあまあというかこの視点でもフェアーな気はする。もちろんフェアーイコール損しないぞとかは全然言ってません。シクリカルな悪いところがでて業績後退に出ればしんどい展開も考えられますしそうでなくても市況があれれば株安ありそうですし。

 

 

住友電気工業(5802)

自動車(ワイヤーハーネス、電装部品)、情報通信(光・通信ケーブル、電子デバイス)、エレクトロニクス(電子ワイヤー、FPC)、環境・エネルギー(電線)、産業素材の5事業。で、ケーブルっぽいのが多い。

セグメント。自動車向け多め。

(銘柄スカウターから)

長期になんとなく伸びてて、1999年からみても赤字もなく。純損失が2003年にありますね。一方高ROEでもないというかどちらかといえば低ROEで、BPS成長率も 3.8%/16年とかで高くもなく配当たして年6%ちょいかくらい。

その他ざっくりBSとかCF推移とかみても堅実に蓄財できてますね程度。

目先のPBR0.7台はいかにも上もしたもあるフェアバリュー帯って感じでそんな妙味もあるかんじでもないかもだけど、ほどほどのバリュエーションで年6%と考えるとそんな悪くもないかも。いちおうトピより低PBRで長期インデックスのパフォくらいとされる年6%とかだねとか考えられるなら。

長期的には儲かるだろうなと思える事例っちゃあ事例だし。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないなあ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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