大河の一滴

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(9478)SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ/東証ST/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:284円(人々の歩みはゆっくりだが以前よりしっかりじっくり歩むようになってきてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
9478 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ 東証ST/情報通信 56.76 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
73 13/17.81% 7.4%/17年 6.34 0.7
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.01%/17年 11.73%/17年 3.18%/16年 12.19% 3.9%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
54/17年 -25/17年 29/17年 1.68/17年 8.31%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
118.93 69.84 58.7% 1.06% 6.69%

 今日は分析。市場統計推移記録表でKABU+2023/12/22データで業種平均加重平均ROEを算出し、それをKABU+2023/12/15決算・財務・業績データと比較し業種平均ROEを1.5倍以上上回りかつ自己資本比率30%以上のもの(対象917銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。財務レバレッジに頼らず同業種で高ROEを出せるものを拾う意図。二週連続。SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ。ITと技術書籍出版。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年01月04日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「びあげ」

なんかいろいろやってますね。わりと典型的ななにしてるかわからないというか、何屋?みたいに思われそうなやつですかね。

セグメント。出版はあまり儲からさそうなイメージですがここは出版が引っ張ってますね。イメージとしては出版で泊をつけるためIT系副業をしてる出版社感な感じも。SEも翔泳社のSEっぽいですし。

本は技術本が多め。

書籍一覧|翔泳社の本

(銘柄スカウターから)

コングロマリット感もありよくわからない感もあるなかで原価率などみるとずっと下がってますね。2018年の変化が大きいですね。決算資料などみると「不採算子会社を売却」とかされてますね。他にも不採算受託案件を一掃とかでここで利益重視な転換をした感じはありますね。ということで結構利益がでてる上記セグメントにつながると。

(IRBankから)

それでさらに利益率加速の2021はオンライン化などですね。以下、

という感じ以下長期業績。

利益重視転換をうまくやって増収もみられなくないくらいに。


BPSも伸びるようになってROEも二桁のせてきてますね。

2022、2023も普通に堅調な印象ですが、成長というよりは堅調で目先2Qも減益ですし、停滞蓄財な趣にはなってきてますね。蓄財スピードはめっぽう早くて、2020年からなら20.85%/3年と複利20%のペース。まあ続かないとは思いますが。

 

財務

資産減から資産増。財務も改善ですね。

(IRBankから)

ざっくり2019まで総資産減できた感じが以降資産増。純資産も横ばいから加速。有利子負債も減ってきてからの維持で。長期ではリストラ進めてきたのが2020年で目処つけて拡大に回った感。

前期末総資産14.8億。2018年まで減らして維持ですね。

流動98億は2020年まで62億ほどを維持から加速。営業投資有価証券43億でグリグリ伸びてますね。現金26億で維持。

負債50億で2020までへらして以降増えてますね。有利子負債25億ほど。あとはこまかいの。自己資本比率はそう低くないけど、負債の質は良くはないですね。

 

CF

営業CFは安定的。2023はマイナスも営業投資有価証券の増加の影響が大きそう。設備投資は有形固定も少ないし、少ないですね。FCFも安定的。
それで還元ですが配当利回り少なく、それでいて現金増もみられずこれはなにか投資でもかかるのかな?と思って解せないになるんですが以下ですね。

自社株買いに振り切った還元。手元に一定確保してそれ以外は自社株買い多めに還元な姿勢はありそうですね。というのもあり配当は渋め。前期での還元利回り自体は10%越えてますね。続かない規模だとは思いますが。このへんをどうみるか。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげからなんとなくあげ
週足であげ
日足であげてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013年くらいに急騰して100円前後から426円まで以降はたまに急騰も挟みながら2018年くらいまで安値もあげてきたも、2020年までに111円とおおよそ2013年以前の水準まで戻す・・から以降週足レベルでは比較的堅調な推移でわりと上昇トレンドが続いているっぽい推移。そのなかで日足で241から313まで伸び以降もみ合ってる印象。もみ合い安値269をみながら高値319を破って週足月足の上昇継続を狙う感じでしょうか。


ファンダ的には、IT技術書主力の翔泳社を中心にいろいろやってる感じ。2020年までにリストラを進めてた印象で、そこくらいで収益性重視の体制を固めて以降は堅調な推移感。成長ってかんじでもなく停滞蓄財って趣きですが目先の蓄財ペースはかなり早めで20%ほどとみることも。まあ続かないとは思いますが。

一方、財務はほどほど。固定資産もなく設備投資もかからないなかでもっと良さそうでいいのにほどほどになってるのは、自社株買いよりのかなり重たい還元で、例年配当よりずっと大きい規模の自社株買いを続けてます。一方で配当性向が低いので配当利回りは抑えられてますね。

目先は減益で成長というよりは停滞蓄財な趣き。

評価。

PER6のPBR0.66ほど。低評価ですね。成長性も微妙で何屋かわからなく強みも見えにくいとかで投資家に好まれて買われる感じではないタイプとはなりそうですね。いちおうここ5年でPER5とかPBR0.55とかまでで評価低い方とはなりますね。ではあるけどPER7も滅多になさそうでここで定位置感ありります。同時に近年でBPS成長は20%近くに還元10%とみると年30%をPBR0.55は破格すぎるとは見れますが、たぶんそんなうまくいかないとは思いますが、13%くらいでればそれでも破格とはいえるのでこのへんどうか。

投資家に注目されてPERがグリグリあがるとはかなり想像しにくいけど、地道にプラスサムを積み上げて得られれそうなリターンは結構あるかもしれない印象は受けたりはします。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=9478

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=9478

IRBANK:https://irbank.net/9478

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになんかあるわけでもなかなあ。

日経平均は出だし絶好調ですね。バブル超えももうそんなに不思議もないところまで来てるかなあとは思ってますが。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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