大河の一滴

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(7192)日本モーゲージサービス/東証ST/その他金融(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:538円(人々は、まつりに盛り上がるも祭りのあとは静かになる一方になっている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7192 日本モーゲージサービス 東証ST/その他金融 79.11 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
71 12/16.9% #DIV/0! 10.41 1.02
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
6.65%/9年 32.17%/9年 25.74%/8年 10.13% #DIV/0!
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
37/9年 -12/9年 24/9年 2.72/9年 4.48%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
222.07 75.07 33.8% 3.72% 38.69%

 今日は分析。市場統計推移記録表でKABU+2023/12/22データで業種平均加重平均ROEを算出し、それをKABU+2023/12/15決算・財務・業績データと比較し業種平均ROEを1.5倍以上上回りかつ自己資本比率30%以上のもの(対象917銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。財務レバレッジに頼らず同業種で高ROEを出せるものを拾う意図。二週連続。日本モーゲージサービス。住宅ローン金融。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2024年01月04日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

住宅金融支援機構と提携、中小規模の住宅関連事業者を通じて住宅資金需要者に貸付(住宅ローン、住宅瑕疵保険、住宅・地盤保証)、事業者向け貸付(つなぎローン)を提供。

ということで住宅関連金融ですね。

住宅を販売する企業が購入者にローンを組ますのを間接的に金融すると。

 

それで成長してきたんですけど、近年は成長鈍化から後退もちらつく。

BPSくらいは右肩ですが、ROEが下がってきてますね。

2022決算資料から。

決算説明資料 | MSJグループ

2022で減収減益で、住宅業界で注文住宅の新設着工個数が減少にでておりその影響。と、業界がしぶそうな中で足踏みが続いていると。

経営戦略の下りなどみるとなかなか環境が渋くなってる印象。スタグフレーションとか穏便でない言葉も。

会社としてはそいう時期だからむしろチャンスという感じに繋げてますがどうみますか。
環境自体は底打ちを期待とはしてますね。


生き残りこそ最高とかで、拡大よりは守りの方向感は。

そういう感じで元来高利益率とかもあり。鈍化と言ってもまだROEも低い感じではなくそういう感じの姿勢をどう見るかですかね。
そんななかで今期2Qは、減収減益。賃金があまり伸びない中で新築住宅は価格上昇な感じでそのへんで事業環境の厳しい感ありますね。

その中で不通に利益は出る感じで、要するにグロース風味→停滞蓄財に移ってきてる感じはありますね。

 

財務

そういう感じですが資産増。

(IRBankから)

前期末で総資産222億で有形固定2億もなく増えてもないですね。流動資産204億でほぼ流動資産。営業貸付金93億営業未収入金で55億に現金44億でだいたいですね。営業貸付金は増えてるんですが営業未収入金が減ってきてますね。目先2Qまでその傾向。

負債は146億で短期借り入れが91億で大きめですね。その他は前受、愛嬌預り金責任準備金などなど。

大きくは短期借り入れして営業貸付と未収入金にしてるイメージでよさそうです。

短期借り入れとか負債全体も伸びてる感じではなく、このへんでも成長足踏みで負債維持しながら利益が出た分だけ純資産増える感じで停滞蓄財感。

 

 

CF

営業CFは赤字混じり。端的には営業貸付金などがふえて営業CF赤字の方が好ましい状態ではないか感ありますが、2023で営業CFプラスですね。
あと2019で営業貸付金で大幅に増えてますね。ここで「つなぎ融資債券等の契約変更によるオフバランス化」とかしてるので、これは業績後退とは違うとはなりますが目先は。貸付増えるより減る方が大きくて足踏みになってきてる感がここでも。

財務は営業CFの逆。

還元は一応増配方向ですが増益もなく数年足踏みですね。配当性向とか高くもなく手持ち現金からは配当余裕ですが、現金自体は後退傾向になっててこの辺で減配はないとするのもちょっと危ういかも感は。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげ
週足でさげ
日足でさげけからあげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、上場468から2017年に299をはさみつつ2020年まで上昇して1395。以降は続落が続き、目先482まで。日足で目先年末年始で482から538まで戻してますね。というのはありますが、ざっくりあげてさげで、かなり高値から下げてきてる感じで反転をみるかみないか。やはり反転をみるなら基準が目先の482にしかない気が。2019年の362も高値を挟みどうでしょ感もありますし。

 


ファンダ的には、住宅金融で、住宅買う人にローンを組ませる住宅販売業者に対する端的には金貸しとなりそう。堅実に成長してた感じが成長鈍化感からの住宅市況の価格高騰とかで目先後退になってきてる感じで、売上利益も資産やCFも業績後退感は感じられるようにはなってきてますね。一方赤字とかもなく、利益自体は堅くてBPS資産増あたりは普通にでてる感じをどうみるか。雑に言うと成長→停滞蓄財の趣き。会社はチャンスだとは言っててとりあえず守るというか生き残りというかそういう方向で、わりと渋い文言もちらつく。総じてあまり見通しの良さは感じませんね。

目先2Qもそんな感じの後退な業績できてます。

評価。

PER10のPBR1ほど。停滞蓄財の住宅金融とみると高いという気もしないけど安くもないかなあ感。株安してきて、これくらいで停滞蓄財でバランスするとう印象は感じます。配当利回り3.7%にBPS増はなにげに前期で二桁でてて、あわせて控えめに11%とみてそれがPBR1とかなら、そんなもんといいか結構妙味もあるかもとは思う水準。ついでに優待もあったんですが、これは廃止予定ですね。という感じですがこれは今程度に業績後退を抑えられるを前提にするのでさらに業績後退が進むROEももっと下がるとかになるとまだ下もありそうだとは。ないならもうわりと見合ってる感じはあるので、会社が言う通り不動産底入れで業績もまた伸びる感じなるならなかなか面白うですがとりあえず目先はそんな感じではないですね。その辺も勘案しながら。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7192

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7192

IRBANK:https://irbank.net/7192

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

年初から日経が強いですね。NISAでかなりの量オルカンが買われてるなどのニュースも流れ、なんか投資環境が変わっていくのは感じますがいろいろどうなるかは不明。

さてどうなるんでしょう値みたいな感じ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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