大河の一滴

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(6817)スミダコーポレーション/東証PR/電気機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1153円(人々は波乱万丈なようであまり居場所を変えてない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6817 スミダコーポレーション 東証PR/電気機器 379.1 2023/12予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1440 86/5.97% 4.7%/16年 6.66 0.61
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
4.59%/16年 3.69%/16年 3.04%/15年 12.07% 7.2%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
727/16年 -839/16年 -112/16年 -7.01/16年 4.04%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1348.46 465.4 34.5% 4.08% 27.13%

 今日は分析。市場統計推移記録表でKABU+2023/12/22データで業種平均加重平均ROEを算出し、それをKABU+2023/12/15決算・財務・業績データと比較し業種平均ROEを1.5倍以上上回りかつ自己資本比率30%以上のもの(対象917銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。財務レバレッジに頼らず同業種で高ROEを出せるものを拾う意図。二週連続。スミダコーポレーション。電子部品。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年12月29日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

コイルメーカーのスミダ電機を中核とする電子部品グループ。

車載用・家電用コイル部品(インダクタ、トランス、シグナル、EMC、センサ)や車載用モジュール製品、磁性材料の製造販売、EMSサービス。

なかなかイメージしずらいですか、よく目にするものというよりは最終製品の中にある部品ってかんじでしょうかというラインナップ。例えば以下。雰囲気で。

 

長期業績。長くは成長という感じですね。ただ2008-2010とか売上後退してますし、横ばいとか減収もちらちらあり。赤字は2009に営業赤字に2001,2008,2009、2013に純損失で環境で後退とかあり減損とか特別損失とかも出がちなシクリカルも長期にはそれらを乗り越えつつ成長していると。

ちなみに特別損失推移。近年はあまりないですね、

(IRBankから)

という感じで長期にBPSは右肩感。とはいえ、2011までに大きく後退してるのでやはりシクリカルで環境悪いときには持ちたくないな感はありますね。やはり減収時に後退増収時に加速感あるので、トータルやっぱりシクリカルという感じ。



前期2022。EV/xEV関連が好調。

XEVって知らなかったので調べるといろいろあって、まとめた形みたいですね。

「電気自動車(EV)」だけじゃない?「xEV」で自動車の新時代を考える|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁

それでXEVで広く見ると日本の電動率は実はかなり高いみたいですね。

こういう背景の中で、目先かなり好調と。

全セグメントが世界で好調。

その好調を引き継いで今年も好調で3Qで増収増益。前期ほど売上伸びてないですが利益は伸びてますね。

EVとか引っ張ってのが目先後退してますね。

会社の見通しもEV調整局面で家電も低迷としてて、雲行きが少々怪しくなってきてるところは。

まあ大枠は好調と見れそうですけどどうでしょうか。

 

 

財務

資産増。自己資本比率など低めだけど、下がってる感じではないですね。

(IRBankから)

有形固定とかみると前期末464億で近年伸びていてやはり増収に設備投資が要るタイプには。目先の資料でもベトナムに工場つくるとかしてますし。

これが業績後退入ると過剰設備になり減損とかになったりするのが製造業のあるあると。

その中で業績加速局面で自己資本比率比率維持とかなのでいちおう抑制的とはみれますかね。

今回はそれくらいIFRSきらいだし。

CF

 

営業CFは出るのですが、投資がやはりかかりますね。というか平均FCFは-7.01/16年で投資を含めるとマイナスです。

ということで、投資がかさむ形で資金面はきついタイプですね。製造業あるある。

その中で一応増配にむかってますね。まあ配当性向30%前後くらいで増益してるからですかね。

連結配当性向25%~30%を勘案した配当で当期の連結業績によってはこの基本方針による配当が適切でない場合には、株主資本配当率(DOE)等も考慮した上とか言ってますね。まあ減配もあるので当てにしないほうが。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であがってさげてもみあい
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大きくは2017年に2400まで。以降は2020までに533までおちて以降は1800-750くらいでもみ合ってる感じでしょうか。まあもみ合いとするにはかなり乱高下してますけど。という感じでボラが大きく扱いが難しそうな感じですが、大枠は2018年くらいからレンジとした上でレンジの下の方には来てるとは。

レンジ下限を745あるいは533にみて、1797越えを測る感じでしょうか。533なら目先半分以下でかなり扱いづらいですね。でなければ週足目先安値の1061とかを基準にするかってところですが、すぐ切れそうな気もしてどう考えるか。まああまり値動きで入るタプじゃなないとは思いますが。

 


ファンダ的には、コイル部品メーカー。環境で後退もあるし後退時は赤字も出がちでいかにもシクリカル。ただ長期にはそれらをこえて伸びてきてはいますね。やっぱり売上が大事そうで、増収時により利益が減収時にはより損が出がちなようにはその中で目先は大枠好調で伸びてきてる感じも直近セグメント減収もきて会社も弱気含みのトーンにはなってきてます。

財務はよくないというか、増収に設備投資が必要なタイプで、長期に営業CF<投資CFでFCFマイナス。あまり楽じゃない製造業感ある。とはいえ好調ならばそんなに問題ないというか、後退時にいろいろつけが回ってくる製造業あるあるな感じにはなりそうな。

そういう感じで業績後退が怖いですね感は。

評価。

PER7.4PBR0.6ほど。好調から後退も想像できるきな臭さjはあるんですけど、PBR0.6ほどはなにげにスミダとしては低PBRな方になってきてる感はあります。このへんのPBRは2011,2012の低迷期に準じるくらい。最低ならもっと低いところもあるにはありますが、もうわりと低迷を織り込んだ評価水準とも見れて意外に拾えないこともないようには。低迷に入らないと妙味があるかも感。

とはいえほんとに低迷は入り、業績個体に減損とか減配とか入ってBPSをごっそり減らした上でPBR0.4以下がつくとかも考えられるので、このへんは大きな低迷までいかないとする前提の見方ですが。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6817

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6817

IRBANK:https://irbank.net/6817

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

なんか投稿時間しくじったけど、あげたのでこのままいきます。

おはようございます。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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