大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(6418)日本金銭機械/東証PR/機械(分)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20221221222844j:plain

基本データと取り上げた理由

株価:1268円(人々は長い苦難の下り道を歩いていたが気づけば歪なりにも登道を歩きだしてきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
6418 日本金銭機械 東証PR/機械 376.25 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
302 20/6.62% 3.8%/17年 18.61 1.25
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.3%/17年 0.77%/17年 -0.3%/16年 7.37% 2.2%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
242/17年 -173/17年 70/17年 4.11/17年 8.74%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
388.16 271.63 70% 1.1% 20.54%

 今日は分析。市場統計推移記録表でKABU+2023/12/22データで業種平均加重平均ROEを算出し、それをKABU+2023/12/15決算・財務・業績データと比較し業種平均ROEを1.5倍以上上回りかつ自己資本比率30%以上のもの(対象917銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。財務レバレッジに頼らず同業種で高ROEを出せるものを拾う意図。二週連続。日本金銭機械。貨幣処理機器。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年12月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財できず」

こういうの。

機能で探す | 市場と製品 | 日本金銭機械株式会社

精算機とか入金機とか要するにお金入れる機械ですね。

JCMの事業 | 日本金銭機械株式会社

「JCMは、世界中の貨幣の真偽識別を得意とする貨幣処理機メーカーです」

だそうです。

セグメント。

海外カジノとかの比率が高そうです。あとパチ向け。国内は結構比率低めなので、このへんで新紙幣関連とみてもいいけど業績影響は限定的かも。

と、新紙幣テーマかなあって拾ったけど、それよりはスマスロ寄りかも感。

(銘柄スカウターから)

 

ということで業績。長期に成長感もなく。横ばいというか環境に左右されるシクリカルな印象。その中で2020、2021で落ち込み、その後回復してきてる感じですね。

コロナ後は比較的ROE高く出てますがそれでもなんとか二桁か・・って印象で、コロナ以前は5%台以下も多くそれでBPS増えてませんねというか減ってますねになりますね。BPS成長率とると-0.3%/16年でわりと長く事業を頑張って何も成果がありませんでした!(企業価値が伸びてない)ともみなせる感じ。いや配当はあるからそれくらいの成果はあるけど、それくらいの成果。

とはいえ、目先はROEも高水準で今後はBPSも増えていくかもしれませんし、大事なのは未来ですけど、過去の長い実績では企業価値は伸びてません。ので、株価も長期的にはあがっても下がるを繰り返してると。

そんな感じですが2021の減収ピークで、やはりコロナのせい感つよく、希望退職者も募ったりとかなり危機的な趣。

(・・・資料にコピペ対策されてて貼り付けられないですね。画像でとってOCRするのもめんどいので簡素な感じに)

ちょっと回復2022は環境厳しめのなかいろいろな施策を打ってコスト削減に努めてる感は。

2023は決算資料があり以下。

前期まで好調も、引っ張るのは海外カジノと国内パチスロな印象で、資料など見るにとりあえず、新紙幣で需要膨大感は雰囲気もなく。特に海外だと新紙幣あまり関係なさそうですし。

そんな中で2Q増収増益で増益は+53%でかなりで上方修正も。「スマート遊技機関連機器の販売好調による遊技場向機器セグメントの収益改善や、為替相場の円安による営業外収益(為替換算差額)の計上〜部材不足が下半期には一掃されることがほぼ確実となり、グローバルゲーミングセグメントを中心に、当初の業績見込みを上回ることが予想」と、スマスロと海外カジノが引っ張る感じですね。

新紙幣テーマとするのもしんどそうで、スマスロ需要一服でテーマ性でみるには弱いですが、目先自体は好調でそのへんどうみるか。

 

財務

資産横ばいも自己資本比率自体はたかめ。

(IRBankから)

前期末有形固定33億でこれは2021年にずっと変わってなかった49億から減らしてて、ここで減損切ってますね。ここで仕切り直しで目先は増えてるので、ずっと現状維持で来たのをここで切除して目先回復方向に行ってる感じでしょうか。

流動は320億でこれも目先伸びてますね。手形や商品なども目先増えてますね。現金132億。

負債はまとめて116億で現金以下。有利子負債40億とかで負債の質は双翼もないけど、現金以下だし問題でもないかな。

という感じで、総じて財務は問題ない中でずっと現状維持してたのが、痛い処理をして目先回復してきてる感じはありますね。

 

CF

 

営業CFがしぶい。さすがに長期ではプラスですが近年の営業CFはマイナスが多め。棚卸し資産、売上債権等々の影響もあるけど。CF面では目先も余裕内はそうですね。今期2Qもマイナスっぽい。棚卸し資産の増加とかなので好調の裏返しとも読めなくもないですが。
財務はいいのでまだ問題にならないけど元来あまりCFに余裕がでにくいスタイルかもしれないとは。還元は目先は無配おちから回復。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足貼ろうか。

超長期に冴えないとなるけど、2013年から2020年まで続いたドローダウンから反転し、月足レベル以下では上昇が続いているとはなるね。この反転にのるは一つの視点。月足レベルで489、591、922と安値切り上げ、886、1474で高値切り上げにはなるのでこの辺を基準に。底はやはり922がいい気がしますが日足1101でも。このへんをみながら1388、1474超えで上昇継続を期待して上昇が認められるまで持つ感じですかね。案外結構うまくいくかもね。

 

ファンダ的には、お金入れる機械メーカー。海外カジノとスマスロとかがひっぱる。案外新紙幣のイメージからは遠めかも。

長期に企業価値向上してる感じでもなく、ずっと足踏みしながら蓄財もならなかった低収益企業とはなりそう。も、コロナくらいに減損とかで悪いところを切った感があり、以降目先までこれまでBPS増などできてなかったのができるように。ROEも以前より高めに推移とはなりそうな。目先も結構好調な2Qを通過。も、スマスロは一服感あるくらい。

財務は健全。も、CFは弱そうなところもあり好調で在庫増やすからとかもあるけど、そうすると営業CFマイナスになるくらいのCF力とは。とりあえず現金減る方向。まあ蓄積が大きいからしばらく以上は大丈夫ですが。

評価。

PER20のPBR1.3ほど。でてる数字など巣で見るともう高評価寄りには感じます。とりあえずもっと安定的に高ROE叩いてるより低PBRの製造業とかあるだろうなあとは。ということでもう安いとかはみなすべきではないかなとは。

とりあえずPBRでみると下は0.5切りもあるようです。

一方で上記もあり、長い株安の果てに反転し目先も好調であるからもう安くもないけどもっと上を目指すはこれも考えられてどういう視点や手法でみるか?みたいな話だと思います。PBRの上をみると2以上もつけたこともあるようですし。テーマ性としてはスマスロも弱くなり新紙幣とかもみなしにくいのでインパクト弱い気はしますが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6418

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6418

IRBANK:https://irbank.net/6418

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

二日目でとくにない。

旅行して写真も撮ったので旅行記を書きたいと思いつつ写真の整理とかでめんどうなんですよね。あれ。なかなか進まないという。

 

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

投げ銭。この記事やブログが役に立ったとかあったら投げてくれると嬉しいです。codocのアカウント登録とログインが必要でクレジット支払いコンビニ決済ができます。

投げ銭機能つけてみました - 大河の一滴

※有料部分の中身はありません。

この続きはcodocで購入