大河の一滴

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(8114)デサント/東証PR/繊維製品(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:3655円(人々は、ずっと攻めてきて勢いに乗った電撃戦はしくじったが、まだ足元を固めて攻勢を続けようとしている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
8114 デサント 東証PR/繊維製品 2811.58 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
1270 85/6.69% 5.1%/17年 25.09 2.6
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
3.14%/17年 9.15%/17年 6.12%/16年 11.05% 7.4%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1037/17年 -608/17年 429/17年 25.24/17年 8.44%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
1335.62 996.38 74.6% 1.2% 30.21%

 今日は分析。市場統計推移記録表でKABU+2023/12/22データで業種平均加重平均ROEを算出し、それをKABU+2023/12/15決算・財務・業績データと比較し業種平均ROEを1.5倍以上上回りかつ自己資本比率30%以上のもの(対象917銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。財務レバレッジに頼らず同業種で高ROEを出せるものを拾う意図。二週連続。デサント。スポーツアパレル専門メーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年12月25日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

こういうのというかブランドをたくさん抱えるタイプ。

ブランド情報 - DESCENTE LTD.|株式会社デサント

で、主力がデサントですね。

【公式】デサント(DESCENTE)ブランドサイト

デサントHPみるとかっこいいスポーツ系アパレルって印象。一見のかもめの印象。

セグメント。韓国強め。

(銘柄スカウターから)

よくわからないのでアウトドアとかスポーツよりのアパレル比較。それっぽい会社22社でROICソート。14位。出てる数字はちょい渋めなのはいいとしてわりに高PBRですね。

それは他のスポーツっぽいものもそういうところあるので、スポーツは評価されやすいのかも。イメージ良さそうだし。美津濃とか高評価じゃないですけど。

今回は繊維の割に高ROEですがスポーツアウトドア系アパレルのわりには高収益とかとは見にくいというかたぶん繊維があまり高ROEじゃないが故に今回チョイスされてしまった感はあります。

 

業績はコロナで落ち込んで回復してきてるがコロナ前まで戻してない感じです。赤字は2004年以降はなかったのがコロナで赤字。2003年以前の赤字も減収時にでてたのでやはり減収が不味そうなところはありますね。


BPSでは、コロナ前を回復でROEはコロナ前より上ですね。

 

もう、わりと興味というか細かく調べる必要がないというかバリュエーション踏まえて投資に入るのはないかなあとは思ったりするが中期計画をちょっとみると。(ちょっとふるい2021のもの)

IRライブラリ - DESCENTE LTD.|株式会社デサント

コロナ前の業績後退は経営改革が故。

欧米を捨てた感じ。

ブランド整理とか日本事業のテコ入れもあり、それらが目処立った頃にコロナは残念でしたが、その後の回復とROEの向上はこれらの施策が故とはみれますね。

その上で今期2Q資料をみると、2Qで増収減益、通期増収増益で、商標譲渡で純利益で上方とかですね。中国は伸びてるけど日本韓国は一服で好調という感じでもないけど、堅調くらいとはみれるでしょうか。

あとは商標譲渡で前期も純利益でかさ増しされていて、PERが低くROEが高く出てそうなところがあり、上記で言ったROEがコロナ前を上回るは前言撤回。まだリストラのさなか感あります。

とはいえ営業利益などは回復してきてるのでリストラというか事業テコ入れは上手くいってる方向はそうでしょうか。

 

財務

財務はいいですね。それで資産も伸びてると。

(銘柄スカウターから)

前期末総資産1335億で流動800億商品200億手形157億は目先減っててこの辺はリストラ感。現金414億は減って増えてますね。トータル流動は減って増えてます。

有形固定241億は2020ー2022減らして増えてます。その他無形資産50億目先増えてますね。投資有価証券180億。

現金投資有価証券で600億近くで負債まとめて332億で問題ないというか現金>総負債くらいですね。

総合的には、上記の事業改革で、色々投げ捨てて財務はもともと良いのがまったく問題なく。この過程で資産も流動より現金よりの構成になり目先は固定資産も増え始めて、リストラもまだ進みつつも筋の良いところが残り投資も始まってるような感じには。

 

CF

もともと営業CFでてましたが2022以降は減ったのが回復感。
FCF出しながら現金も積んできてる感じには。

一度無配落ちしたのは復配でむしろず増配な雰囲気。

(銘柄スカウターから)

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげっぽい
週足であげてさげてあげ
日足でもみあいか
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、年足レベルでは2011年からくらいから長期上昇感ある。その中で、2021年あたりは特に急騰で950から5120まで。その後2022年に2046までおちて以降は調整気味に戻してる感じで246以降あは安値高値切り上げで週足上昇トレンド感。

月足上昇の中の週足上昇で値動き的には筋がいいはそうかもしれない。週足がまた月足上昇継続につながるのを期待みたいな感じでしょうか。底を3485とか3640にみて4540突破に5120超えを測る感じでいいのではないか。あとはわりとボラ大きいので注意ですかね。

 


ファンダ的には、スポーツ系アパレル。コロナ前に事業改革進めてていろいろ投げ捨てたところにコロナ襲来で赤字までも、コロナ以降はリストラも功を奏したのか業績も回復。まだ特別利益とか乗ってそうでROEとか高く、PERは低くなってそうなのは注意点。それで目先は好調というのも渋いが堅調くらいでひとまず上方向な方には進んでそう。一方財務はかなりせいりされた印象で、ド健全な部類までCFも問題ないかな感で復配でより増配にもなり、わりといろいろ雨ふって地固まる感はあるにはある。

評価。

PER25のPBR2.6ほど。高評価なのではないか。それも純利益とか高く出てそうで今期予想営業利益×0.6で純利益50億クラスとみえるとPER50越えとなりリストラ終えて上がり目っぽいとはいえ、さすがに期待がすぎるのではないかという疑いは。

PBRにしろ2.6は過剰かなって印象で同じスポーツカテでゴールドウィンあたりはより高PBRでわからなくもないけど、もっと全然状態がいいワークマンあたりに近いPBR水準とかもあるし、デサントとしても過去からみて高PBRな雰囲気あり、たぶん上がり目でかっこいい感じもするスポーツ系とはいえ、この評価はどうなんですかね・・感は感じます。まあかもめの感想ですけど。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8114

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8114

IRBANK:https://irbank.net/8114

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

今年も始まりました。

いきなり災害や事故が続き市場も荒れ気味でスタートですがどうなりますか。

それくらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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