2023年は例年より好調に過ごした年とは言えそうです。・・・というのもある意味一部で例年より無事じゃなかったのはグロース250に代表される新興市場はかなり軟調でそこでもいろいろ議論もありましたがそれはさておき・・
それで恒例?の手元のデータから軽く振り返ってみようというエントリー。
あくまでKABU+から引いたデータを拙作エクセルで集計したものであることを留意くださいませ。
2023年12/28データで作成しています。
年末年始に旅行に行くので、二日ばかりずれますが誤差に収まりそうで、一年を測るのにはほぼ影響がないでしょう。
それで、現在KABU+では地方市場の銘柄データ配信が終了しています。
【お知らせ】
— ZEROBYTE (@zerobytejp) 2022年12月20日
2023年1月より、以下3点のサービス内容を変更します。
1. 地方市場単独上場銘柄の配信停止
2. 信用取引残高明細データ(合計・制度・一般)の追加
3. 新規会員様 紹介制度の廃止
詳細は下記資料をご参照下さい。(要ログイン)https://t.co/CajMyJpcXL
前回は地方のデータも揃えましたが、今回からは東証のデータのみでの集計となります。
も、加重平均すると地方市場は時価総額でも純資産でも市場全体の1%あるかないかくらいになるので全体を測る上ではあまり影響がありませんので気にしないでください。
前回。
だいたい半年前。
その他の振り返り記事はこのカテゴリーで。
以下データは以下のものにより作成しています。
EPS、BPSなどを拾えないものはカウントしていなかったりするのであくまでだいたいです。(それでも例えば実はPBRに誤差が1割ありましたは流石になそうです)
上記のそれぞれのツールも変更が落ち着き、またデータ取得元も以下で一貫しているのでデータは、相当以上に(軽微な数字違いはあるかも)信用できるもので特に市場全体の傾向を判断するなら大勢に対して誤差程度におさまるんじゃないでしょうか。
有料サイトです。でも優良です。
とはいえ細かな仕様を知りたい場合とかは該当エントリーの説明みたりより正確に知りたい場合は実際のエクセルファイルで式などを確認してみることをオススメいたしますよ。日経新聞や東洋経済とは自分の集計式は違うと思いますし。
2023年日本株式市場データ
各種決算値データ
集計は以上ですが、コロナからの業績後退からの反動というには企業業績が好調だったというか、総売上で960兆クラスというのは前年から上記のように+16-17%クラスであり、これは2016年の集計来で最高水準です。おそらく過去からしても最高水準ではないかと思うところで、日本上場市場としては史上もっとも売れた年ではないか?とは憶測するところで、利益にしても利益率は下げるも額としてはこれまた最高水準でありこれは純利益にしてもそうで、つまり2023年は有史で日本企業がもっとも業績が良かった年と断じていいのではないかと思うところです。
資産においても総資産、純資産は伸び自己資本比率でも改善が見られるところで資産も順当に伸びたにはなりそうです。
一方、今年はPBRを伸ばせという東証の指導とかで各社PBRをあげるとしてROEもあげようぜって施策が多く打ち出されたところの中で前年よりROEは後退です。
この集計は決算の実績をもってしてるので、多くの企業が2023年3月、あるは1月とタイムラグはありますがこれをどうみるか。懸念点ではありますが、予想利益なども伸びており大きくは順調だというのはそう見ていいとは思います。
あとはこの表からは読み取れませんが今好調というか全体業績を引っ張っているのはシクリカルな疑いが強い製造業の好調とはなりそうで、このへんの多くがシクリカルだとはなりそうでいずれ業績後退もあるんでしょ・・?みたいな懸念は拭いきれないかもしれません。まあ大きくは目先は好調ですね。
あとは、評価などですが、予想利益や純資産増のペースに対して全体の時価総額の増加が早いとは読み取れそうです。つまりはPERPBRそして配当利回りを下げる形での株高で、この辺もどうなのでしょう?ってのはあるかもしれません。
あとは配当ですね。今年は増配するものが目立った感じですが実際にここが大きく伸びました+19%ほど。多くの方はいいことだと称しそうですが利益はそこまで伸びてないので配当性向が上がっています。絶対的には34%ほどで上はないとは言えませんが増益以上の増配はいつか続けられなくなるも間違いないところでしょう。
市場全体としては以上ですね。
さて、それでこの件に触れたいと思うのですが、それはマザーズ(グロース)クソ問題。
2023年という年は市場全体、日経平均などの指標レベルでは企業業績も好調で株価も絶好調だったという年になりそうですが、それに対してグロースというか新興市場は軟調が続き、そこというか成長している中小企業市場を主戦場とする個人投資家からマザーズはクソという怨嗟の声もよく聞いた記憶ですが市場統計推移記録表で2022末日から12/28で東証プライム(一部)東証スタンダード(二部)東証グロース(マザーズ)の各種統計したものです。
実は2023年という年における新興市場というかその市場に属する企業は総体としては、予想利益でプライム+6.5%に対し+23.5%、純資産で+7.3%に対し+17.5%そして配当に至ってはプライム+9.2%に対し+62.3%と企業の成長で上回っているという集計結果がでております。
ROEなどでプライムに劣後とかだらしない部分はありますし(これも黒字化前の企業が多いとみるなら容赦できるかもしれません)、社数自体は増えてるぞみたいな話もできますが、マザーズ総体としては別に企業価値を増しておりこれをクソというのはどうでしょうかね?とは思うところです。
もちろん非難されそうな理由もありますが、それは時価総額でプライムもスタンダードも伸びる中でグロースは後退で要するに一人株安ということからとはなりそうですが、内容としては企業は価値を伸ばし増配もしながらPERPBRで落としたという形ですね。
元々PERPBRが高いのが落ちて調整したというのが今年のグロース市場の実態であると思う所で、マザーズとかそれに属する企業がクソというよりは、それに過剰なる期待をして調整しているなかで勝手に自らの期待に押しつぶされた投資家がクソなのではないか?と疑念を持つところです。
投資家とその期待がクソであるするなら、その上で期待はずっと潰れ続けるものではないと思うので反撃のときが来るといいですねとは思います。それがいつになるかはわかりませんが。
私からは以上ですが、何をクソだとするかは人の自由です。もう勝手に何かをクソとでも罵ってくださいませ。
・・もいいですし、クソは自分だったと認め冷静になり改善を目指すのもまた勝手です。好きにしてくださいませ。
な、ところです。
2024年も(は)、みなさま、わたしにとって良い年になりますよう。
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そして今回もついで。
そんな市場の中で自分の投資はどうなったかもダイジェストに。
今年の自分のPF。
(実際の数字にRAND関数で作った数字を用いた変数をかけてます。実際にはここまでの規模はないです。自分のPFの規模だとしょぼい数字になるし適当に大きくしておいたほうが企業決算っぽくて面白いのでそうしてます。だいいちPFの規模は内緒ですし。でもROEとか比率に関わる数字は実際のPFの数字になるね。また変数は去年と一緒なので実際の財務諸表の変動比率も実際の数字です。)
ポートフォリオに属する実績決算値は以下となります。(通期での決算結果の数字をうけたもので四半期は反映せず。予想利益と最新純資産と配当のみ最新銘柄データから。100万円以下四捨五入)
第8期PF決算
8期では、全体の売上としてはかなりの伸びを達成できました。利益率は落ちましたが利益額は伸ばすことができ2019年以来の最高益も達成できました。
資産の方もROE二桁をおおよそ維持しながら純資産成長率も二桁維持となり、大きく特記するようなこともないですが堅調を維持し、企業価値を順当に高められた一年となりそうです。
予想される利益も順当に伸びる計画で配当も配当性向を維持しながら増配となる見込みです。
この調子でROEを維持しながら企業価値向上に努めていく所存です。
また今期から主要KPIの時系列データを用意しました。また累計の複利成長率及び平均値の集計も行いました。今後もこれらの数字の良化を目指してまいります。
また今年も念のため。
今年も資金を追加投入してたりしますし、上記の数字は投資準備金はカウントしてないものですので、FPかもめがどの程度資産を保有してるとかそれがどの程度増えたり減ったりしたのかはやっぱり闇の中です。
あと、もう一度言うけど上の数字はランダムな変数をかけて水増しした数字。その数字は去年と同じ数字だけど。でPERPBRに配当利回りはやっぱり内緒です。
それでは再度、2024年は良き年になりますよう。
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