だいたい3月決算も出揃ったかな?というタイミングで例年恒例の集計記事。
・・を失念してて一週間ちょい更新が遅れました。
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今回のデータは以下のテンプレで作成。
これの続きでもある。
ちなみに一年前。
ハイ。決算を通過しこんなんでました。
2022/6/9に取得したデータで比較。日本市場全体の銘柄データから作った統計だよ。
通常は5月末金曜日にデータ拾ってますが今年は拾うの忘れて一週間ちょい更新は二週間ほど遅れましたが大勢に影響はないとして。
注意点として今回からKABU+で地方市場データ配布がなくなり地方市場を除く数字となります。とはいえ総額レベルでは誤差になりましょう。
以下を御覧くださいませ。
だいたい予想データじゃなくて実績データと思ってください。
3月決算更新されてない一部企業もあるので完璧ではないと思ってほしいですがだいたいなら問題はないでしょう。
おおよそ過去最高の実績と言えそうです。
実績ベース市場営業利益総和の63.8兆円ほどは自分が集計を始めた2016年以降最高水準であるし、去年からも8%弱伸びた形で。まず目先日本上場企業総体では史上最高に利益を出したという結果になりそうです。
その意味で目先の日経平均株価とかの上昇は根拠ないことではないとは言えます。一方利益率は低下がみられこのあたりは原材料費などのコスト高の影響がみられるとも解釈できるかも知れません。目先3月決算でこれくらいです。6.58%という絶対水自体は2016〜2018なら劣るものではありません。
資産方面では順当に資産を増した感じで、自己資本比率も向上で財務も改善がみられそうですが、ROEの低下はありこの辺も上記のコストの影響がでてそうでこれをどうみるか?
あとは、還元強化の風潮がでてますのでそれが今後財務に影響してくるかで見方もありそうです。例えば財務後退しないなら還元拡大は続きそうだとかね。
予想と評価
予想利益は横ばいの水準。というか後退ですが予想ですし史上最高水準の利益に準じる計画がでてるということで、やはり市場全体としては好調以上で環境も悪くないとみれそうです。その中で予想配当も上がってますね。計画利益減に対し増配予定なので配当性向はあがってますが、全体としては30%切るくらいで結構還元盛り上がっても市場総体ではそこまで配当性向は変化してないは一つの知識として。ただこれは自社株買いはカウントされてないので自社株買いもカウントすると景色が変わるかも知れません。
評価は日経平均トピックスもあがりPERPBR加重平均も前進で評価が進んだとは言えます。増益もあるのでPERの上昇はさほどではないですが過剰評価とも断じがたい水準ではありますがPBR1.29は2016年以降では高めの方の水準に入ってきており安いとか評価低いという水準からは抜け出して来てるようには思えます。
企業が好調であるゆえにもう下だと見るのもどうかと思いますが、企業の不調が見えると支えるのが難しい展開になるとかはシナリオの一つにいれてもいいかもしれません。
そんな感じですかね。
2023も早くも半分が過ぎようとしてますが頑張ってまいりましょう。主に企業さんにむけて言ってます。投資家ががんばってより高い株価をつけるとか意味がわからないし。企業調べたりを頑張ってもいいかも知れないけどね。