大河の一滴

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(5541)大平洋金属/東証PR/鉄鋼(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1555円(人々は挫折が続いてるし夢見てもまた挫折している。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
5541 大平洋金属 東証PR/鉄鋼 304.42 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
208.99 -72.99/-34.93% 1.35%/18年 - 0.42
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-8.81%/17年 #NUM! 0.09%/16年 -6.63% 4.52%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
1084/17年 -690/17年 393/17年 23.13/17年 -5.96%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
788.25 717.47 91% 0% 0%

 今日は分析。日経平均225銘柄をみて気になったものをチョイスして分析。日経銘柄ぐらいみてみようという意図。諸般の事情により比較はしばらくお休み。大平洋金属。合金鉄。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月07日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「低迷衰退」

業績をざっとみて、え?ホントに225?って再度確認したら225だった。

ニッケル中心。てか中心がド赤でなかなかひどい。

ニッケルはステンレスの主原料になるみたいですね。

(銘柄スカウターから)

業績右肩下がり感ある。

減収が続くし2012年以降まともに利益が出てない・・・のですが2011年以前は相当な高利益率ですね。2008年とかは営業利益率45%近くまでで。

過去の有価証券報告書で大幅減益の期などみるとLMEニッケル価格が下がりましたって書いてたりしてて(あと為替影響)、このへんに大いに左右されるスタイルのようには。

ニッケル価格の推移 - 世界経済のネタ帳

価格が低い2016年あたりド赤なのでやはりそのへん。

ただ、価格が上がってきてる目先でも業績が渋いので長引く苦境に戦う力を失ってしまったのかも知れないとは。

 

ROEなど、2015年に大幅後退ですがなによりニッケル価格回復してもまだ赤字ってのがしんどいようには。

このへんが理由かもしれない。ニッケル価格はあがるも在庫がない。売りたくても作れない。

ステンレスニッケルの需要は伸びるとは言ってて、そこに希望をみることもできるやもしれませんが、現状厳しいなと。

目先決算は以下の模様。

調達も販売価格も数量も環境に大いに左右され、それらがうまくハマると過去のように大儲けになるけど、だからそうはならなくなって久しいという感じで目先はニッケル価格があがっても他のピースがはまらなく赤字できびしい。

 

端的に評すならドシクリカルで今はハマってない。

ハマるときがあるいはくるかもしれませんね。今はそうではなさそうですね。来ないとはいいませんが。とりあえず会社も戦略的減産体制へとか言ってますし。

ということで計画でさらに大幅減収で計画から赤字ですね。

財務

資産はこらえてる。自己資本比率90%越え。

(IRBankから)

 

2016年に大幅資産減。減損切ってますね。

これですかね。

大平金、ニッケル減損で最終赤字拡大 16年3月期 - 日本経済新聞

ここで、固定資産400億から100億とかで300億吹っ飛んでます。

以降は横ばい。

流動も横ばいかな。

負債はまとめて68億に対し現金168億。

ということで財務はド健全。健全な財務で亀の子になっていろいろハマって大儲けできるときまで耐えているという感じでしょうか。

 

CF


2011年以前と2012年以降の景色が違いすぎる。以前は普通にCFでてるも以降はギリギリくらい。守ってればお金が流出して仕方ないって感じではないですね。

投資は近年は特に渋い。動かずじっと堪えてる感あります。

配当はしたりしなかったりでよくわかりません。あまりしたい状況にないようには思えます。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげ
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足というか年足レベルで2007年位から陰線続きで、普通に株安です。一応コロナ安値1292で以降安値更新はなく高値4590とかでてるのでコロナ以降は上昇に転じたできなくもないですが、2021年安値1531を下回る1492もマークで日経平均が強い推移する中での弱い225銘柄ってところで弱いのではないか。

コロナ安値1292を基準にこれ以上はないとかしてもいいかもしれんけど。


ファンダ的には、ニッケルステンレス系の原材料?メーカー。ニッケル価格とかの各種環境要因に大いに左右されるドシクリカル。大儲けになったり赤字連発になったり落差が激しい。そんな感じですが風が吹かなくなって10年ほど経ってます。業績もずっと渋いわけで、なかなか225のつらよご・・・とか思ったけど意外に財務はド健全で、ずっと堪えてます。また風が吹くときまで立ってられそうな雰囲気はあります。風が吹くかはわかりませんが、現状は減産などさらに亀の子で冬に耐えてる印象。

評価。

PBR0.4。低評価。赤字計画なのでPERはなし。もちろん大平洋金属としても低PBR。

なにげにBPSなどは減らさずに耐えており、いろいろハマって風が吹くならPBR0.4は報われるだろうなあとは思う評価水準ではあります。実際過去のそういうときはPBR0.4よりずっと上のPBRです。

まあでもそれが来るのか。いつ来るのか。なんですが。現状のところ会社はまだ亀の子ですけど。気に留めておいて風が吹いたと思ったときに拾っても間に合うかもしれないし、日経225外しされたときとか株安にでそうですがなにせPBR0.4とかですでにかなり評価底辺なのでそういうときに狙うのがいいかもしれません。

いずれもいつ来るか?どころかホントにくるかもわかりませんが。

あと個人的には225外した方がいいんじゃないかと思います。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=5541

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5541

IRBANK:https://irbank.net/5541

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

使っているipadminiの液晶の破損が進んでて使えないことはないけどなかなかしんどい状況になってます。

買い替えも中古でも同機種は高いし現行はもっと高いしモデルチェンジもしそうだし、我慢して使うか買い替えか?とか悩んでましたが、手元にXiaomiPAD5があるのを思い出して、しばらくこれをメインに使おうかなとひとまず。

それでSIMが入らないのでSIM入れるモバイルルーターとXiaomiPAD5用のケースやらフィルムやら手配。

自分としては10インチ級は大きいしSIM入らないとかGPSないのはマイナスなので、どっかで買うだろう8インチ級のタブへのつなぎですがXiaomiPAD5は性能はいいのでしばらくそうしようかと思います。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表