大河の一滴

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(7762)シチズン時計/東証PR/精密機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:889円(人々は、なくしたものを拾おうとしてるが、拾えても長期に進めてはいない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
7762 シチズン時計 東証PR/精密機器 2613.66 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
3100 250/8.06% 5.61%/18年 11.5 1.03
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
-0.48%/17年 6.25%/17年 -0.78%/16年 8.92% 3.35%/18年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
4184/17年 -3346/17年 838/17年 49.28/17年 5.56%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
3899.82 2241.79 57.5% 4.5% 51.73%

 今日は分析。日経平均225銘柄をみて気になったものをチョイスして分析。日経銘柄ぐらいみてみようという意図。諸般の事情により比較はしばらくお休み。シチズン時計。時計・・だけじゃないみたい。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年06月06日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財できず」

時計屋・・って思ったけどそれだけじゃないようですね。セグメント。ですが時計は主力ですね。

(銘柄スカウターから)

工作機械はこういうの。デバイスは以下のような機械で作る部品群といった印象。

他にもプリンタとか健康機器とか意外に時計以外にもいろいろしてる。まあシチズンのプリンタとか見たことないですが。でもレシートとかに強そうな雰囲気。

電子機器他| シチズン時計株式会社

もちろん時計発祥で精密機器である時計を作る過程で時計を作れる機械も売ったりその道具で作れる部品も売り出したのだろうという感じは受けます。

 

まあ、でもそれはそうとして業績は長期に足踏み感ありますね。1999年からみても横ばいという印象。もしくは後退。

ただ利益はわりと堅実に出してて営業赤字は2021のみ。・・・純損失は2002、2009、2013、2020,2021と散発的に特に環境悪いときに出がちでこれはあまり強い推移ではないですね。環境に左右されるシクリカル味はあります。

その結果長期にBPSも増やせてないBPS成長とっても -0.78%/16年とマイナスです。
その意味で現状維持でいっぱいいっぱい長期に企業価値を向上できてないが率直な印象です。


要所2013純損失「中期経営計画 「シチズングローバ ルプラン2018」 に係る構造改革への引き当てとして、 236億円の特別損失を計上した結果」・・まあ2018みるとちょっと効果あったのかな。

2020は減損で純損失。

シチズンの20年3月期は166億円の最終赤字、設備減損で 赤字決算 - 不景気.com

2021は営業赤字に減損に退職金にコロナウィルスといろいろ重なり。

という感じに伸びないし、環境悪化で業績悪化は資産減損に及びさらに業績下げるみたいなことになりがちでいろいろしんどい製造業というか、頑張っていろろやって長期に進んでません(BPS増もない)という感じに見えます。

 

そんな中で、前期は増収増益決着で計画も増収増益で一見好調そうですが、より長期にみると進んでる感じでもなくいろいろ足踏み中なようには。これから進むのかもしれませんが。計画はたぶん保守より。でも厳し目になると下ぶれする感ある。

あとは製造業あるあるですが、ここも増収時に利益率があがり減収時に利益率がより下がる感あるのでいろいろ売上大事。

 

財務

資産推移。現状維持でいっぱいいっぱい感ある。いちおBPSくらいは増やせてるとはみれなくもないが。

(IRBankから)

一応有形固定推移くらいみると、800億くらいでいうほど固定比率高くないかな。有形固定増えてる感じじゃないですね。

ということで会社は成長すべく投資を進めてるとかはなさそうってなりますね。流動くらいも維持でなんなら総負債も維持くらい。

もう正しく現状維持が続いてそうな推移ですね。

 

CF


営業CFは出てますね。ここはさすが。FCFも一応だいたい出てます。長期平均も49.28/17年で一応プラス。

・・これまでなかなか冴えないなあって感じですがここで一つ美点が。還元頑張ってる。自社株買いとかもしてるね。

ということでBPSが増えないは、還元頑張ってるからにはなり、蓄積しないように還元してるから蓄積しないはそうですね。

ただ、目先還元<長期平均FCFになってて、現金も減ってるので目先はペースを維持できない還元水準になってるところはありそうです。

配当70億に自社株買い300億に対して現金800億ほどあり目先配当は維持来そうですが有利子負債も普通に650億ほどあるのでさてさて感は。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげ
日足であげ

確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、週足くらいでいかにも順調な上昇だけど、月足では2015年から2020年の下落からの上昇で年足レベルで2007年から高値安値を切り下げてる下落の中にあるとは。2014年の高値1010を超えると年足下落返上感でますのでいろいろ基準はここかなと。

それを踏まえて目先週足733をみて週足上昇続行をお祈りする感じでしょうか。

 

ファンダ的には、時計中心に工作機械やその他の精密機器部品メーカー。

長期に業績は足踏み感あり、環境悪化で順当にダメージも受けるし強さとかは感じませんが堅調に営業利益くらいはだいたい出せる程度で、BPSあたりは伸びておらず長期に価値を向上してるとも見がたい現状維持でいっぱいの企業・・・ってのは余裕は全部還元に振り切ってる故みたいなところがありますが、配当性向40%ちょいくらいで蓄積する余裕が無くなる程度なので、やはり低収益で冴えない製造業味はあります。

目先好調感あるもこれまでの歴史をひっくり返して今後は成長でこれまで出たことのない利益が出たりするともし難いかなあって思うところで、となるとやはり環境悪化に弱い現状維持でいっぱいいっぱいのシクリカルな製造業以上にみるのは難しいか。

評価。

PER11のPBR1ほど。シチズンとしては上も下もって感じですがここ5年くらいではもうわりと高PBRです。それ以前にもっと高PBRもなかったわけじゃないですし、日経が上に向かえばまたより高PBRも許容されるシナリオもありそうですが、会社があまり進んでるとはみなせないなら上はどこかで見切るようにしないといけないなあとは思ったりします。・・まあ上もあるのでないとは言えませんが、上狙うならもうほかの考えたほうがええんでないか?とは思ったりします。シチズンがこれまでのことを返上しもっと良化するぞという根拠とかあるのでなければ。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7762

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7762

IRBANK:https://irbank.net/7762

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

はい、もう通常運転。日経調子いいね。持ち株もあがるといんだけど。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表