大河の一滴

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(4722)フューチャー/東証PR/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1765円(人々は休憩は長いが長期にはしっかり進んできてる。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4722 フューチャー 東証PR/情報通信 1682.54 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
595 138/23.19% 13.7%/16年 16.18 3.2
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
5.56%/16年 13.54%/16年 11.41%/15年 21.56% 16.1%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
635/16年 -158/16年 477/16年 29.79/16年 16.44%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
578.57 448.27 77.5% 2.27% 36.67%

 今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで、連続増配9期以上かつ10年営業利益10%以上のもの(対象72銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。堅実に還元を増やしかつそれを裏付ける増益もなしているものを拾う意図。フューチャー。フューチャーアーキテクト。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年12月12日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

フューチャーアーキテクトを中核とする独立系のITソリューショングループ。

IRライブラリ | フューチャー株式会社

決算説明資料などみてると、いかにもシステム受注開発っぽい事例が並んでますが原価率などみると、以前はわりと労働集約っぽいけど、近年の原価率50%はあまり受注システム開発ではでなさそうな水準ですね。

これは相当付加価値の高いことしてるとか、継続開発の要らない定形のソフトを多く組み込んでサービスしてるとかはありそうですがよくわかりませんでしたとさ。

 

従業員みると、これは一人あたりの売上推移あたりは変わらず、労働集約感あります。

ただコロナ以降は一人あたり利益を大幅に落としていて資料でもテレワーク率など高くて、上記の原価率推移などみてもコスト削減が上手いというか継続的なコストダウン努力してそうなだなあという印象はうけます。

テレワーク率90%は最大にしても高い。その他育休とかも取得率高めとか休暇多いとかいろいろ先進的な取り組みしてそうな。

 

例えばの事例。金融のシステム開発っぽく。このへんとか伸びない一人あたりの売上あたりからたはり受注してシステム開発する労働集約なスタイルではないかとは思うところだけど。

雑誌のデータ解析営業支援。

たぶんですが、グランドデザインとか設計が高付加価値/高単価/高利益率なのではないかと憶測。このへんの比率が伸びることで、あまり受注開発系にみない低原価率まできてるのではないかとは・・まあ推測感が強いですが。

 

 

ということで、業績。元々利益率など二桁維持でそこそこ以上優秀でしたが、目先は20%越えてきてます。売上は毎年増収ってほどではないけど長期でおおよそ成長でしょうか。


ROEも15%程度くらいから20%に届くところまで。ROAもだいたい二桁。BPS成長とると 11.41%/15年。ROE伸びてるのでEPSはもうちょっと上。

銘柄スカウターITで10年利益率ROAPBRで営業利益率ソートすると365社30位、ROAでも29位でIT系の会社でも上位の利益率にROAとはなり、これはより上位にオービックとかeBASEとかラクスとか、開発した定形ソフトを販売するシェアとると利益率とかぐいぐい伸びるやつも含んでるので、もともとITで上位10%グループですが事業性考えると、受注開発ではもっと上位では?という。混ざるので区分け難しいですが。

26位から。野村総研がまあ事業性近そうな中でフューチャーの方がより高ROAかつPBRで半分近くとはみれますね。NSD比較だとにたようなもん。

総合かなり優秀なんじゃないかという印象はうけますね。

今期は3Qまで速報出て「当社においては多種多様な顧客から案件を獲得したことに加え、中長期的な成長に資する大型プロジェクトが進行した結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間は前年同期比で売上高及び営業利益は増収増益」だそうです。

2Qだと増収増益。二桁乗るくらいですね。高成長なたぐいではなさそうですね。

 

財務

資産増。高自己資本比率。有利子負債もなし。

(IRBankから)

前期末総資産579億で有形固定11億。

流動388億に現金266億に投資有価証券128億で資産の半分以上水物で、資産構成はソフト会社だなという印象。

負債まとめて130億。なんら問題ない。

 

CF

 

 

現金すっ飛んでますね。営業CFも近年の好業績で跳ねてますし、FCFもだいたい出てて絵に書いたような順調なCF。

還元は配当性向で区切ってそう。35%前後。スクリーニング通りで連続増配。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげてもみあい
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期に株高。2011年くらいからみておおよそ上昇ですね。その中で週足レベルでは2021年に914から2185つけてずっと、1300~2000くらいでずっと調整入ってる感じですね。会社が順調前提ならいつかはまた上を破って上昇にくるだろうとはみれるところでそれがいつかを測る感じでしょうか。

基準は下は1422と1286あたりをみて、2185とか1913越えを狙う感じですかね。


ファンダ的には、(たぶん)システム受注開発。長期に安定的に成長が続いてます。と、原価率とかシステム受注タイプとしても目を引く低原価率でそれもありROEROA利益率などこの手の企業としては抜けた水準にもなってきてる印象。コスト削減上手いのでは?という印象をうけますが詳細不明。ですが目先まで順調でIT企業の中でも上位の方に優秀だってのは間違いないところかとは。

財務もCFも優等生。問題など。ただし高成長ではないですね。

評価。

PER16のPBR3.2ほど。PERで16ほどは状態から見ると優秀な割に評価があまり進んでないとは。利益率にしろROE水準にしろ市場平均からは抜けてるのは疑いないなかで市場平均PER?の15ほどとは見れなくもない。一方PBRでは十分高PBRで評価されてるともみれますが。

フューチャーとしてはPER16ほどはよくある水準。高いときは30くらいあるので上はあるとはいえるけどPER10くらいもあるので下もあるかなくらい。という感じでフューチャーとしては特に安くも高くもないって感じですがそれを維持しながら成長して株高してきたところはあるのでそれでもいいとみれるか?とか、近年は業績水準あがってもPER高くもなってないのでそのへんの修正が来るとエスパーしてるならひろうのも。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4722

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4722

IRBANK:https://irbank.net/4722

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう年末で追い込みですね。しかし特に言うことなんて。

あ、リアルフォース買いました。

ビックカメラで半分くらい優待でした。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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