大河の一滴

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(4719)アルファシステムズ/東証PR/情報通信(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2764円(人々は、長らく続いた政権は大混乱に陥っている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
4719 アルファシステムズ 東証PR/情報通信 388.41 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
360 43/11.94% 10.4%/17年 13.2 0.95
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
2.49%/17年 2.85%/17年 2.81%/16年 7.39% 6%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
359/17年 -80/17年 279/17年 16.41/17年 6.14%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
481.66 397.75 82.6% 2.53% 33.43%

 今日は分析。今週は体調が悪い気がしたので軽い分析を二週連続。2023/11/24に銘柄スカウター10年スクリーニングで売上営業利益過去10年最高更新かつ、PBR総体水準で5年で0-10のものから(対象123銘柄)気になったものをチョイスして分析。今年で好調なのにここ5年間であまり評価されてない場所にあるものを拾う意図。アルファシステムズシステム開発としか。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年11月27日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

独立系のシステム開発会社。

「通信キャリア向け基幹系通信システム(ノード、モバイルネットワーク、ネットワーク管理)、オープンシステム(公共・流通・金融分野の業務システム)、組込みシステムの開発。とかですが詳しくはなにを開発してるのかはよくわからない。

 

ではありますが長期業績は大きく成長であり、特に2013年以降は増収続き。過去は2004あたり2012あたりに減収もあります。赤字は営業損失純損失ないですね。わりとよくある安定的なシステム開発会社。


ROEなど。BPSは右肩。ROEは下がる局面もあるも長期で結構安定的で挙がる傾向も認められなくもない。とはいえBPS成長率2.81%/16年は物足りない気もしなくもないし平均ROEの6%/17年は高い方でもなく、この辺からは堅実で安定的だけど地味で凡庸な印象にもなる。

システム開発会社なので原価率とか。原価率高めでこの辺は労働集約な受注開発感。原則スケールメリットなどほとんどなく、案件受注して人をとってなんぼというか、人を取ってなんぼでしょうか。

人はとれてますね。で、一人あたりの利益も向上で売上も微増感

たまには年収もみてみようか。年収も上がってないこともないですね。一人あたりの利益も上げながらなとなりそうです。

 

ここまでみていてずっと前期まで順調じゃね?って話になりますね。

・・ですが今年はかなりの株安で、起点をみると5月決算時のようですね。決算自体は増収増益で業績予想も微増でわずかながらも増収増益で地味ではあるが、ちょっと以降の株安につながるほどでもあるかはわかりかねるくらいですがここですかね。見通しで「、次期に見込まれる大型案件の縮小等の影響により、第1四半期に一時的な稼働減を見込んで」それで1Q2Q微妙なものは出てきてますが、現状大きく業績が後退という雰囲気でもないなか、かなり株価だけ大きく後退感。

とはいえ、決算短信などは詳しくないし、開示姿勢も以下のように最低限感あり、決算説明資料などもなさそうと、基本投資家に塩対応な社風は垣間見れ。これでいちどなにかのタイミングで株価が崩れるとそれが続き・・みたいな憶測はできますがさて。

それで目先さすがに株安に会社もビビったのか、どうやら初めて決算説明資料を出してきてますね。

IRデータ | 株式会社アルファシステムズ

 

資料では「一部の大規模案件で、開発計画の変更があり急遽4月以降の開発体制が縮小に第1四半期に一時的な稼働減が発生通期の増収幅は前期比で縮小予測〜事業環境は堅調なため、商談量は十分特に公共分野の拡大を見込む体制増強を継続し、業績を拡大」とか言ってて今年は調子悪いところはあるけど、大枠堅調だとは言ってそうな・・?

 

そういうところはありましが2Qは渋いですね。長く続いた成長が止まったとも読み取れなくもないくらい。近年の会社計画は保守的な印象。

 

財務

中身見る必要なくね?感すごい。

(IRBankから)

有形固定資産93億。地味に減ってる。たぶん昔建てたビルかなんかずっと使ってる。現金230億で右肩感ある。負債全部で83億で現金以下。

問題ない。有形固定こんなになくていいかもだけど、別に減ってるし問題というほどでもない。

CF

 

だいたい営業CFでて設備投資自体少なくだいたいFCFもでる。長期平均16.41/17年とか。PCFRでみるとたいしたことない。近年はもっと水準上がってるんでもっとPCFR低く出るとは思うけど。

還元は配当性向30‐40で来てて現金も積んでるけど、減配もありというか、記念配のぞくと減配ないかも。

 

月足週足日足の値動き判断

月足で伸びてきたのが崩壊
週足であげっぽいのがさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2011年808から2022年5050までかなり一貫として順調な上げ。も、2023年5月に崩れた感があり以降は続落で目先2648でだいたい高値半分近く。長年の上昇トレンドが崩れた形だがどうみるか。超長期ではあげとみて、2020年コロナ安値の2200あたりを基準に逆張りとかは考えられますね。ではあるけど、月足でも崩れた感はあるのでトレンドを追って順張りというスタイルではもう狙いにくく、下げ過ぎを測ってリバ狙いか、バリュエーションも踏まえての逆張りになるかって感じでしょうか。あるいは超目先の2648を切らなければ反転だみたいなスタイル。等々その他からお好みで。


ファンダ的には、よくあるシステム会社。受注して労働集約でシステムを開発。利益率やROEなど凡庸寄りというか目立つ存在じゃないし傑出してる感じでないけど、長期に伸びてて堅実で安定的。なにげにながく増収増益が続いてきてる。今年は鈍化感あるもまだ増収増益の計画ではある。財務もど健全な部類。CFも安定的で大きくは増配しながら現金も積むくらいで。総合抜けた感じではないですけど堅実で安定的ですねって感じ。

一方開示は最低限、決算短信でも分量多いわけでもなく、還元も渋くはないが増収増益しながら(記念配はあるが)減配もあり、基本あまり投資家の方に向いている感じじゃなく、塩っぽい印象。そんななか目先の株安に慌てたのか、決算説明資料をおそらく初めて突っ込んできたのは変化の表れか。

今期は前期まで順調じゃないけど、おおよそ堅調じゃないですかね。

評価。

PER13のPBR0.95ほど。今年は会社がおおよそ堅調・・(堅調と判断しました)なのに大きな株安をくらってて解せないとはなるんですが、今目先のバリュエーションをみるに。堅実だけど抜けた感じでもないそして投資家に塩っぽいなどを加味すると、PBR1ほどのPER13とかは結構よくある感じというか、むしろここがフェアバリューみたいな印象をうけたりします。

というか、これが去年あたりPER25ほどの評価を受けていたのが解せないとはなりますね・・・。一つの仮説として長期に業績が安定堅調で、株高もそんな無理もない上昇トレンドであまり調整をする機会がなく長い間にかなり高評価帯まで突っ込んでしまったところに、やや微妙な決算がでてきて、それがこれまでの調整のなさを精算する展開になったのではないかとは。(個人の感想です)

といことで、大きく下がるほどの業績悪化ではない中で、長年進みすぎたものの精算が一度に集中したのではないか?と思うところで、それでみると、上記のようにもうわりとフェアバリュー帯なのではないか?とも思うところで、会社が大枠堅調であるのが前提も意外に反転のときもちかいかもしれませんとは。短期に大きな株安もした感もあり反転に出ると妙味ある展開もまあ考えられないこともないです。

一方で、目先は普通に株安でこのまま下げる方のオーバーシュートにそのまま突っ込むもまた考えられるので、そのへんどう考えるかですかね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=4719

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4719

IRBANK:https://irbank.net/4719

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございません。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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