大河の一滴

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(3416)ピクスタ/東証GR/小売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:846円(人々は。生まれてなんのいいこともなかったが、まだ目の力は消えてない。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3416 ピクスタ 東証GR/小売 19.43 2023/12予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
25.9 2.91/11.24% 5.1%/10年 7.01 1.8
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
12.72%/10年 #NUM! 52.42%/9年 27.73% 36.6%/10年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
18/10年 -9/10年 9/10年 0.94/10年 5.07%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
23.35 8.85 37.9% 0% 0%

 今日は分析。2016/2/12と2023/11/17のKABU+データを市場統計推移記録表等にかけて、2016年からROE上昇、ROE双方で10%以上かつ2016年からPBRを下げている銘柄(該当60銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。チャイナショック(2016年)最安値時より状態を維持しながら当時より評価をさげているものを拾う意図。ピクスタ。写真素材販売。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年11月24日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「増収鈍化も増益?」

写真にまつわるサービスいろいろ。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

写真素材・ストックフォト | 日本最大級の画像素材サイト - PIXTA

 

出張撮影・出張カメラマンならfotowa|子ども・家族の専門で安心、自然でおしゃれな写真撮影

近いと思うけど

法人向け出張撮影「PIXTA オンデマンド」 | 商用写真・動画のカメラマン

あと

写真素材・画像素材-自然でおしゃれならスナップマート | Snapmart

 

大きくは写真をプラットフォームに集め、それを販売して手数料とるスタイルがPIXTASNSで使う風味なのはSnapmartで、カメラマン派遣で手数料がPIXTAオンデマンドに家族子供風味がfotowaってなりますかね。

セグメントみるとPIXTAしか利益出てないですが、PIXTAは高利益率ですね。

ほかやめろとも思われそうですが、PIXTAに写真を提供してくれるカメラマンを引き止めるためのカメラマン派遣は要るのかな?という印象。SNS向けもSNSマーケが盛んですしあと少しで黒字化というか伸びてもない感じですかね。

 

 

業績。

2019年まではわりと伸びてたけど、以降は足踏み感が強い。

一方で2020年から増益が続く。印象としては成長を追ってたけど、諦めて利益を取りに来た流れには。


BPS増えてる感じでもないけどROEはそんな低くもなく、この辺は主力のPIXTAのWEBプラットフォームの筋の良さは感じます。

 

筋のよさ。下がり続ける原価率。

減収で薄利の2020「当社グループは当連結会計年度を「新規事業の成長加速の年」と位置づけ、PIXTA事業を継続的に伸ばしつつ、新規事業への投資を継続し、成長加速に向けて取り組んで」とかしつつも「PIXTAの単品売上は昨年の水準には届かず、PIXTA事業全体で前期比3.9%減となりました。海外事業においては、第2四半期決算時の決算説明資料にて公表の通り、事業ポートフォリオの見直しを行い、現地の拠点を縮小」で他の周辺事業もコロナもあるけど振るってないですね。
この辺ではいろいろやって成長を加速させるぜ的な見通ししてますね。

2021は伸びてますね。トーンとしては2020と変わらない感じ・・ですが。

2020年の決算資料にあったミルフィーユが2021年にはなくなって

かなりトーンダウン?したものが2021。

2022さらにトーンダウン。

 

成長から利益よりに主軸を変えて来てるのかなあ?って思ってましたが、結構消極的な目標後退感は。

とはいえ増益で、以下みたいな理由がありそうです。

 

定額プランによる単価後退。PIXTAの売上自体は若干後退。

その上でコスト減を進めてて、やはりこの辺は成長は諦めてコスト減で利益をだしていく方向性に向かっていると。

まあそういうかんじで、定額化が進み安定化が進んでいるとは言えますが、増収がとまってる感もあり、増益はあるかもだけど成長はないという停滞蓄財の方向性には。

一応目先増益の修正「費用の抑制により期初予想を上回る見通しとなりました。費用の予想に関しては、人員配置の見直しによる人件費の減少、広告効率向上による広告宣伝費の減少などが影響」

まあ停滞蓄財ですけど、ROE20%は下げてないですし、このへんの推移だとめっぽう優秀な停滞蓄財で、やはりこのへんはだからWEBプラットフォームのすじのよさ。

 

財務

財務いいのでは?って思ったけど意外にひくい自己資本比率。有利子負債は少ないね。

(IRBankから)

資産23億で流動21億現金14億売掛5億って感じで資産はだいたい現金、売掛。

有形固定は0.2億くらいで、ほかいろいろ。ソフトウェアあたり大きめ0.6億。

負債は14.2億で流動負債13.6億とかでほぼ固定負債なし。負債は契約負債5.8億、買掛4億に未払い1.7億とかで、契約負債は「商品やサービスを提供する前にもらった負債」で

これはほぼ定期契約のものとおもわれるところで、やっぱり財務いいですね。

というか現金≒負債くらいだし。・

契約負債はばんばん解約されて返金・・とかも「お申し込み後の契約期間短縮や途中解約はできません。」みたいなのでこれは事実上の負債ではないですね。なにかの理由でサービスが継続できなくなるなら、返金だーって話になるかもだけどとても考えにくいし。

 

CF

 

というわけで営業CF安定。投資もいらないのでFCFでるし、現金がどんどんつまれていると。

無配。2022に自社株買いしてる。今期3Qではお金増えてますね。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげ
週足でさげて反転味
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、わりと上場2015年から下がる一方。2784から660までかなりひどい。そのなかで週足レベルでは反転感でてきて日足レベルではあげてる感じな推移。

週足レベルでは660、709あたりが基準になりそうで目先日足で787、836ちとかをみて日足上昇継続、週足上昇継続で月足まで発展できるか?を測る感じで。

 

ファンダ的には、カメラマンから写真を集めて欲しい人に素材として販売するWEBがプラットフォーム。あとはカメラマン派遣マッチングとかもあるけど飾りというか規模小さくて赤字というかカメラマンつなぐコストではないか。

業績は伸びてたけど、鈍化してもう横ばい感。その中で成長を諦める方向にきてるようで、成長よりはコスト減で利益が出てきてる感じはある。

まあ総体として、グロースから停滞蓄財な感じに突っ込んできてるようには。その筋で考えると、実はかなり筋のいいCFマシーンにはみえます。ROEも一応高水準にみえますし。まあこういうのは得てして続かないケースが多そうですが。

財務は自己資本比率ひくいですが、かなりの理由が定期契約による、奉仕の負債であまりお金的負債じゃない感。というか解約を許してないのでこれでお金を返すってのがかなり考えにくく事実上のピカピカ。CFも安定的で、このへんはWEBプラットフォームのCFの筋のよさが存分出ている感じには。

評価。

PER6.6のPBR1.8ほど。でてるROEとかからはさすがに低PER帯ではないか?と思えるところまで。減益がなければもうさすがに下もあまりないのでは?とは思える水準ではあります。もりとんPIXTAでも最底辺のPERですね。同時にPBR1.8ほどは成長ないと高めにも思える水準で、減益でPERあがると即株安に繋がるくらいのようには。かなり業績次第かとは。定期契約増えてるのと、コスト下げる方向性であまり下は出てきにくいようにみえるというか実際上方してきてますがさて。

あとは還元ですね。現在無配ですが実績として平均FCF 0.94/10年でこれはコロナ以前の投資も結構してる頃もはいり、年2億近く来るかもしれないとみると、PCFRで10とかになり現金も14億と多く、これらが還元に向かうならかなり景色が違ってくるようには。

ですが無配。このへんは「事業基盤の整備状況、今後の事業展開、業績や財政状態などを総合的に勘案した上で配当を検討していきたい」だって。

あと一応優待あります。カメラマン呼ぶの安くなりそうです。

 

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3416

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3416

IRBANK:https://irbank.net/3416

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

12月になりました。今年も最後。はやいものでとかいうと歳を感じますが、歳なので早く感じてしまいますが仕方ないっすね。そんなもんです。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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