大河の一滴

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(3772)ウェルス・マネジメント/東証ST/不動産(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1253円(人々は、躁鬱ながらもなにげに前に進み続けている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
3772 ウェルス・マネジメント 東証ST/不動産 236.99 2024/03予
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
200 70/35% 6.7%/17年 5.18 1.52
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
20.45%/17年 #NUM! 19.15%/16年 28.96% 11.5%/17年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
68/17年 -117/17年 -49/17年 -2.88/17年 8.36%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
499.04 157.84 31.6% -% #VALUE!

 今日は分析。2016/2/12と2023/11/17のKABU+データを市場統計推移記録表等にかけて、2016年からROE上昇、ROE双方で10%以上かつ2016年からPBRを下げている銘柄(該当60銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。チャイナショック(2016年)最安値時より状態を維持しながら当時より評価をさげているものを拾う意図。ウェルス・マネジメント。不動産・・ではあるね。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年11月21日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「近年加速」

「2023/11/28追記。

結構以下の諸々の前提になってたサムティとの提携解消が発表され・・・

サムティ[3244]:ウェルス・マネジメント株式会社との業務提携の解消に関するお知らせ 2023年11月27日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

ということでいろいろ前提が変わってある意味過去の産物ですがそれでも良いというのなら。」

 

 

 

こういうの。

 

セグメント。上記で比率小ささそうな不動産が比率大きめだから気をつけて。ホテルも売上はそこそこ大きい。でも利益はほぼ本業?のウェルスマネジメントですね。

(銘柄スカウターから)

ちなみに、スクリーニングで拾った時点ではウェルスナビと勘違いしててそんなにPBR下げたんだ?って思ったけどマネジメントだった。

2016年あたりを見ると、ここくらいにホテル運営始めたっぽいですね。

ぐいっと延びてる2018。「は外部投資家と共同で出資する特別目的会社を通じて保有していた大阪市北区堂島ホテルについて、当該特別目的会社堂島ホテルにかかる信託受益権を国内法人に譲渡したこと」で、売却もカウントしてそうで以下。

2021は売ったのでホテル後退ですね。

2022は不動産で「に京都東山SIX SENSES ホテル開発プロジェクトにおける不動産信託受益権譲渡、2022年2月に京都東山Banyan Tree ホテル開発プロジェクトにおける不動産信託受益権譲渡、2022年3月に芦ノ湖畔ホテル開発事業における不動産信託受益権の譲渡等により前連結会計年度と比較して売上高及び営業利益は大きく増加」で不動産跳ねる一方で、ホテルも開業が重なり規模も増えと。

2023でアセットマネジメントを加えてますね。不動産の一部を切り分けたようです。

 

と、不動産は売り買いを繰り返して大きくなるやつで、ホテルもいきなり売ってきたりして大きく業績伸ばしたりするもまた戻ったりしながらも開業増やして大きくはなってる印象で、売ったり買ったりが混ざるので業績の連続性は信用ならないけど、回転しながら規模は急激に延びてるぞという感じですね。

 

ということでぐいっと乱れながらも延びてる感じ。

延びてるけどだから業績の連続性が怪しい。

ではあるけど、利益率にしろROEも非常に高い水準まで来ててBPS成長などで、 19.15%/16年とか相当な水準と言うか、業績延びだした2018年からみると30.9%/5年とかぶち抜けたペースで企業価値?というか企業資産が増えてる感じですね。このペースが続くなら目先PBR1.5程度というのを踏まえて相当やばいです。これはいい意味で言ってます。

 

が、続くか?ですし、それが続くとどのようなところを見て判断するのがいいのかよくわかりませんというところでしょうか。

従業員あたりでしょうか。この推移を見ても上記業績とつなげるのは難易度高いなあというか不可能?とか思いますし。

(IRBankから)

ということで、難易度高いやつですね。四半期業績追うとかでも振り回されそうですし、ホテル運営数が延びてるか?とか、バランスシートの進捗で測るのがいいのでは?とは。もちろん周りの不動産市場やホテルの動向もみながらで。

あるいはもう宝くじとして、赤字がでるくらいまで気にしないとか。案外いい宝くじかもしれません。

2Qで増収で赤字。増収は+165%とか赤字も通期は黒字予定というか四半期では赤字のほうが多いくらいでここから何を読み取るんだ?とか思いますが。

赤字は不動産。資産売却がなかったからだって。

ちなみにホテル運営がここで説明トップに変わってますね。会社としては主力はもうこちらだという意識が働いてきてるかもしれません。運営ホテルも随時増やしている印象。

 

中期経営計画から

サムティと仲良くしたいようです。

中期経営計画 | IR情報 | ウェルス・マネジメント株式会社

等々ビジネスモデルとか現況とかいろいろ書いてるのでみてみるといいと思う。

あとは従業員的にホテル従業員カウントされてない感とか金融不動産とかにありがちなお金の動きの複雑さとかはありそうですね。

 

財務

財務悪めで資産増。自己資本比率とかそんな低くもないけど有利子負債比率はあげてきてるね。

(IRBankから)
前期末で総資産499億で流動474億でほぼ資産流動。転売と仕掛け販売不動産でおよそ350億。現金87億でだいたい商品と現金で資産の説明がつくタイプ。

在庫たる不動産は伸びてるね。ただブレがありたくさん売れるともちろん在庫が減ると。

負債341億。固定負債304億で長期借り入れノンリコース長期借入金で290億で流動負債はいろいろだけど、負債は300億ほど借り入れでだいたい、借りて商品を持っている感じで、不動産販売のBSですね。

ちなみにノンリコース借入金は金利ないというか事業のCFにそれが乗ってる。ある意味CFというか業績が犠牲になってるとは。

ノンリコースローン│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

借りて不動産を取得し、アセットとかにもして販売すると。ホテル運営はちょっとどうしてるのか読み取れない。あまりここに関する資産はなくBSに乗ってこないのかも。

それで、一応流動不動産≒負債で有利子負債<不動産くらいではあるので、財務は悪いけど、会社がなにかあっても倒産するとかそういうのはなさそう。いや、そんなことになったら株価はひどい目にあうと思うけど。

ちなみに目先2Qで在庫の不動産積んでますね。

CF

 


営業CF極端。在庫増えるとマイナスになる感じですね。投設備資はほとんどしてない。

要するに、不動産を回転売買してるだけにはなるね。CF的には。

配当は配当性向は地味です。不動産買うのにお金要るしね。

ですが優待もあってホテルに泊まれるようですね。まだ数は少ないけど、運営ホテル増やすようですし使えるホテル増えそうですね。あとEPS上げるのが還元だとも言ってますね。期待したいですね。あがるかはしらんけど。

株主還元(配当・株主優待) | IR情報 | ウェルス・マネジメント株式会社

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でいちおあげ
週足であげてもみあい
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、一応長期にあげで20166年くらいから140から1937までで高値安値で10倍以上には推移。その中で1372から304とかもあるし、半分くらいはしょっちゅうなのでそもそもやはり乱高下するタイプで乱高下しながらだから一応株高。

で、週足レベルでは2021年高値1937から三角持ち合い形成っぽいのが2022年安値1176を割り、持ち合い下放たれ感がでてますね。これであまりすぐの反転は見にくい所があるかもですが日足1136で一応目先反転ですね。これすぎると節目は945くらいで、1136,945あたりを軸に1708超えを測る感じでしょうか。


ファンダ的には、本質的には不動産販売。不動産を借りて仕入れてそれを販売、その回転で規模を大きくしている。その回転が進み目先大きく業績を伸ばしてきてる。ただ単価が大きくバンバン仕入れられる出るものでもなくそれが業績乱高になってあらわれるというか、業績の連続性を見出しにくく、業績が測り難いところはあります。

その中で目先は不動産よりホテル運営に力が入ってそうで、不動産も伸びつつホテル運営数も伸びる形になってはきてます。ただこれもたぶん流動資産にカウントされてそうでいきなりホテルも売ってきて規模縮小もありそうで、そういう業績が安定しなさそうなところをどうみるか。

長期トータルで見れば近年の勢いはすごく、相当な勢いで企業価値(ここではBPS)を伸ばしてきてはいます。でも赤字もあるくらい。

財務は悪いんですけど、不動産を借りて売るスタイルは仕方ないところもあり、一応負債≒不動産程度で、仮になりかあっても商品飛んで現金は残るくらいの財務状態。

CFは、不動産販売のもの。配当しぶいけど、優待をカウントすればそこそこの利回り4%超はありそう。

評価。

PER5.4のPBR1.5ほど。低PERでおよそちゃんと利益出すかもそして業績伸びると信じられてなさそうなPERでですね。これでもPER低いってわけでもなくPER4切りもあるので、もう下のPERはないという感じでもないです。というかタイミング次第ではPER2とかもあり得るかもしれません。とはいえPER5.5ほどはウェルス・マネジメントとしては比較的低PERで、これまで通りEPSが伸びるならめっぽう面白い位置にあるというか、EPS増分くらいの株高は期待してもいいかもしれません。

PBRでは1.5はどちらかと言えばひくい方くらい。コロナ安値くらいはPBR0.6近くまでいってるので、業績も不安定さ、測りにくさは株価の不安定さにつながるとはみてたほうがいいと思います。基本振り回される類だろうと思うところで、振り回されようとも企業価値上昇にかけるとみれるならひろうのもいいかもしれません。ホテル泊まれるし。

(追記)

これでサムティとの業務解消でかなりホテル事業の後退も見込まれますが現状業績修正もなく好業績低PERなところで株安も現状限定的ですね。自分はこの記事書いてホテル優待狙いで買って即提携解消来てひとまず前提が崩れたと投げましたが、しばらく様子見てそうでもないってなれば戻ってくるかも。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3772

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3772

IRBANK:https://irbank.net/3772

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないというか、今日はタブレットにつけてたSIMをJJIから楽天にした。

テザリングの頻度が増えてギガが心もとないことが多かったのと使用しているiPlay 50 Mini ProでなぜかIIJテザリングが働かず、SIMカードを外してモバイルルーターに付け替えるという作業をテザリングのたびにしててそれらの改善のため。

一応これで容量を基本気にしなくてよくなるし(20G以内で抑えるのは基本目指したい3Gは無理)のと無事テザリングも通信確認できたので滑り出し上々。

とはいえ初日感触屋内に弱い場合あるなとなるので、あるいは使い物にならないかもしれないけど。解約も負担ほぼないので(キャンペーンポイントもらえないくらい)気軽に使おうと思います。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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