大河の一滴

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(2651)ローソン/東証PR/小売(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:7302円(人々は、ずっと取りこぼしてきたのを急激に取り戻してきている。)

基本データ
コード 企業名 市場/業種 時価総額(億) 決算期
2651 ローソン 東証PR/小売 7323.91 2024/02予 I
予想売上(億) 予想営業利益(億)/利益率 長期平均営業利益率/年 PER PBR
10800 705/6.53% 10.6%/16年 15.55 2.64
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 予想ROE 平均ROE/年
8.31%/16年 4.82%/16年 1.89%/15年 18.8% 11.6%/16年
長期営業CF(億)/年 長期投資CF(億)/年 長期FCF(億)/年 長期平均FCF(億/年)/年 実績ROA
20547/16年 -8848/16年 11699/16年 731.2/16年 1.83%
総資産(億) 自己資本(億) 自己資本比率(%) 配当利回り(%) 配当性向
13661.66 2812.5 20.6% 3.22% 50.04%

 今日は分析。2016/2/12と2023/11/17のKABU+データを市場統計推移記録表等にかけて、2016年からROE上昇、ROE双方で10%以上かつ2016年からPBRを下げている銘柄(該当60銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。チャイナショック(2016年)最安値時より状態を維持しながら当時より評価をさげているものを拾う意図。ローソン。ローソンとしか。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年11月17日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「いちおあげ」

国内2位の大手コンビニエンスストア三菱商事系。

セグメント。成城石井は子会社。

(銘柄スカウターから)

これがわかりやすいかな。統合報告書。

IR情報|ローソン公式サイト

 

業績。買収とかもしながらだけど、長期に増収。売上成長複利8.31%/16年とかで実は結構速いペース。も、利益率は落としてきてて、EPSでみていいかは微妙だけど、 複利4.82%/16年のペース。それが目先は利益率回復してきて、過去の営業利益率14%程度まで戻せるのなら利益も売上並みの成長速度がでるだろうとはみなせますが・・

ROEなど。これも2015年あたりから2021まで後退があって、以降は急回復でROEで言うと過去の好調時に準じるあるいは以上でつまりは2021-2023くらいにどういう変化があったのか?が焦点なのかなとは。

 

2018あたりから利益率低下要因をみてみると・・

2018年でクラウド移行をしようとして手間取って減損とかだしてたり2019年でITコストがかかっていたり

2020で、コスト削減施策未達な一方でIT投資一服感。

 

その上で減収の2021年減収でチャージ利益(つまりロイヤリティ)が大きく落ちてますね。IT投資一服もコロナが襲来と。

「お客さまの生活スタイルの変化や購買行動の変化が進む中、生鮮野菜・冷凍食品・日配食品等の品揃えの拡充強化等により新しい需要を取り込んだものの、不要不急の外出自粛要請等の「人の動き」が制限された影響が大きく、計画を下回った。 」

2022はコロナがおちつきチャージ収入改善に販管費がコストかかった感じですね。

2023はチャージ料がかなり回復し、光熱費上昇などのコストを吸収した。

 

それぞれの要因は絡みそうですが、大きくは嵩んでいたIT投資をこなして、コロナで後退もしたけど、コロナが回復し、投資の成果かチャージ料が目先どんどん増えているような流れには思えますがどうか。(あまり自信なし)

 

それで今期2Qでチャージ料改善しつつマーケ費用は計画より抑えられてるかんじですね。

上方修正もはいりました。

「国内コンビニエンスストア事業のローソン単体の売上が堅調に推移した一方、電気代負担が当初の予想を下回りました。加えて、海外事業・エンタテインメント関連事業の好調を主要因として前回公表計画を上回りました。2023 年度下期についても、ローソン単体における電気代負担が引き続き当初の予想を下回る見通し」

 

それで、2Q大きく増収増益ですね。それで目先の計画が達成されると最高益とはなりますね。利益率は回復しきってないですが、最高益とはなり感じです。

と、低迷期?を脱し回復期に向かってる感じで、投資をこなしてコロナを越えて投資が行きてきたとは見れるのではないか?とは。

過去の利益水準まで戻るかは不明ですが。

 

そのへんの裏付けというか。一店舗あたりの収益性改善が進んでいるようです。

 

財務

IRBankが正しくデータとれてないっぽいのでGMO代用で雰囲気で。

直ったようです。

 

 

 

GMOクリック証券から)

目立つのは2019「株式会社ローソン銀行が、2018年8月10日に銀行業の営業免許を取得し、10月15日にお客さま向けサービスを開始」とかもあり現金とか大きく増えた結果。もちろん長期借り入れとか未払い、預り金など大きく上昇。

2023は・・これはGMO側のデータが間違ってそうですね。決算短信では以下。

資産構成はあまりかわってないとなり、IRBankも間違ってるのでなにかデータ取得上のトラブル要因とかありそうですね。

大枠だと銀行始めてBSが膨らみややこしくなってますし自己資本比率なども後退で、見た目悪くややこし行くなってますが、このへんはあくまでコンビニサービスとしての金融業とかになりそうで、貸出もほぼなく(負債の銀行預金はある)、セブン銀行などに近いATM手数料稼ぎとか決済アプリに便宜を図るみたいなもので、財務健全性は、業績、あるいはCFでみていくのが妥当ではないかと。

ちなみに業績だと1999年から赤字ないです。

 

CF

 


営業CFずっと出てて、FCFもほぼ常にプラスですね。まあでもこれも金融の影響大きそうなのと、今期でIFRSに変わってるのでそのへんで連続性を見るに適してないかも。

まあ健全性は問題ないと思う。業績もあるし過去のCFもあるし。

配当は配当性向50%目安とかいってる。減配もあるので留意点。

 

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげからあげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2011-2016くらいで上昇で、3200から10280まで。も、以降は2022年4210円までかなり一方的な下落トレンドできたのが、20222年後半からは反転し以降は順調で、目先週足だとかなり順調な推移。

2023も7月決算で跳ねた印象で。目先も高値をとってきてる感じですね。やはり週足の上昇くらいに乗るという視点がいいのではないかとは。となると、6585を基準にみて7389を更新狙いして週足上昇継続するかをみていく感じでしょうか。


ファンダ的には、ローソン。成城石井あたりも配下。

増収はするも、ながらく利益率低下していたが、IT投資などが一服し、コロナも越えて利益率とか一店舗あたりの収益性も改善してきており、今期で過去最高益のみこみのところまでで、この傾向が続き過去の利益水準までというかROEでみると過去の水準破ってきてそうなところまで。目先も順調そうです。

一方で、銀行業を始めてまたIFRS移行もあり、BSとかCF計算書がややこしくまた推移を確認し難くなってつまり状態判断難易度があがっていてこの一つの留意点。もっとも業績がよければ問題にならないところで、ローソン自体はBSやCFに致命的な影響を与える業績低迷は現状考えにくいので留意点程度。

総合して、低迷?からの反撃期にきてるような?感はあります。

評価。

PER15のPBR22.6ほど。PER15ほどというのはローソンを過去から見てかなり低いほうのPERと言えます。その意味で過去最高益でROEも高そうに出る中で低PERなんじゃない?は一つの視点。

一方で、PBRだと上も下もあるというか、2015年位だともっと上だけどここ5年だと高PBRであり、現在回復というか高ROEに向かってる業績が逆行したら結構厳しくなりそうな感じではあるので、どうみるかというか、現状回復してきてそうな業績の傾向が続くとするかどうかでしょうか。目先は回復してきてますね。ついでに配当利回りも3%あり好調で利回り3%は見れるかなとは。まあこれも配当性向で区切られている以上減益とか来ると即減配でここも業績次第なんですが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2651

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2651

IRBANK:https://irbank.net/2651

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

特にないかなあ。ってそろそろ年末ですけど。はやいものですね。歳を感じる。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表

 

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